音威子府から稚内
JTBではJR北海道・北海道各地フリー切符を販売している。その中で道東フリーキップを買い求めた。
そして丁度実施されていた北海道ふっこう割を使って、念願の冬の北海道鉄道旅行に出かけた。その北海道冬紀行9回目。
札幌から根室を経由し釧路で一泊、知床から網走で宿泊、旭川経由稚内に向かう。
旭川出発が12時31分、ここ音威子府には16時に着いた。
音威子府で1時間ほど列車は停まる。
この音威子府からは浜頓別経由で稚内に向かう天北線が分かれていた。
天北線資料室がある。天北線は名寄本線と同じく1988年に廃線となった。
天北線は「天塩国」と「北見国」を繋ぐことから名づけられた。
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北海道は経度からいっても日本の東端になり、明石を基準とする日本標準時では日の更けるのが早い。
16時にはほぼ闇の世界となった。
宗谷線終着駅 稚内
いよいよ稚内に到着
19時49分定刻通り稚内に着いた。この時間駅は無人、同じ列車から降りた人が三々五々散ってゆく。
駅前のホテルを予約していたのでホテルに向かうが、やはり凍結している。
近くだからとそのまま歩いた。寒風が吹き頬を刺す。
稚内駅前にはホテルが二つあった。
ANAクラウンプラザホテル稚内と天北の湯ドーミーイン稚内。
覚えていたはずの旅行代理店でもらった地図は、デフォルメされていたので頭の中の方位と若干ずれがあった。
90度!違った方向へ進んだ。
その夜は雪は降っていなかったが道路は凍結、その上稚内といえども夜8時前は結構車が走っている。
おぼつかない足取りで道路を渡りホテルに着いた、と思ったらANAクラウンプラザホテル稚内だった。
宿泊予定のドーミーイン稚内はそこに見えるが強い風と、凍結した道路なのでここでゴムアイゼン下記画像を装着した。
そしてやっとのことでホテルに着き、荷を解いた。
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いろいろ物色したが寒いのでホテルの向いおでん専門店「おまん」で夕食
ここは冬の北海道でも増毛ではなかった。
しかしどこか「桐子」を思い出させる女将だった。
REMEMBER3.11