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日本の鉄道はこのままでいいのだろうか 54 北海道鉄道冬紀行10

稚内

JTBではJR北海道・北海道各地フリー切符を販売している。その中で道東フリーキップを買い求めた。

そして丁度実施されていた北海道ふっこう割がとれたので、念願の冬の北海道鉄道旅行に出かけた。その北海道冬紀行10回目。

札幌から根室、釧路で一泊、知床から網走で宿泊、旭川経由稚内まで来た。

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こうして通過経路をみると、JR鉄道線は海岸というより少し内陸を走っている。

海岸の路線では片側は海となり周辺人口を考えると、不利だ。内陸は線路両側に住民が住む、ということか。

帰宅後毎回思うことだが、乗り鉄の悲しさ、あまり通過する街を観ない。

この稚内にせよ稚内駅ではなく南稚内駅の近くに人が多く住む。

 

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稚内市付近

その稚内駅前天北の湯ドーミーインに宿泊した。

稚内は風が強かった。それこそ寒さが頬に刺すような風だった。気象庁の資料で最大風速の歴代ランキングを調べると以下のとおり。

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気象庁HPより

富士山頂はもちろん山の上や岬が多い。その中北海道の寿都が最大風速全国10位に入っている。

風速と瞬間風速日本国内において単に「風速」という場合、地上気象観測では、地上約10メートルの高さにおける10分間の平均風速を表し、0.25秒ごとに更新される3秒(12サンプル)平均を瞬間風速という。

しかし気象庁のデータを調べると稚内はこの寿都よりも年間平均風速が高い。元来風の強い岬の突端なのだ。

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昨夜も間違って行ったANAクラウンズホテル前で、着用したゴムアイゼンの袋が風で飛ばされた。

あれよあれよという間に、ビルの壁にあたり跳ね返り、海と思われる方向へ飛んでいった。

稚内のこのホテルにはその名の通り大浴場がある。

最上階10階にあり、露天風呂が付随する。

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ホテルのHPより

周囲を材木やカヤで囲われているが、ひとり露天風呂につかると、「ビユー」と頭の上を猛烈な風が吹きすぎる。湯の中で寒くはなかったが、それは得も言われぬ体験だった。

また気象庁のデータ(気象庁|過去の気象データ検索)で見ると、当日外は西の風6.2mマイナス5度だった。

 

稚泊航路

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朝になり、今日の列車出発が10時27分発とゆっくりなので、昨日のゴムアイゼンの袋を探しがてら散歩に出かけた。

空には少し雲はあるが日が差している

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戦前には稚内駅から樺太への連絡船があった。かっての青函連絡船のように列車が船に乗り入れ稚泊線として樺太までつながっていた。その遺構があった。

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稚泊航路

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稚内駅の前にはその線路が少し残されている。日本鉄道旅行地図帳にも稚内駅から半島先端に線路が刻まれていた。

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稚内駅前の稚泊線線路

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駅構内にあるkanepoppo
「kanepoppo」作品設置の経緯駅員が手に持っている鐘は、平成5年(1993年)にJR東日本がサハリン鉄道に鉄道車両を無償提供した際に返礼として受贈したものである。
この瞳は、樺太が日本領土であった時代、機関車の汽笛代わりに使われていたと伝わるものであり、「サハリンの瞳」としてJR東日本に展示されていた。
その後、彫刻家流政之氏がJR東日本松田昌士合長(当時)を訪問の際、
「サハリンの鐘」を目にして、「この鐘はサハリンを望める北の地に置き、日本とロシアのポッポヤの友情と絆を伝え残そう」と提言した。
平成16年(2004年)7月の「寝台特急カシオペアデビュー5周年記念イベント」の際に、JR東日本から当社(JR北海道)に寄贈され、本社ロビーに展示していた。
稚内駅整備に合わせて、「サハリンの鐘」の設置方法について流氏と検討を進めてきたが、流氏より「サハリンの鐘」と一体となったモニュメント制作の提案があり、JR北海道文化財団と共同で(ここに)設置することとした。



稚内は朝も風は猛烈に強かった。帰宅後下記調べると、

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気温マイナス3度、風力7mくらいはあったらしい。

駅前を四角形に歩いたがもちろん昨日のゴムアイゼンの袋は見つからず、早々に引き上げた。

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稚内駅にゆくと旭川方面への戻り客はにぎやかだった。

構内には土産物店やコンビニがあり、土産物や弁当を購入し列車を待ち並んでいた。

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2017/18年JRの決算より
  • JR北海道
    2017年度赤字「▲525億7600万円」
    2018年度赤字「▲559億8200万円」
  • JR四国
    2017年度赤字「▲119億0900万円」
    2018年度赤字「▲123億3300万円」
  • JR東海
    2017年度利益額「5870億円」
    2018年度利益額「6127億8400万円」
    (2018年リニア新幹線関連投資額2500億円)

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