紙つぶて 細く永く

右の「読者になる」ボタンをクリックし読者なっていただくと記事更新時にお知らせが届きます。

}

映画

生きる人間は紙っぺらじゃないのだ

「新聞記者」 映画「新聞記者」を見た。 松坂桃李 「若き内閣情報調査室エリート官僚杉原拓海」 シム・ウンギョン 「新聞記者吉岡エリカ」 田中哲司 「内閣情報調査室参事官多田智也」 北村有起哉 「吉岡記者の上司陣野和正」 西田尚美 「元北京駐在の外交官…

映画VICE

クリスチャン・ベール 映画VICEを見た。 こてんぱにディック・チェイニー元副大統領を指弾している作品だ。 2001年9月の同時多発テロ事件当時に、副大統領だったチェイニーを取り上げた作品。 若き日20代のチェイニーから晩年のチェイニーまでを…

ベニスに死す

マーラー5番:アダージェット 京都・国際音楽学生フェスティバル2018に誘われて、5月26日に京都アルティへ行った。 このフェスティバルには、ウィーン国立音楽学校、シベリウス音楽院、パリ国立高等音楽院、ベルリン芸術大学、リスト音楽大学、ミラ…

Bridge of Spies

痛く感動して、ソ連のスパイ、ルドルフ・アベル(トーマス・ワッターズ)の演技を見ていた。 冷戦の中、敵国で冷静に落ち着いて未来を見つめる眼に感動したのだ。検索するとアカデミー助演男優賞受賞とききさすがだなと感じた。 原因はアカデミー賞授賞式は…

タワーマンション司法

名画の帰還 映画「黄金のアデーレ 名画の帰還」 クリムトの「黄金のアデーレ」の経緯を描いた。実話に基づく。 主演は名優ヘレン・ミレン、相手役にライアン・レイノルズ 誰でも一度は目にしたことはあるだろう名画「黄金のアデーレ」は、当時ウィーンの銀行…

ブルックリン 主演シアーシャ・ローナン

土曜午後3時からのアポイントで時間があったので、エイヤっとプログラムから題名のみで映画を見に行った。「ブルックリン」 主演シアーシャ・ローナン調べると彼女は「アメリカ合衆国のニューヨークに生まれる。両親は共にアイルランド人で、父親のポール・…

火星の人 映画「オデッセイ」

原作火星の人をよんでから、映画「オデッセイ」を観に行った。アメリカ人は「ハッピーエンド」を好むと聞いていたがなにもここまで尾ひれをつけることは不要なのでは。 その原作にない尾ひれ1、 まず無事帰還したワトニーがNASAで後輩の宇宙飛行士に講…

バードマン

「バードマン」に「辺見エミリ」がでていた、といのは嘘で娘役のエマ・ストーンがよかった。辺見エミリにそっくり。目つきがよい。下積の多さと長さに比例してよい役者が出現する環境が整うようだ。ほぼ劇場の中だけという設定の映像 「演技」と「現実」に焦…

映画小さいおうち

山田洋次監督の映画「小さいおうち」。淡々と移り行く時を描写した今までの作風と少し異なり、「平井時子」のロマンが大きな主題となっている。感情のままに生きる「平井時子」と自我を主張できない「布宮タキ」ひとはその刹那に正しいと思う、ことをする。…

東京物語

山田洋次監督の「東京家族」。松竹の先輩小津安二郎監督に捧ぐとクレジットされた映画を鑑賞。期待多くもって見た故か、少し残念という気がする。山田監督は、モチーフの元となった小津作品「東京物語」には通奏低音として、虚無感があると述べている。一方…

映画

「HAL」といえば・・・そう「2001年宇宙の旅」です。このようにあるフレーズで思い起こせる映画特集です。 (ちなみに「HAL」は当時巨大企業であった「IBM」を1文字ずらして設定されたらしい?) 「ミルクを飲む掃除屋」 「扉にさされた十字架」 答えは次回…

海炭市叙景

待った。ただひたすら兄の下山を待ち続けた。まるでそれが、わたしの人生の唯一の目的のように、今となっては、そう、いうべきだろう。冬の夕暮れが急速に近ずいている。そろそろ見切りをつけるべきかもしれない。そのきっかけがわたしには見つからなかった…

「借りぐらしのアリエッティ」

連れ合いと「借りぐらしのアリエッティ」を観にいった。時間の関係で昼食を摂れずに、ホールの中でポップコーンを思いっきり食べた。そして眠った。目を覚ましたところで、エンドロールが流れていた。これも人生?