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政権交代論への疑問

共産党の「現実路線」は表面で見えるものとは異なり、深く静かに進行し相当なもののようだ。
しかし、それにも関わらず予想もしなかった「前原の計算ミス」によって現実路線は大きな実を結実することにはならないかもしれない。
 選挙結果によって、与党野党の構成が現在より変化したとしても、三極の比率はそれこそ各三分の一となり、小池新党は自民党・維新と手を組みやはり、衆議院の7割を占める、というようなことになりそうだ。
それならなぜ解散したのかということになるが、解散は憲法改正へのgoを求める解散だった、なんて後付けの理由を掲げ必要議席を連立で獲得した、自民・小池新党・少数の維新(もちろん公明党は外される)という改憲勢力で、「めでたく国防軍集団的自衛権」認証の憲法にとりかかる、なんてことになりそうだ。

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 なら最初から解散などせずに三分の二保有する現政権で公明党)と憲法改正発議をすればと思われるが、そこはそれ得意の憲法改正是か非かのワンイシュー解散で信認を受けた、なんて理由付けが欲しいんだ。
とどのつまり選挙の結果が、こうなれば政権交代だったのかそうではなかったのかなんてわからない。したがって「政権交代実現への疑問」となるのです。

まあそんなに投げやりにならなくってもという向きもあるが、この二十数年期待し破られ、破られ期待しという感じだった。
加藤周一は「それでも若者を信じる」といっていたが、ますます元気な似非権力者に比して「信じられる」若者もかなり疲弊している。

 

注 創価学会の中では「民衆の味方でなくなった公明党」という批判もでている。

「公明党は私たち民衆に牙をむいてきた!!」信仰歴50年以上の信者までもが解党を訴える!?~「創価学会前サイレントアピール」 2017.6.18 - YouTube


次に、

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東京新聞:北朝鮮に米軍事力行使 自民39%が「支持」:政治(TOKYO Web)

より


全国の人には西日本の地方政党なんて価値は理解できないだろうが、それにしても酷すぎる。でてくる駒=大阪知事といい大阪市長といい全部軽薄矮小と思える人物に見える。
いわば「丁寧なファシズム」党首が公明党とするならば、「水で薄めたファシズム」似非党首が西日本の地方政党だ。(もっとも西日本では、大阪は地盤沈下で鼻つまみにされ、「うちはしりません。あんさんだけでお好きにやっとくれやす」とされているが・・)

2020年オリンピックを代表にして、東京都民の選択は押しなべて、日本の先を指す指針とはいえないし、その結果を甘んじて受け入れると、おやちょっと違うなと感じる。
所詮日本の10分の1でしかないのだから、いままで「日本の基準」だと考えていたのが大きな間違いなのだ。
この地はまだ江戸として人が多く住み始めてから400年位の歴史しかない。 いわばリーダシップをとってまだ浅きエリアといえる。当然失敗も経験しながら成長してくんだろうが、それにしても東京は自信を持ちすぎた。 山形や岩手、福島や新潟、島根や沖縄奈良や和歌山もちろん京都を含めた圧倒的な日本の伝統を軽んじすぎた。人は自信を無くしたときに「昔」に帰る。懐かしいところへ帰る。
今「温故知新」伝統を顧みるならば東京の方針はほぼ役に立たない。 自身が担いだ知事を省みるがいい、安井誠一郎、東龍太郎美濃部亮吉鈴木俊一、青島幸雄、石原慎太郎猪瀬直樹舛添要一小池百合子・・全員間違いなかったと自信がもてるかい。
中にはこれは酷いという人選はなかったか・・? 全員世界に誇れるtokyoの知事ですか?
2020年のオリンピックはやるべきでない。そんなの分かっている事なのに、返上は今となっては無理みたいだ。

それなら少なくとも出場選手のために競技開始時間を考慮すべきだ。
しかしなあ、あさ6時からのマラソン競技。(少なくとも日本ではほとんど見る人はいない)
まあ東京の道路を各地封鎖をして日本最高峰のビジネスを中断し、われわれ地方の人間はテレビ中継でのほほんと楽しみますか。

そんなこんなでも、大多数の識者は「最良ではない次善の選択」を考慮して、是非投票に行こうと、いっている。 
しかし、私はそう思わない、これほど見え透いた「選挙結果」や「政策のウソ」「言葉のウソ」に付き合う必要性はそれほどない、棄権も一種の意思表示なのではないか。
あなたが信じることができる候補者(政党)がいないなら、次善の議員として選んでしまって「申し訳ない」と謝られ、または「泣かれ」て後悔するよりは、無益な投票などせずに、それはつまり選挙結果を100%受け入れることになるが、日々の暮しに邁進したほうがいい。
(でも私は小選挙区一票の格差0」(この選挙区には踏み絵を踏んだ人しかいないので)比例区立憲民主党」として投票するかも)
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REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」