こそっと能登まで
久しく鉄路を走っていないので、列車に乗りたくなり未踏線ではないが能登まで往復した。
突然思い立って白米千枚田を見たくなったからだ。
行程表
【凡例】
駅 | 駅名 数字は滞在時間 |
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乗降客 | 一日当たり 駅別乗降客 |
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路線 | 路線区分 | |||||||||
所要 時間 |
駅間の運行時間 | |||||||||
6時 | 出発 | 列車番号 | ||||||||
所要時間 | 到着 |
JR西日本では「北陸乗り放題きっぷ」を販売している。
三日間有効で北陸フリーエリア内の普通から特急までの自由席が乗り放題となっている。
京都から北陸線七尾線 | ||||||||||
駅 | 京 都 |
敦 賀 |
福 井 |
金 沢 |
七 尾 |
穴 水 |
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乗降客 | 4065920 | 7178 | 20514 | 45789 | 2313 | 121 | ||||
路線 | 北陸線 | 七尾線 | のと鉄道 | |||||||
6時 | 59 | サンダーバード 1号 |
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7時 | 2h 14 |
58 | ||||||||
8時 | 31 | |||||||||
9時 | 13 | |||||||||
52 | 839 M |
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10時 | 1h 27 |
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11時 | 19 | |||||||||
43 | 133 D |
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12時 | 40 | 23 | ||||||||
所要時間 | 2:14 | 1:27 | 0:40 | |||||||
区間距離 | 224.8 | 54.4 | 33.1 | |||||||
時速 | 100.7km | 37.5km | 49.7km | |||||||
停車駅数 | 3 | 22 | 7 | |||||||
駅間 |
44'40 | 3'57 | 5'43 |
朝京都駅を6時59分発のサンダーバード1号は、京都駅をでると敦賀駅、福井駅そして金沢駅と三駅のみの停車となる。
所要時間も2時間14分と早い。
北陸フリーエリア
北陸のフリーエリアは、西は「小浜」から東は「越中宮崎」、北は「和倉温泉」まで。
もちろん、北陸新幹線「金沢-黒部宇奈月温泉」間や区間内のIRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道も乗車可能。
下図白線の内側がフリーエリア
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金沢駅に到着が9時13分。次の列車で悩んだ。
フリーキップで特急でも乗車可能。10時15分発の特急「花嫁のれん」なら和倉温泉着が11時42分。
9時52分発の普通839Mなら七尾駅乗換で和倉温泉駅着は11時49分。
目的が白米千枚田なので少しでも早く着こうと、みどりの窓口へ。
係員に案内を聞くと、なんのことはない「花嫁のれん」は指定席のみで自由席なし、したがって北陸乗り放題きっぷでは乗車できません、とのこと残念。
(戻ってから調べた。この北陸乗り放題きっぷはフリーエリア内の特急指定席も別途指定特急券を買えば乗車できた)
一転し朝も早かったので、朝食に金沢駅白エビうどんをかき込んで9時52分発の839Mに乗った。
のと鉄道
のと鉄道はもちろん1両ワンマンカーで七尾駅から穴水駅まで10人程度の乗客だった。帰りも同程度だった。
また途中高校生が結構乗り降りした。のと鉄道沿線には高校が数校ある。地方鉄道の乗客は高校生が多い。
当然定期券通学ともなり一般よりも運賃は安い。その中で生活基盤をささえる地方鉄道は走る。
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金沢輪島間には北陸鉄道が高速バスを走らせている。
金沢駅西口9時25分発の場合、輪島駅着11時39分、2時間14分で運賃は2300円
北陸乗り放題きっぷを使った場合と比較すると。
金沢から輪島 | ||||||||||
駅 | のと鉄道 | 高速バス | ||||||||
金沢発 | 9:52 | 9:25 | ||||||||
七尾着 | 11:19 | |||||||||
七尾発 | 11:43 | |||||||||
穴水着 | 12:23 | |||||||||
穴水発 | 12:30 | |||||||||
輪島着 | 13:09 | 11:39 | ||||||||
乗車時間 | 3:16 | 2:14 | ||||||||
運賃 | 2420 | 2300 | ||||||||
北陸乗り放題 きっぷ利用 |
1110 |
鉄道は不利だなあ。
輪島市民も金沢へでる、となるとまず高速バスの利用を考えるようだ。
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輪島駅
現在の「輪島駅」に駅舎がある、これは2001年輪島駅穴水駅間の鉄道が廃止となってから建造されたもので道の駅となっている。
輪島駅から白米千枚田までは路線バスで20分ほど。
平日そして解除されたとはいえコロナ禍の影響からか人影は少なかった。
田の水面に空が映り込む時期がよかったのだろうが、外出決定するのが難しく結局少し遅れてしまった。
衛星写真でみると道路が横切っているがまだ山腹に向けて田が広がっている。
バスは片道20分くらいだった。
往復のバス時効表の関係で現地での滞在は2時間半くらい。十分すぎた。
最後は横にある道の駅でソフトクリームを食べながら時間を持て余した。
宿までも30分ほどなのであわてることもなくのんびりとした一日となった。
しかし輪島駅に戻った時には雨が降り出していた。宿に近い途中のバス停で下車民宿寅さんに駆け込んだ。
輪島港に近い朝夕にかもめがやってくる宿だった。
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REMEMBER3.11