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日本の鉄道はこのままでいいのだろうか 57 北海道鉄道冬紀行13

小樽

いよいよ小樽に着いた。

2回目の小樽。いや短時間滞在をいれると3回目。

その2回は雪のシーズン。今回も内地出身を自覚して(?)すべらないように時にゴムアイゼンを装着し歩いた。

小樽ではいくつか宿泊候補ホテルはあったが、ホテルノルド小樽を選んだ。

初日札幌のホテルはホテルマイステイズプレミア札幌パークでホテルノルド小樽は奇しくも同じ系列だった。

ノルド小樽は小樽駅からは歩いて7-8分。

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ただしこちらは大浴場はなし。単に小樽運河に近いということから決めた。

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重厚な建物だった。

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ホテルには18時過ぎに着いた。稚内からは430kmくらいになるが、朝10時27分発で8時間ほどの移動時間だった。

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北海道での各日の移動距離と時間を比較すると、

  出発地 乗車 目的地 到着 移動時間 距離km
第一日 札幌駅 7:00 釧路駅 15:51 8:51 619.3
(内釧路----根室普通列車往復) (4:39) (270.8)
第二日 釧路駅 8:57 知床斜里 11:11 2:14 131.8
知床斜里 16:33 網走駅 17:17 0:44 37.3
第三日 網走駅 8:06 稚内 19:49 11:43 497.1
(内旭川----稚内普通列車 (7:18) (259.4)
第四日 稚内 10:27 小樽駅 18:12 7:45 430.0
(内稚内----旭川普通列車 (5:28) (259.4)

上図で   の部分は特急乗車が含まれる行程

当然ながら特急が含まれると移動距離も多くなる。今回のようにポイントを置いて各地を回る計画なら鉄道での移動も捨てたものじゃないと実感した。

早速近くの寿司屋に出かけた。

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雪はまばらに降っていた。

ここでもインバウンドが多く、店内ではチャイニーズやコリアンの声がが飛び交っていた。

若年層が多く、席についてからも支配人らしき人に窓側に席を移動したいとか、「この寿司セットはこれに変更できないか」、みたいなことを交渉していた。

側にいる彼女の手前ということもあるが、主張はするという意地みたいなものが充分感じられた。

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他国籍のひとは主張が強いとか、礼儀の基準がことなるとか喧しいこともきくが、

ひるがえって釧路湿原茅沼駅でひとり降りていった中国語を話す女の子を思い出した。

郷には郷の文化があり、それを他郷の人間が自身の基準で判断することはバイアスをかけることになる。

これからの日本はなおのこと、この試練に突き当たることになる。

 *

 

小樽市の人口を調べて驚いた。

小樽市国勢調査人口の推移
年  増減
1920 108,113  
1925 134,469 26,356 24.4%
1930 144,887 1,0418 7.7%
1935 153,587 8,700 6.0%
1940 164,282 10,695 7.0%
1945 164,934 652 0.4%
1950 178,330 13,396 8.1%
1955 188,448 10,118 5.7%
1960 198,511 10,063 5.3%
1965 196,771 -1,740 -0.9%
1970 191,856 -4,915 -2.5%
1975 184,406 -7,450 -3.9%
1980 180,728 -3,678 -2.0%
1985 172,486 -8,242 -4.6%
1990 163,211 -9,275 -5.4%
1995 157,022 -6,189 -3.8%
2000 150,687 -6,335 -4.0%
2005 142,161 -8,526 -5.7%
2010 131,928 -10,233 -7.2%
2015 121,924 -10,004 -7.6%

直近の人口は最盛期の61%ほどになっている。

私の頭では札幌のベッドタウンとして人口は少なくとも維持していると思っていたが、毎年2000人ちかく(国勢調査は5年毎)減少している。

小樽市のHPには以下、原因としての解説が載っている。

市民意識 ・若年層の移住志向
  • 札幌近郊住民と比べ、30代以上の小樽市民の定住志向は高い
  • 20代以下の若年層は、小樽からの転出志向、他市町からの転入志向が高い
  • 小樽市の総合満足度が高いほど、定住志向が強い
    • 小樽市民の満足度が低いもの
      • 周産期・小児・重篤な病気・怪我等の医療、子どもの遊び場・公園、除排雪
    • 総合満足度と相関が高いもの
      • 鉄道交通の利便性、除排雪、街の雰囲気、商店活気、生活・住居コスト、住民人柄
    • 重要と考えるが満足度が低いもの
      • 生活コスト、除排雪、商店の活気
  • 札幌近郊住民は、小樽への満足度が高い人ほど小樽への移住志向が高い
    • 世代と距離により異なり、他地域に比べ札幌市西区女性の小樽市への移住志向が高い
    • 居住地に求めるもの
      • 街の雰囲気、買い物の利便性、生活・住居コスト、鉄道交通の利便性、除排雪
  • 関わりが深い、サービスを必要としている世代・性別ほど、より不満を示し、重要視する傾向

どうやら札幌市を強く意識し、小樽から札幌への移住を懸念している様子がうかがえる。

札幌から小樽はライナーで30分ほど。通勤するにせよいい距離感だ。距離ではなく住環境に不満なのかなあ。

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2017/18年JRの決算より
  • JR北海道
    2017年度赤字「▲525億7600万円」
    2018年度赤字「▲559億8200万円」
  • JR四国
    2017年度赤字「▲119億0900万円」
    2018年度赤字「▲123億3300万円」
  • JR東海
    2017年度利益額「5870億円」
    2018年度利益額「6127億8400万円」
    (2018年リニア新幹線関連投資額2500億円)

REMEMBER3.11