紙つぶて 細く永く

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勘違い三題噺

今までの実績で剛腕の大谷とはいえるが、けして豪打の大谷とは云えない。したがって投手1本に絞って磨けばさらにすごい野球選手になる、というのは理屈であって人生そううまく行くものではない。
と普通なら今のまま二刃流を続けるだろうがそれは惰性というもの。ここは投手に絞って練習をするほうがいい。投手は中6日で登板することが多いので、投手の大谷を優先すると登板日はともかく登板翌日から2,3日は休養のため試合に出られない。もちろんその間他の選手がでるのであるが、このことは代わりに出場する選手にとってみれば迷惑な話。大谷の打点は22(35試合/チーム試合数56)である。これはジャイアンツでいうと亀井(43試合/チーム試合数56打点20)クラスである。
もちろん野手に専念し打点を稼ぐこともいいだろうが無理な話。あの163kmは捨てられない。

先日行った講演で「64」の話になった。その方が最初に云った、最近ロクヨンという映画が人気でその言葉を聞いた時に、日本でも天安門事件のことが映画になる時代になったかという感想をもったそうです。昭和64年は昭和天皇の逝去により1月7日まで、1月8日から年号は「平成」に変った。映画「64」はその昭和64年におこった事件という設定。しかし天安門事件はまさしく、「昭和64年」1989年6月4日におこったので件の講演者は思わず天安門事件の映画と勘違いしたそうです。講演者は元朝日新聞中国特派員の加藤 千洋氏です。中国での取材経験を踏まえた講演「日中関係とメディア報道ー「中国の脅威」は虚か、実かー」というテーマでした。

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その後わかったことですが加藤さん、映画「64」の試写を観てるんだって、ひとの悪い。iPS細胞研究所の山中教授が講演の心得について語った、「講演ではなにか一つギャグを入れる」という説に因んでの前ふりでしたからきっとそのつもりなんでしょう。時間差のあるギャグでした。
特ダネ記事の話等なかなか面白い講演でした。内容は「危険なレベルとは思わないが中国の脅威は増している」というものでありました。
最後のいくつかの質疑応答の中で一人質問者が加藤氏がその質問への回答中に帰ってしまった。うーん。

舛添記者会見。それにしても資質の低い記者が目立った。進退について質問し、知事が「それは明日からの都議会の先生方との議論の中で考えてゆく」と答えると、いきなり「やめないことで都民は納得するのでしょうか」と論を早める記者、「元新聞記者で現在出版社社長」を「新聞社社長」として質問を進める記者、あとでお詫びの訂正でもするんだろうか。ジャーナリストの資質が問われる。
クレヨンしんちゃんの本を、支持者から口の悪いこどもという相談を受け参考にしたいのでかった、という強弁はどこに消えたのか。書をするときに絹の中国服を着るという言い訳と五十歩百歩であるが前者は不適切で後者が適切という切り分けは誰しもが判然としない。弁護士両名は厄介な問題に足を突っ込んだものだ。
このような些細な問題に時間を割くよりは都知事としての職に相応しいか否かという問題にはもう結論が出ているように思うし、それをわかっていながら自省しない本人ということか。
(まさかこの両名の弁護士費用は泰山会から、すなわち政党助成金から出ているのではないでしょうなあ)

 

 

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」