紙つぶて 細く永く

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ことば

岩波書店からの返事

岩波文庫がぼろぼろになった 何回目かの再読をしようと岩波文庫を探し出し読もうとしたら、表紙と目次頁から何ページかが外れ、ページも茶色くなっていた。 奥付を見ると50年ほど前の本だ。酸性紙でもうダメなんだなと思いつつ下記のように投稿した。 「く…

識者の文章

好まれるニュートラル 最近の風潮に合わせていわゆる識者の文章が変わってきた。 ともかく世の中のトレンド=右傾化には抗えない、と文章中に予防線を張る。 ここでは代表として橋本治氏の文章を取り上げる。 * この文章は 昨年国会で可決されてしまった安…

戦争と知識人 そして

「きけわだつみのこえ」は死に意味をあたえようとする精神的な努力の集成であるということができる。 しかし、加藤周一「戦争と知識人」を何度読んでも最近の情勢は戦前の空気ににていると思える。 前川氏ではないが今私たちはまったくファシズムの入り口に…

副総理で(さえ)教養は必須だろうに

セクハラの罪は非親告罪に変わった Q セクハラは違法なんでしょうか?例えば、ある女性の身体的特徴を本人に嫌がらせで言ったり、足を触ろうとしてくるとかは犯罪ですか? 弁護士の回答民事的には不法行為として賠償の対象となるでしょう。 刑事的には、 身…

言葉を失った発言者

ジャーナリストの中には冷めた目で第二、第三の「田崎スシロー」になっている輩がいる。特に国際経験豊富で国連に詳しいジャーナリストの女性某大崎氏は自衛隊員を海外の現場で見たり接したりするのであろう。 彼女が現場を思い、現在日本でこの自衛隊をとり…

民衆に寄って

「10月27日、州議会による一方的な独立宣言に踏み切り、中央政府から解任されたプッチダモン前州首相は 「フランコ独裁以降、最悪の攻撃」と語り、歴史的な「恨み」の構図をラホイ首相と自分との関係になぞらえた。 州庁舎前のデモに加わっていた事務職…

そんな中edanoコールが響き渡り

まだ、思考が停止している。 「現下の厳しい国際情勢に鑑み、現行の安全保障法制については、憲法に則り適切に運用する。その上で不断の見直しを行い、現実的な安全保障政策を支持する」 この一文を含む「政策協定書」(踏み絵)にサインした主が、この文書…

政権交代論への疑問

共産党の「現実路線」は表面で見えるものとは異なり、深く静かに進行し相当なもののようだ。しかし、それにも関わらず予想もしなかった「前原の計算ミス」によって現実路線は大きな実を結実することにはならないかもしれない。 選挙結果によって、与党野党の…

言質を取る

S氏「Mさんがこのように言っている(とAさんから報告をうけていた)」M氏「私は(Aさんに)そのようなことを一切申し上げたことはありません」この発言の経緯を考慮すると、S氏=菅官房長官、M氏=前川前事務次官が虚偽の発言をしていないなら、「A…

主語

主語文の生分の一。 述語に対して主格となる語 「花咲く」「成績が良い」の「花」、「成績が」などで、主に体言からなる。日本語では明示されないこともあり、述語の修飾語とする説もある。 判断(命題)においてわれわれがそれについて何かを主張する当のも…

思いついた言葉

(今頃になって合点がいった)クリントンは女性としての、資質で負けたのではなく、リーダーとしての資質に劣ると判断された。 *広辞苑によると忖度(そんたく) 他人の心中をおしはかること。推察 思惑(おもわく) 相場の暴落を見越し、その差金を得る目…

カイゼン

進歩には改善が必須であり、進歩は日々の改善の集積である。としみじみ思う。 // REMEMBER3.11 不断の努力「民主主義を守れ」

ならば『土人』と呼べますか

その認識に誰しもが驚いたであろうが、そのあまりの無知にも驚いた。というのもかって以下のような騒ぎが国会であったからだ。今から20年前に国会で「土人」という言葉について騒がれたことがあた。アイヌ民族を対象にした「北海道旧土人保護法」という法…

探偵!ナイトスクープ 「全国アホ・バカ分布考」その3

「アハウ」の中国語「阿呆」が中国の揚子江以南で使われていた。 現代でも「中国」(チョングオー)を「チュウゴク」「毛沢東」(マオツォートン)を「モウタクトウ」と読む。 「阿呆」を「アハウ」と読んでも不思議ではない。 中国語の講師である胡金定氏に…

探偵!ナイトスクープ 「全国アホ・バカ分布考」その2

京都では「バカ」が古く、「アホ」が新しいという推定には調べると文献から判断して無理があった。 すなわち文献での出現順が逆になっている。 「アホ」は鴨長明(没年西暦1216年)が晩年に書いた「発心集」の中に「アハウ」として出てくる。 一方「バカ…

変わらないことの意味

先日、『沖縄への短い帰還』という本を那覇の出版社から出したのを機に沖縄に帰った。 ぼくはかつて十年に亘(わた)って沖縄に住んだが、それも今は昔、その後はいつ行っても短い帰還でしかない。*池澤夏樹氏の文章はこう始まる。そこで私は考えた。彼は住…

探偵!ナイトスクープ 「全国アホ・バカ分布考」その1

「全国アホばか分布考」松本修著という本がある。 大阪朝日放送(正しい名称は朝日放送なのになぜか大阪を付ける習慣があるなあ) のかってのテレビ番組「探偵!ナイトスクープ」で視聴者からの疑問に答える形で始まった全国アホ・バカ分布調査の集大成で、 …

勘違い三題噺

今までの実績で剛腕の大谷とはいえるが、けして豪打の大谷とは云えない。したがって投手1本に絞って磨けばさらにすごい野球選手になる、というのは理屈であって人生そううまく行くものではない。と普通なら今のまま二刃流を続けるだろうがそれは惰性という…

今日の言葉

かってソクラテスはいった。私たちはその解法が分かっているものを「問題」としない。またその逆に、その解法がまったくわからないものも「問題」としては意識しない。私たちが「これが問題だ」と言うのは、まだ解けていないが、時間と手間をかければいずれ…

目一杯落ち込んだ時の一文

表には7人の敵がいる。世の中を渡るというたいそうなものではないが、社会活動をすると自ずから「壁」ができてしまうものなのだ。進むという行為が波風を立てるという事実でいうと、人生そのものが波風をたてるものともいえる。辛い状況は生きているがための…

今日の一句

悩む人にこそ春は来る // REMEMBER3.11

ヤジ 広がる波紋 続

OCNブログ人終了に伴って移動してきました/元ブログhttp://greengrass.blog.ocn.ne.jp/ * 「ある種の人格」所有者には思い込みによって間違い情報が刷り込まれると修正できないという性癖がある。 「政治については深く考えた」「努力もした」「この考えは…

ヤジ 広がる波紋

今回の都議会でのヤジの文言内容も当然非難されるべきであるが、自分の言動に責任を持てない「政治家ならぬ政治屋」にあきれる。自身の発言すなわち言葉に責任が持てない輩である。「自身の発言」に非があるから発言者は私ですと名乗れない、すなわち公衆の…

家業(稼業ではないよ)

岸信介・安倍晋太郎・安倍晋三と三代続いた家業です。家業には家訓があります。秘密法や集団的自衛権は家訓のようなものです。老舗のうどん屋さんがうどんを作るのといっしょです。家訓に理屈(で反論しようとしても理屈は)は通りません。安富歩http://anmi…

二重基準

この新聞記事に驚いた。*発表によると、堀場警視は7月21日午前、署員3人と県内のゴルフ場でプレーした際、プレー前に生ビールの中ジョッキ1杯とプレー中に350ミリリットルの缶ビール1本を飲んだ。ゴルフを終え、夕方に自家用車を運転して名古屋市…

旅立ち

少し早い桜が祝福するように咲くころに、卒業する君へ温和な笑顔 山が好き何事も笑顔と体力で解決できた時代は過ぎたこれからは社会という得体の知れない怪物が相手のときであるこの社会には恫喝を有力な解決法と考える一群の人たちがいる一方、流れるままに…

野球の時代は終わった

ことばのかわりに、見知らぬ他人とボールをかわす。そして確実にそれを受けとめてから、また相手に投げ返してやる。そのキャッチボールの反復の中で、次第に人間相互の信頼といったものが、生まれてくる。ことばになら裏切られるかもしれないが、ボールにな…

官僚の作文

前回の「災害と防災学」の疑問「VICSの混雑表示がなぜ「赤」「オレンジ」「緑」なのかも不思議」からVICSセンター サービス・サポート・センターへ質問した。*回答は下記であった +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++…

方言

最近の書評にこんな文章が載っていた。少し違和感を覚えた。*「ひったくり許しまへん」。11月20日付本紙(大阪本社版)の京都市内ニュース面に、こんな見出しが躍っていた。京都市のひったくり発生件数が全国ワースト2という記事だが、驚いたのは中身…

伝えるとは

数多くの情報が飛交う中で、メディアの真価が問われている。何を伝えるか、数多くの情報が飛交う中でまずその選別時点から判断能力が問われる。*その情報は、複数の情報源からのものか、そして、真実にどれだけ迫っているか、これが重要真実に肉薄したこと…