紙つぶて 細く永く

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そんな中edanoコールが響き渡り

まだ、思考が停止している。

現下の厳しい国際情勢に鑑み、現行の安全保障法制については、憲法に則り適切に運用する。その上で不断の見直しを行い、現実的な安全保障政策を支持する
この一文を含む「政策協定書」(踏み絵)にサインした主が、この文書は今までの主義主張となんら矛盾するものではない、なんて詭弁を弄している。懲りない面々だなあ。
 特にその党代表である、小池百合子氏は幸福実現党とも波長が近いこと
( 仮面の右翼 - 紙つぶて 細く永く )を考え合わせると、「憲法に則り適切に運用する。その上で不断の見直しを行い、現実的な安全保障政策を支持する」なんてことは行われなくて、「(この法案は)憲法に則っており適切だ。見直しはまあ先にして、現実的な安全保障政策としてより推進する」となるのは目に見えている。
こんなまやかしが通用するならば、取り調べにおける自白調書なんて公判の中では浮いたものだし、特高警察によるかっての「転向」なんて悲劇はありえなかった。

人間は何のために真理を追究してきたのか・・
1-1=0という常識を理解しないまたは無視する人に論理的な説明なんてできないことだ。2というのは1と1を足したものという定義から2が成り立つ。

  • 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
  • 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

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従来からある内閣法制局としての「違憲です」
という見解に反して、
集団的自衛権の行使
は立憲的に成り立つ、という安倍内閣の詭弁と同様に、

憲法違反の安保法制(安全保障法制)には絶対反対だ!」

「現下の厳しい国際情勢に鑑み、現行の安全保障法制については、憲法に則り適切に運用する。その上で不断の見直しを行い、現実的な安全保障政策を支持する」
が双方自身の主義として成り立つという牽強付会の上にあなたたちは乗っかっているのだ。
なんだ「安倍強権政治を打倒するのだ」なんて派手に非難する割に同じ路線を後追っかけて歩んでいるんだ。

 

小林正弥 千葉大学大学院社会科学研究院教授(政治学

これぞ真の民主主義だ

立憲民主党の選挙運動には瞠目すべきものがあった。枝野代表の演説には、およそ8000人(最終日の東京・新宿)もの人が自発的に集まり、立錐の余地なくつめかけた。人々の輪の中心で低い踏み台に枝野氏が立って、民主主義の理念を諄々と説き、人々は真剣に傾聴して、思わず涙を流す人も少なくなかった。
「上からの政治を草の根からの政治へと変えていく」
「真っ当な政治を取り戻しましょう」
「新しい民主主義を作っていくために一緒に歩んでいただきたい」と水平的に語りかけ、草の根民主主義を説いたのだ。
 この光景は、日本でようやく真の民主主義が本格的に現出した歴史的瞬間ではないだろうか。人々が殺到して枝野コールが響き渡り、初めて選挙演説を聴きに来た人、初めてボランティアになる人がたくさん現れたという。
 政治家が魂の奥底から不屈の信念を語り、理念を訴えるところに、人々の心が共鳴する。演説を聴いて、心が洗われ、希望と勇気を汲み取り、自ら公共的な世界に関わっていく――これぞ、本来の民主主義の理想だ。政治学では参加民主主義とか、草の根民主主義と言う。
 民主主義本来のダイナミズムは、普通の人々が政治に感動し、そこに夢を抱いて、自らそこに関わっていくところにある。アメリカ政治で言えば、J.F.ケネディの、近年ならオバマの選挙運動がそうだった。このダイナミックなエネルギーを立憲民主党はついに日本において解き放ったように見える。

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」