食堂てんぐ
11月3日は文化の日
かねてより予約していたコンサートを聞きにいった。
コンサートは午後2時開演
月曜日でいつものラーメン屋は休業なので、同じ麺類つながりということで叡電交差の「てんぐ」で昼食
ここは昔それこそ月に何回かの頻度で通ったお店。
家族経営だろう数人で行列のできる店を賄っている。
名物はカレーうどん。
10年ほど前はたしか480円だった。安い。
いまも見ると「名代てんぐ カレーうどん」は680円との表示
懐かしくそれを頼んだ。
この店は行列ができるほどの人気だが、お客はごく近くの人が多い。
店内は混んでいるのでいつでも相席が必須となる。
遠方からの初めての客は入るタイミングが分からないことが多い。
今日も前のカップルが「入っていいのかな・・」なんて話している。
そこで「入っていいんですよ。ただし相席で客が割り込んでくる」と助言
案の定カップルの座った席あいたところへ(慣れていると思われる)二人連れが相席となった。
わたしは一人客のところへ相席。「いいですか?」と尋ねても返事なしで黙々と麺をすすっている。(このあたり常連客なのである)
冷たいお茶がクーラーにあるのでセルフサービス。
20人くらいの客を相手に女将さんがひとりで切り盛りする。
狭い通路を出来上がった品をもち見事に立ち回る。
座った順番を間違えることはない。つまり注文を聞く順番、出来上がった品をとどける座席を間違えることはない。
この辺り昔と全然かわらない。
この店には「キーソバ」というものがある。
なんのことはない中華そばのことであるが、カレーキーソバやなべ焼きキーソバなんてメニューができる。
今日は名代てんぐカレーうどんと稲荷ずし1個のセットで770円
さっと座り、麺をすすり、さっと勘定を支払う、なんてのがマナーにもなっている。
店をでても外は小雨。
傘を持っていなかったのでバス停まで小走りに駆けた。
*
コバケン
コンサート会場はロームシアター京都、昔の京都会館である。
大勢のおじさんおばさん、初老の人々が詰めかけている。

演目テーマは「コバケン・ワールド」inKYOTO
・グリンカ:ルスランとリュドミラ
・チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲イ長調
・ドヴォルジャーク注:交響曲第9番「新世界より」
(注 一般的またwikiでは「ドヴォルザーク」となっているがパンフレット表記は「ドヴォルジャーク」)

有名どころの演目で2曲目が終わったあとチェロ宮田大のアンコールは、
カザルスで有名なカタルーニャ民謡「鳥の歌」
コバケンに迫られたアドリブ(?)のアンコールであった。
最後も超有名な「新世界より」
途中後ろの席でスマホの着信音がなるハプニングがあり、周囲の席から非難囂々。
スマホ主は、奥さん(らしき人)からずっと叱責されていた。
*
ダニーボーイという曲がある。
ビートルズ「愛こそはすべて」のエンディングでそのメロディが印象的に使われているし、また映画「男はつらいよ 寅次郎物語」では、
満男が「人間は何のために生きてんのかな」と問うと、
車寅次郎は「生まれてきてよかったなって思うことが何べんかあるじゃない。そのために人間生きてんじゃねえのか」
なんて台詞とともに背景に流れている。
なんとなく突然流れてくるメロディという印象がある。
またダニーボーイといえばハリーべラフォンテの詠唱が思い起こされる。
Googleに聞くと
欧米人にとって「ダニー・ボーイ」は、アイルランドのアイデンティティ、別離、そして郷愁の象徴です。特に、出征する子供を想う親の切ない心情を歌った歌詞が有名で、アイルランド系移民が世界中に広めた代表的な曲として親しまれています。
この曲がコバケンではアンコールで演奏される。
それは必然になっているらしい。
2025年3月のコバケン大阪フィルの公演でもアンコールとして演奏された。
コバケンは85歳らしい。そのスケジュールを見てみるとは多忙を極めている。
元気だ。
































































