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QGIS電子地図操作 第19回 国勢調査を表現

国勢調査2015

JR路線は全国のどのようなところを走っているのか、人口分布を見てみよう。

と思い直近の国勢調査2015データをダウンロードした。

現在問題になっている、総務省統計局だが大変親切に教えていただいた。

官僚は悪くない!

(都合のいい忘れ方をしなければ・・)

まず統計も提供の方法が日進月歩かわっているようで、古いweb解説資料は参考にならない。

今直近となる2015年国勢調査。そのデータ資料はここにある。

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上図の赤矢印「地図でみる」をクリックする。

青矢印付近をクリックし下記のようなメインのデータに入り込むと何がなんだか訳が分からなくなること請け合いだ。


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ここは「地図で見る」ためのデータなのでこのバナーから入るのが正しい。

(と設計されている)

 

埋め込まれたフェイント

そして次にも、フェイントが作ってある。

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「地図でみる」のドロップダウンリスト

よく見るとドロップダウンリストに統計データのダウンロードと境界データのダウンロードがある。

ん、これは統計データをダンロードし、その上で境界データをダウンロード、あとは地図ソフトの上でつなぎ合わせればOK,と考える。

しかしことはそう簡単ではない。

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境界データ(上記は北海道)の項目は上図よりさらに下に続く。数えると35あった。

そのトップに「KEY_CODE」とある。

そして同じく北海道の統計データの項目は11、ここにも一番上に「KEY_CODE」とある。

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この二つを統合のキーIDとすればいいだろう(とだれしも思う)

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さっそく「統計データ」と「境界データ」を46都道府県ダウンロードし、そしてこのベクタレイヤの統合をした。

結果、結合は起らなかった。

正確にいうと、「境界データ」に結合させた「統計データ」の項目は「NULL」表示だった。

そこで境界データの「KEY_CODE」と統計データの「KEY_CODE」は同じではないと推理した。

(いちいち照合は手間なので・・)

ここからが総務省統計局になる。

部署に電話して聞いてみた。

担当者「あ、たしか境界データに人口もくっついていたのでは」

ということだった。

そしてよく見ると、境界データ項目数35のしたから5個目くらいに「JINKO」とあった。

なんだ、境界データだけでいいのだとなった。

結果がこちら

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これって境界データというネーミングがよくないのでは。

人格の完成は真理と正義を愛し、個人の価値を尊ぶことである。

REMEMBER3.11

日本の鉄道はこのままでいいのだろうか 53 北海道鉄道冬紀行9

音威子府から稚内

JTBではJR北海道・北海道各地フリー切符を販売している。その中で道東フリーキップを買い求めた。

そして丁度実施されていた北海道ふっこう割を使って、念願の冬の北海道鉄道旅行に出かけた。その北海道冬紀行9回目。

札幌から根室を経由し釧路で一泊、知床から網走で宿泊、旭川経由稚内に向かう。

旭川出発が12時31分、ここ音威子府には16時に着いた。

音威子府で1時間ほど列車は停まる。

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この音威子府からは浜頓別経由で稚内に向かう天北線が分かれていた。

天北線資料室がある。天北線は名寄本線と同じく1988年に廃線となった。

天北線は「天塩国」と「北見国」を繋ぐことから名づけられた。

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天北線

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駅にはかわいらしい蒸気機関車があった。

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幌延で特急宗谷とすれ違う
天塩川宗谷線に沿って天塩川が流れている。
上川地方を流れる天塩川は日本第4位の大河だった。全長256km

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天塩川
天塩川は北見山地の天塩岳を水源とし、北へ向かって流れている川で、天塩町で日本海にそそぐ。名前は「アイヌ語の「テッシ・オ・ペッ」(梁(ヤナ)のような岩が多い川)」による。

天塩川ってどんな川?|幌延河川事務所 |留萌開発建設部

天塩川が日本海に注ぐ際に、約10kmに渡って海岸沿いを南下している。

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wikipedia天塩川


北海道は経度からいっても日本の東端になり、明石を基準とする日本標準時では日の更けるのが早い。

16時にはほぼ闇の世界となった。

 

宗谷線終着駅 稚内

いよいよ稚内に到着

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JR線路北の端

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そういえば今日はクリスマスイブだった

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終着駅稚内から九州指宿を望む?

19時49分定刻通り稚内に着いた。この時間駅は無人、同じ列車から降りた人が三々五々散ってゆく。

駅前のホテルを予約していたのでホテルに向かうが、やはり凍結している。

近くだからとそのまま歩いた。寒風が吹き頬を刺す。

稚内駅前にはホテルが二つあった。

ANAクラウンプラザホテル稚内と天北の湯ドーミーイン稚内。

覚えていたはずの旅行代理店でもらった地図は、デフォルメされていたので頭の中の方位と若干ずれがあった。

90度!違った方向へ進んだ。

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90度方向を間違った

その夜は雪は降っていなかったが道路は凍結、その上稚内といえども夜8時前は結構車が走っている。

おぼつかない足取りで道路を渡りホテルに着いた、と思ったらANAクラウンプラザホテル稚内だった。

宿泊予定のドーミーイン稚内はそこに見えるが強い風と、凍結した道路なのでここでゴムアイゼン下記画像を装着した。

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ゴムアイゼン

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そしてやっとのことでホテルに着き、荷を解いた。

いろいろ物色したが寒いのでホテルの向いおでん専門店「おまん」で夕食

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ここは冬の北海道でも増毛ではなかった。

しかしどこか「桐子」を思い出させる女将だった。

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北海道鉄道冬紀行10 - に進む

北海道鉄道冬紀行8 -に戻る

2017/18年JRの決算より
  • JR北海道
    2017年度赤字「▲525億7600万円」
    2018年度赤字「▲559億8200万円」
  • JR四国
    2017年度赤字「▲119億0900万円」
    2018年度赤字「▲123億3300万円」
  • JR東海
    2017年度利益額「5870億円」
    2018年度利益額「6127億8400万円」
    (2018年リニア新幹線関連投資額2500億円)

REMEMBER3.11

日本の鉄道はこのままでいいのだろうか 52 北海道鉄道冬紀行8

音威子府から稚内まで

道東フリーキッププラスアルファで北海道一周鉄道旅行に出かけた。雪のシーズンだと期待した年末。

丁度この時期に発表された北海道ふっこう割を使って、12月念願の冬の北海道鉄道旅行に出かけた。

その冬紀行8回目

JR宗谷本線4331D名寄 → 稚内
駅名 時間 旭川から 備考
名寄 14:55 76.2km  
日進 15:01 80.2km  
北星 15:10 89.3km  
智恵文(チエブン) 15:13 91.2km アイヌ語のチェプウント(魚・入る・沼)から
智北 15:17 93.3km 知恵文駅の北。
南美深 15:21 95.6km アイヌ語で「ラン、ル」(下る道)
美深(ビフカ) 15:27 98.3km アイヌ語のピウカ(石の多い場所)に由来
初野 15:31 101.9km  
紋穂内(モンポナイ) 15:36 105.0km アイヌ語のモヌプオナイ(小さい・野に・ある・川)
恩根内(オンネナイ) 15:43 112.1km アイヌ語のオンネナイ(年取った(親なる)・川)
豊清水 15:50 117.9km  
天塩川温泉 15:55 121.5km  
咲来(サックル) 15:59 124.7km アイヌ語のサクル(夏・道)に由来する
音威子府(オトイネップ) 16:05 129.3km アイヌ語のオトイネプ(川口のにごっている川)
音威子府駅で62分停車
音威子府 17:07 129.3km  
筬島(オサシマナイ) 17:15 135.6km アイヌ語のオサシマナイ(川尻を下るところにある小沢)かな
佐久 17:34 153.6km アイヌ語のサッコタンナイ(夏・村・川)
天塩中川 17:43 161.9km 旧駅名:誉平ポンピラ(小さい・崖)
歌内 17:53 170.3km  
問寒別(トイカンベツ) 17:59 175.8km アイヌ語のトイカムペッ(土・被さる・川)に由来
糠南(ヌカナン) 18:03 178.0km アイヌ語のヌカナンベツ(原野の・冷たい・川)
雄信内(オノップナイ) 18:10 183.7km アイヌ語のオヌプウンナイ(川尻に・原野・のある・川)に由来
安牛(ヤスウシ) 18:17 189.7km アイヌ語のヤシウシイ(魚をすくう・いつもする・所)
南幌延 18:21 191.6km  
上幌延 18:25 194.6km  
幌延(ホロノベ) 18:41 199.4km  由来としてアイヌ語のポロヌプ(大きい・野原)が有力
下沼 18:49 207.4km  
豊富(トヨトミ) 18:58 215.9km  
徳満 19:04 220.9km  
兜沼 19:14 230.9km  
勇知(ユウチ) 19:21 236.7km  アイヌ語のイオッイ(蛇・多くいる・ところ)
抜海(バッカイ) 19:30 245.0km  アイヌ語のパッカイぺ(子を背負う・もの)
南稚内 19:44 256.7km  
稚内 19:49 259.4km  アイヌ語のヤムワッカナイ(冷たい・水(飲み水)の・川)
運転日:全日

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音威子府到着 12月

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3月の只見線1734M

数年前の只見線も多降雪地だったが、北海道はどうなのだろうか。

 

日本の豪雪地

そこで気象庁による観測データで昨シーズンの積雪量を拾い出した。

(気象庁のアメダス降雪観測地点は雪の多いところのデータを抽出しているので、地域的偏りは存在する)

2018年シーズン積雪量(期間は2017年11月から2018年5月)
  地域/地域番号 地点 年度累計
(単位cm)
1 青森県 15 酸ケ湯 1476
2 山形県 18 肘折 1323
3 上川地方 3 朱鞠内 1318
4 上川地方 3 音威子府 1191
5 上川地方 3 幌加内 1156
6 福島県 21 只見 1107
7 山形県 18 大井沢 1056
8 新潟県 20 守門 1034
9 群馬県 26 藤原 1018
10 新潟県 20 津南 1014
11 後志地方 6 倶知安* 959
12 空知地方 5 夕張 944
13 後志地方 6 赤井川 940
14 岩手県 17 湯田 934
15 福島県 21 桧枝岐 898
16 秋田県 16 横手 891
17 秋田県 16 湯沢 857
18 山形県 18 小国 857
19 留萌地方 2 幌糠 848
20 山形県 18 尾花沢 847
21 福島県 21 金山 847
22 宗谷地方 1 歌登 818
23 福島県 21 南郷 816
24 新潟県 20 十日町 812
25 秋田県 16 湯の岱 808
26 新潟県 20 湯沢 799
27 宗谷地方 1 中頓別 795
28 石狩地方 7 新篠津 792
29 宮城県 19 駒ノ湯 792
30 後志地方 6 喜茂別 787
31 長野県 27 野沢温泉 785
32 福島県 21 西会津 780
33 胆振地方 9 大滝 779
34 岐阜県 28 白川 778
35 留萌地方 2 初山別 762
36 新潟県 20 関山 760
37 岩手県 17 祭畤 752
38 後志地方 6 黒松内 735
39 新潟県 20 小出 732
40 上川地方 3 美深 724
41 後志地方 6 余市 724
42 上川地方 3 層雲峡 716
43 空知地方 5 岩見沢* 710
44 福井県 24 九頭竜 710
45 上川地方 3 名寄 708
46 空知地方 5 滝川 708
47 秋田県 16 阿仁合 706
48 新潟県 20 津川 703
49 群馬県 26 みなかみ 694
50 山形県 18 向町 685
51 留萌地方 2 古丹別 684
52 山形県 18 新庄* 678
53 留萌地方 2 天塩 677
54 空知地方 5 深川 675
55 空知地方 5 美唄 665
56 宗谷地方 1 浜鬼志別 657
57 後志地方 6 蘭越 646
58 宗谷地方 1 沼川 643
59 渡島地方 14 千軒 640
60 山形県 18 金山 639
61 新潟県 20 安塚 639
62 新潟県 20 下関 639
63 長野県 27 飯山 639
64 鳥取県 31 大山 639
65 上川地方 3 上川 635
66 石狩地方 7 石狩 632
67 福井県 24 大野 626
68 檜山地方 8 625
69 上川地方 3 美瑛 624
70 上川地方 3 和寒 624
71 山形県 18 長井 624
72 秋田県 16 矢島 619
73 山形県 18 櫛引 616
74 石狩地方 7 厚田 606
75 宗谷地方 1 豊富 604
76 青森県 15 青森* 598
77 岐阜県 28 長滝 590
78 福島県 21 猪苗代 589
79 兵庫県 30 兎和野高原 586
80 石川県 23 白山河内 585
81 山形県 18 米沢 584
82 上川地方 3 富良野 581
83 石川県 23 加賀菅谷 580
84 宗谷地方 1 北見枝幸* 576
85 新潟県 20 長岡 576
86 石狩地方 7 小金湯 575
87 岐阜県 28 河合 572
88 網走・北見・紋別地方 4 宇登呂 568
89 秋田県 16 鹿角 568
90 空知地方 5 芦別 565
91 秋田県 16 角館 563
92 青森県 15 碇ケ関 561
93 秋田県 16 大正寺 556
94 渡島地方 14 長万部 552
95 渡島地方 14 八雲 550
96 檜山地方 8 今金 545
97 新潟県 20 能生 542
98 群馬県 26 草津 541
99 上川地方 3 幾寅 540
100 秋田県 16 鷹巣 539
101 山形県 18 狩川 536
102 岩手県 17 奥中山 534
103 後志地方 6 共和 528
104 後志地方 6 寿都* 527
105 留萌地方 2 羽幌* 526
106 山形県 18 左沢 526
107 新潟県 20 高田* 523
108 富山県 22 猪谷 523
109 十勝地方 10 上札内 517
110 青森県 15 弘前 516
111 宗谷地方 1 声問 511
112 上川地方 3 下川 506
113 長野県 27 小谷 506
114 後志地方 6 小樽* 505
115 根室地方 11 羅臼 502
116 渡島地方 14 500
117 網走・北見・紋別地方 4 西興部 497
118 福井県 24 今庄 495
119 上川地方 3 占冠 488
120 福島県 21 湯本 484
121 上川地方 3 旭川* 483
122 青森県 15 脇野沢 471
123 留萌地方 2 留萌* 466
124 十勝地方 10 大樹 458
125 富山県 22 砺波 457
126 宗谷地方 1 稚内* 453
127 岐阜県 28 神岡 453
128 網走・北見・紋別地方 4 佐呂間 451
129 十勝地方 10 ぬかびら源泉郷 447
130 胆振地方 9 大岸 446
131 青森県 15 今別 445
132 長野県 27 信濃町 445
133 渡島地方 14 大沼 438
134 網走・北見・紋別地方 4 白滝 431
135 石狩地方 7 恵庭島松 427
136 長野県 27 菅平 426
137 石狩地方 7 札幌* 425
138 青森県 15 五所川原 421
139 福井県 24 武生 420
140 網走・北見・紋別地方 4 紋別小向 419
141 日高地方 13 目黒 419
142 岩手県 17 雫石 418
143 富山県 22 伏木* 418
144 岩手県 17 区界 416
145 福島県 21 田島 406
146 青森県 15 野辺地 402
147 渡島地方 14 函館* 401
148 網走・北見・紋別地方 4 遠軽 397
149 胆振地方 9 穂別 397
150 網走・北見・紋別地方 4 滝上 394
151 富山県 22 朝日 394
152 富山県 22 氷見 393
153 上川地方 3 東神楽 390
154 渡島地方 14 熊石 390
155 新潟県 20 柏崎 387
156 富山県 22 富山* 385
157 宮城県 19 川渡 381
158 福島県 21 茂庭 379
159 十勝地方 10 広尾* 378
160 宮城県 19 新川 376
161 福井県 24 福井* 375
162 青森県 15 鰺ケ沢 367
163 富山県 22 魚津 367
164 富山県 22 秋ヶ島 366
165 石川県 23 珠洲 366
166 網走・北見・紋別地方 4 雄武* 365
167 胆振地方 9 登別 365
168 青森県 15 むつ* 363
169 新潟県 20 新津 362
170 釧路地方 12 川湯 360
171 日高地方 13 日高 359
172 栃木県 25 那須高原 356
173 網走・北見・紋別地方 4 北見 355
174 日高地方 13 中杵臼 348
175 岩手県 17 岩手松尾 347
176 十勝地方 10 芽室 338
177 栃木県 25 土呂部 336
178 兵庫県 30 香住 335
179 十勝地方 10 新得 331
180 山形県 18 山形* 331
181 網走・北見・紋別地方 4 紋別* 328
182 福島県 21 若松* 328
183 秋田県 16 五城目 325
184 根室地方 11 中標津 324
185 渡島地方 14 高松 322
186 長野県 27 白馬 322
187 網走・北見・紋別地方 4 斜里 318
188 秋田県 16 本荘 317
189 胆振地方 9 安平 315
190 網走・北見・紋別地方 4 津別 311
191 十勝地方 10 帯広泉 311
192 網走・北見・紋別地方 4 女満別 304
193 釧路地方 12 阿寒湖畔 299
194 日高地方 13 294
195 岩手県 17 葛巻 294
196 青森県 15 十和田 289
197 石川県 23 金沢* 289
198 網走・北見・紋別地方 4 留辺蘂 288
199 根室地方 11 別海 288
200 岐阜県 28 樽見 288
201 十勝地方 10 上士幌 286
202 十勝地方 10 陸別 285
203 岩手県 17 北上 283
204 根室地方 11 厚床 282
205 根室地方 11 根室中標津 279
206 檜山地方 8 江差* 276
207 釧路地方 12 太田 276
208 新潟県 20 新潟* 264
209 石川県 23 七尾 252
210 京都府 29 峰山 252
211 長野県 27 開田高原 239
212 山形県 18 酒田* 236
213 秋田県 16 能代 233
214 網走・北見・紋別地方 4 網走* 230
215 青森県 15 深浦* 227
216 釧路地方 12 白糠 226
217 秋田県 16 秋田* 226
218 岩手県 17 二戸 223
219 釧路地方 12 中徹別 221
220 鳥取県 31 智頭 219
221 青森県 15 三戸 218
222 十勝地方 10 本別 216
223 岐阜県 28 高山* 214
224 十勝地方 10 浦幌 212
225 石川県 23 輪島* 210
226 石狩地方 7 千歳 209
227 宮城県 19 古川 209
228 岩手県 17 盛岡* 205
229 福井県 24 敦賀* 205
230 日高地方 13 浦河* 200
231 十勝地方 10 帯広* 194
232 日高地方 13 静内 193
233 兵庫県 30 豊岡* 193
234 釧路地方 12 鶴居 189
235 岩手県 17 遠野 189
236 長野県 27 大町 187
237 根室地方 11 根室* 184
238 釧路地方 12 鶴丘 184
239 岩手県 17 久慈 179
240 青森県 15 大間 177
241 栃木県 25 奥日光(日光)* 177
242 岩手県 17 岩泉 170
243 釧路地方 12 標茶 166
244 胆振地方 9 白老 160
245 福井県 24 小浜 160
246 胆振地方 9 苫小牧* 159
247 福島県 21 福島* 158
248 鳥取県 31 境* 158
249 胆振地方 9 室蘭* 156
250 鳥取県 31 米子* 149
251 青森県 15 八戸* 138
252 鳥取県 31 鳥取* 137
253 岩手県 17 一関 131
254 新潟県 20 相川* 129
255 兵庫県 30 和田山 129
256 鳥取県 31 倉吉 126
257 岐阜県 28 関ケ原 124
258 釧路地方 12 釧路* 123
259 京都府 29 舞鶴* 112
260 福島県 21 白河* 107
261 京都府 29 美山 105
262 宮城県 19 白石 104
263 長野県 27 長野* 91
264 宮城県 19 仙台* 75
265 秋田県 16 雄和 65
266 長野県 27 松本* 59
267 宮城県 19 石巻* 54
268 岩手県 17 宮古* 51
269 長野県 27 軽井沢* 50
270 山口県 33 山口* 50
271 長野県 27 飯田* 48
272 群馬県 26 前橋* 47
273 岩手県 17 大船渡* 42
274 栃木県 25 宇都宮* 37
275 長野県 27 諏訪* 33
276 茨城県 32 水戸* 28
277 岐阜県 28 岐阜* 23
278 茨城県 32 つくば(館野)* 20
279 山口県 33 下関* 9
280 京都府 29 京都* 1
281 兵庫県 30 神戸* 0

注意 色分けは都道府県単位 アスタリスク(*)が付いた地点は地上気象観測地点(気象台・測候所・特別地域気象観測所等)です。

(余談ですが上記表にはかなり時間を費やした。正規表現でそれぞれの地域欄背景色は決まったが、1行おきの背景色を一括で仕上げられなかった)

やはり上川地方(総合振興局エリア:下記図で緑色)が日本有数の豪雪地だった。

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上川総合振興局エリア

北海道鉄道冬紀行9 - に進む

北海道鉄道冬紀行7 - に戻る

2017/18年JRの決算より
  • JR北海道
    2017年度赤字「▲525億7600万円」
    2018年度赤字「▲559億8200万円」
  • JR四国
    2017年度赤字「▲119億0900万円」
    2018年度赤字「▲123億3300万円」
  • JR東海
    2017年度利益額「5870億円」
    2018年度利益額「6127億8400万円」
    (2018年リニア新幹線関連投資額2500億円)

REMEMBER3.11

日本の鉄道はこのままでいいのだろうか 51 北海道鉄道冬紀行7

北海道冬紀行7回目

JTBではJR北海道・北海道各地フリー切符を販売している。その中で道東フリーキップを買い求めた。 そして丁度実施されていた北海道ふっこう割を使って、12月念願の冬の北海道鉄道旅行に出かけた。 その冬紀行7回目

網走から旭川間ではGPSユニットで測位するためにカメラの電源はずっと入れていた。

その間シャッター数は105枚、しかしGPS測位できたのは30枚強だった。

吹雪きではなかったが天から雪は降っていたので雪がGPS測位に影響したのかとも思った。

しかしWebにある、「GPSアンテナへの着雪が測位性能に及ぼす影響」の実験では「本試験で用いたアンテナへの乾き雪の付着は、厚さ 400mm 程度まで測位に影響しない」という発表もあり、

雪の影響ではなく、やはり列車内という環境に左右されたのかもしれない。

(しかし、別途網棚に上げていた、GPSロガーでは正確に記録されていたなあ)

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NikonGPSユニットのシャッター・測位位置

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GPSロガーGT730FL-Sの計測

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GPS測位不成立

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GPS測位成立

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NikonView-Nx-iから上川町付近

 

旭川から323D

旭川は木工の町 瀟洒な駅にも木がふんだんに使われている。

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旭川駅前

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旭川駅の壁面には寄付者の名前がずらっと掲示されていた。

(調べるとこのプロジェクト 旭川駅に名前を刻むプロジェクト )

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旭川駅で駅弁、もちろん旅の至福(サッポロクラシック)も購入。

そして北へ向かって出発した。

12時31分発のキハ40・1両編成のワンマンカー323Dに乗車、名寄経由稚内着は19時49分の予定。

JR宗谷本線323D旭川 → 名寄
駅名 時間 旭川から 備考
旭川 12:31 0.0km  
旭川四条 12:35 1.8km  
新旭川 12:38 3.7km
永山 12:44 9.3km  
比布(ピップ) 12:54 17.1km 名前にちなみ1980年に、製薬会社ピップの
「ピップエレキバン」のテレビCM撮影も行われた。
蘭留(ランル) 13:01 22.8km アイヌ語で「ラン、ル」(下る道)
塩狩 13:11 28.4km 三浦綾子の小説塩狩峠の舞台、塩狩峠に近い。
和寒(ワッサム) 13:21 36.3km アイヌ語でニレの木の傍らを意味するワッサム
剣淵 13:30 45.2km アイヌ語ケネペップトゥ(ハンノキ・川・川口)かららしい
士別 13:46 53.9km アイヌ語のシペッ(大いなる川)から
多寄(タヨロ) 13:54 61.7km アイヌ語のタイオロオマペッ(林・中に・ある・川)
風連(フウレン) 14:01 68.1km アイヌ語のフーレペツ(赤い川)に由来するとされる。
名寄(ナヨロ) 14:09 76.2km アイヌ語の川・の所・の口を表すナイオロプトゥに由来する。
運転日:全日

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比布駅

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塩狩峠

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塩狩駅

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塩狩峠標高

塩狩峠が本日の経路で最高地点262m。

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和寒 わっ!さむ!

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剣淵付近

 

名寄駅着 ここで46分休憩。

根室や釧路、知床、網走に比べても宗谷線は雪の量が多かった。

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名寄駅

名寄からはキハ54・1両編成ワンマンカー

JR宗谷本線4331D名寄 → 稚内
駅名 時間 旭川から 備考
名寄 14:55 0.0km  
日進 15:01 4.0km  
北星 15:10 13.1km  
智恵文 15:13 15.0km アイヌ語のチェプウント(魚・入る・沼)から
智北 15:17 17.1km 知恵文駅の北。
南美深 15:21 19.4km アイヌ語で「ラン、ル」(下る道)
美深 15:27 22.1km アイヌ語のピウカ(石の多い場所)に由来
初野 15:31 25.7km  
紋穂内 15:36 28.8km アイヌ語のモヌプオナイ(小さい・野に・ある・川)
恩根内 15:43 35.9km アイヌ語のオンネナイ(年取った(親なる)・川)に由来する
豊清水 15:50 41.7km  
天塩川温泉 15:55 45.3km  
咲来 15:59 48.5km アイヌ語のサクル(夏・道)に由来する
音威子府 16:05 53.1km アイヌ語のオトイネプ(川口のにごっている川)
4331Dは音威子府駅で62分停車

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サロベツ4号

美深駅停車中に雪をまとった特急サロベツ4号とすれ違った。 

4331Dは名寄を過ぎたころから乗車人数も少なくなり、高校生がグループで乗ってきたりと少し座席を移動した。

時間からいうとこの辺りで西に夕日が沈む。

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撮影ポイントを探すが、この一枚を撮った付近で天候は急激に吹雪きに変わった。

隣りのボックスになった、旭川から乗ってきたというサラリーマンと話が出来た。

彼は単身赴任中で、時に旭川へ買い出しに行くそうだ。

そして天塩川温泉駅で降りるという。

駅からは歩いて帰りますと、折から激しくなってきた吹雪の中を買い出し荷物を下げ降りて行った。

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帰途晴れた日の天塩川温泉駅

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北海道鉄道冬紀行8 に進む

北海道鉄道冬紀行6 に戻る

2017/18年JRの決算より
  • JR北海道
    2017年度赤字「▲525億7600万円」
    2018年度赤字「▲559億8200万円」
  • JR四国
    2017年度赤字「▲119億0900万円」
    2018年度赤字「▲123億3300万円」
  • JR東海
    2017年度利益額「5870億円」
    2018年度利益額「6127億8400万円」
    (2018年リニア新幹線関連投資額2500億円)

REMEMBER3.11

日本の鉄道はこのままでいいのだろうか 50 北海道鉄道冬紀行6

鉄道旅行地図帳

JTBではJR北海道・北海道各地フリー切符を販売している。その中で道東フリーキップを買い求めた。 そして丁度実施されていた北海道ふっこう割を使って、12月念願の冬の北海道鉄道旅行に出かけた。

その冬紀行6回目

知床斜里駅からバスでウトロに着き下車したとき愛用している「鉄道旅行地図帳」がないことに気付いた。

鉄道旅ではこの地図帳を持参し、その日に乗った鉄道路線と日付を書き込んでいた。

その地図帳は確かに知床斜里駅ではあった。駅前にある斜里バス案内所付近で落としたらしい。

ウトロでバスを降りてから気づいた。

その場から斜里バス案内所に電話を入れたが無いという。

ひょっとしてバスの中に置いたとも考えた。

案内所でバスの行方を聞くと、ウトロから帰りに予定していたバスだと分かった。つまり行き帰りが同じバスだった。

しかしその後バスで探すも地図帳はなかった。

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鉄道旅行地図帳

2012年から記録した乗車経路が消えた。

と嘆いたが、QGISに記録を残していた。

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QGIS乗車記録

乗車日と経路はこれで復活できる。

 

オホーツク文化

網走駅前にはモヨロ人の像がある。

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モヨロ人漁労の像

旅行から帰宅後にこのモヨロ人像から、そうだ司馬遼太郎の「街道を行く オホーツク街道」と、思い出した。

別記・モヨロ人5世紀ごろ北海道に謎の海洋民族が現れた。素朴でオシャレな人々。
それがモヨロ人だ。オホーツク文化を築いた。

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トドの骨で作られたクマ彫像
アポイ岳ジオパークHPより現在、北海道で確認されている最も古い人類の足跡は、約2万2000年前の後期旧石器時代です。
それは、地球規模の最後の氷河期で、大雪山や日高山脈は氷河や万年雪でおおわれていました。
海水面は現在より約80~100m前後も低く、宗谷海峡は北方大陸と陸続きとなっており、当時、北の厳しい氷河気候から逃れてきた動物を追って、人類が北海道にやってきたと考えられています。
(このHPは様似町にあるアポイ岳ジオパークでオホーツク文化と直接の関係はない)

オホーツク文化と呼称されるのは、サハリン南部から北海道・南千島のオホーツク海沿岸部に展開した文化で、海を生業の場とし、漁撈や海獣狩猟によって生活していた。

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オホーツク文化圏

海を生業とするから内陸には進出しなかったと思われる。

現在のカナダエスキモーにもみられるように、毛皮をまとい縄文時代であってもこのような寒冷地で暮らすことができたのだろう。

網走市内にモヨロ貝塚館がある。

さらに北へ

網走からは特急大雪で行く。

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JTB道東フリーキップ

というのもJTBの道東フリーキップ上図には宗谷線が含まれない。

この際稚内にも行きたいので、昨日知床斜里駅でかった青春18きっぷで宗谷線経由稚内に行こうと考えた。

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知床斜里駅の青春18きっぷ

宗谷線は旭川駅発325D12時31分にのれば、稚内駅には19時49分に着く。

8時6分網走発特急大雪2号に乗り旭川駅に11時50分着で325Dに間に合う。

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特急大雪2号
特急大雪2号
駅名 時間 網走から 備考
網走 8:06 0.0km  
女満別 8:21 15.9km
アイヌ語のメマンペッ(泉池がある川)から
美幌 8:32 27.9km
アイヌ語のピ・ポロ(水多く・大いなる所)から
北見 8:56 53.0km  
留辺蘂 9:15 75.8km
アイヌ語のルペシペ(越え下っていく道)から
生田原 9:36 96.3km
アイヌ語のイクタラ(ササの意)より
遠軽 9:55 113.2km
アイヌ語のインカラウシイ(いつも眺める所)
丸瀬布 10:13 132.1km
アイヌ語のマウレセプ(3つの川が集まるところ)
上川 11:11 189.1km  
旭川 11:50 237.7km
旭川市のあゆみ | 旭川市

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凍り付きワカサギ漁で有名な網走湖

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美幌駅

留辺蘂駅

遠軽駅

1989年に廃止された旧名寄線として名寄までの線路があった。本来駅名表示板の左には「北遠軽」と記されていた。

今は名寄線には行かず、列車は遠軽駅で折り返す。

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日がさしているかと思えばすぐに吹雪く。原野の天気も変わりやすい。

辺留加峰付近
GPSユニット

この画像はどの辺りか、と疑問に思ったときGPSによる位置情報が頼りになる。

今回この近辺ではGPSユニットで位置情報取得した。

それがView-Nx-iで下図のように表示された。

GPSによる計測

辺留加峰近辺になる。

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計測拡大図

右肩に位置情報があり、撮影地が黄色いピンで表示されている。

しかしGPSユニットは思ったより電池を消耗した。
カメラの電源オンで計測を続けると6、7時間で電池切れとなった。

また、撮影の都度電源を入れると位置測位完了まで数十秒時間待った。

シャッターチャンスを逃すことにもなりどちらにするか悩む。

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石北線とこれまでの行程

旭川駅に11時50分到着。

ここから稚内に向かう。

北海道鉄道冬紀行7 に進む

北海道鉄道冬紀行5 に戻る

 

2017/18年JRの決算より
  • JR北海道
    2017年度赤字「▲525億7600万円」
    2018年度赤字「▲559億8200万円」
  • JR四国
    2017年度赤字「▲119億0900万円」
    2018年度赤字「▲123億3300万円」
  • JR東海
    2017年度利益額「5870億円」
    2018年度利益額「6127億8400万円」
    (2018年リニア新幹線関連投資額2500億円)

REMEMBER3.11

日本の鉄道はこのままでいいのだろうか 49 北海道鉄道冬紀行5

知床旅情

知床旅情という歌には思い出がある。

学生運動をしていた友が教えてくれた歌だ。たしか1967年。

かれは学生運動、それも運動の先頭にいた。

三派全学連だった。寡黙だったがときにぽろっと「チンデン」なんてその時のゲバ用語が出たりした。

家族とくに母親には頭が上がらなくて、しかし逆らっていた。

彼のデモの先頭で隊列を指揮する姿が当時の学生を象徴する。

優柔不断であった私にはその生きざまは憧れでもあった。世の動きをかたる熱い思いは誰をも腹から納得させるだろうと思った。

酔いの席で彼が口ずさんでくれた歌、「しれとこの岬に・・」と歌われゆらりと揺れるようなメロディ、その曲から浮かぶまだ見知らぬ北海道の地にあこがれた。

知床、番屋、ニシン、ピリカなどの郷愁そそる言葉も輝いていた。

森繁久弥が映画撮影の合間に作曲したと聞かされた。

その曲が数年して、加藤登紀子によって世に出た。

wikiによる「知床旅情」知床を舞台にしたご当地ソング。
知床とは、北海道北東部に位置する知床半島一帯をさす。知床国立公園があり、2005年7月17日には世界遺産に登録された。
 楽曲制作者は、俳優業のほかに歌手としてNHK紅白歌合戦への出場歴もある森繁久彌である。
森繁が1960年の映画『地の涯に生きるもの』の撮影で知床半島の羅臼村(現:羅臼町)に長期滞在した際に制作され、その最終日に羅臼の人々の前で「さらば羅臼よ」という曲名で披露された。
 1962年の大晦日に放送された第13回NHK紅白歌合戦では、森繁自身によって披露された。1965年に森繁の歌でシングルレコードとして発売された。
 また1970年に加藤登紀子がリリースしたアルバム『日本哀歌集』で取り上げ、同年にシングルカット。徐々に人気に火がついた。
 加藤は1968年、後に夫となる藤本敏夫との初デートで、別れの時に初めて「知床旅情」を聴いた。

人口に膾炙する以前になぜ学生の間で広まったのか、撮影チームの中に伝えた人がいたのかもしれない。

花ぎおん2 - 紙つぶて 細く永く

 

知床半島

冬紀行その5回目

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その知床にきた。

北海道と京都は都道府県の中でもトップを争う人気らしいが、その対極にある両道府の地域性がより感動につながるのだろう。

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斜里岳は雲の中

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駅前から斜里バス ウトロには1時間ほどで到着。

雪はないがウトロの道は凍っていた。

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道の駅 うとろ・シリエトク

道の駅 うとろ・シリエトク

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エゾシカ肉カレー・知床ドラフト そして鉄道旅の至福である、ひるからビール。

なぜ寒いのにビールなのかなあ。

来る前には大いに期待した知床半島ウトロだったが、この時期だからかひっそりとしたウトロ、感動はそれほどでもなかった。

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職員がととろ?雪だるまを作っていた
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うとろ・シリエトクスタンプ

この地は夏もしくは冬季でも流氷の時期でないとだめかな。

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斜里駅オジロワシモニュメント

知床の魅力は簡単には味わえないもんだ。何か荷物を残したような気持ちで帰りのバスに乗った。

ウトロへの道中は行も帰りもオシンコシンの滝をあっという間に通過した。

知床斜里から網走へ。

知床斜里駅には2019年冬の青春18きっぷポスターが掲示されていた。

丁度釧網線知床斜里から止別付近の撮影だったので、記念に知床斜里駅にて青春18きっぷを購入した。

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2019冬青春18きっぷポスター
4730D
駅名 時間 釧路から 備考
知床斜里 16:33 131.8km
アイヌ語で島(陸=シリ)の突端(エトク)
止別 16:44 143.3km
やむべつ
浜小清水 16:50 149.0km
旧駅名古樋
北浜 17:00 157.6km  
藻琴 17:04 160.4km
アイヌ語のムク・トゥ(尻のふさがっている沼)から
鱒浦 17:07 162.9km  
桂台 17:13 167.7km  
網走 17:17 169.1km
アイヌ語のア・パ・シリ(われらが発見した土地)

知床斜里から網走まで乗車。今日の宿泊は駅前のホテル。

当然だろうがこの地の道路も凍てついていた。

 ホテルで荷を解き(古いな)そのあとフロントで聞くと、ここ網走は駅周辺に飲食店は少ないとのこと。

歩いて10分ほどのところに飲食街があるという。

ゴムアイゼンを履いて出かけた。

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刺身盛り近海の魚、くじらやボタン海老、まぐろやはまちなど

食事後店を出ると丁度前にタクシーが停まっていた。

近くだが駅まで行ってくれるという。帰りはアイゼンがいらなかった。

北海道鉄道冬紀行6 に続く

北海道鉄道冬紀行4 に戻る

2017年
  • JR北海道の年間赤字「▲525億7600万円」
  • JR四国の年間赤字「▲119億0900万円」
  • JR東海東海道新幹線の年度利益額「5398億6000万円」

REMEMBER3.11

スマホ写真整理

スマホの写真を整理

スマホの写真を整理したい。

スマホは日進月歩、機種が変わりスローなスマホ使用者にとっては機種ごとに仕様がことなりアプリに振り回される。

今回も機種が変わり、というか多分基本ソフトであるアンドロイドのバージョンによりスマホの写真保存場所が変わった。

私の機種では、日によって写真の保存場所が異なったりする。

メーカーがsharpなので、100sharpというフォルダと、Cameraというフォルダに撮った写真保存先が(気分で)分かれる。

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まあなにかある方法で振り分け方が変わっているのだろうが、それがわからない立場では混乱する。

あれやこれやと試行錯誤しフリーのソフトも使ってみたがいまいち使用勝手が悪く、これといった整理方法がわからなかった。

 

ベターな整理方法

そこでこれがスマホの写真を整理するベターかなという方法

日付のフォルダが作成でき見やすくなる。

一眼レフの写真と一緒に管理ができる。

ということからNikon View-Nxiに保存する。

スマホをPCにUSB接続しても、View-Nxi附属のTransferで認識する機種と認識しない機種がある

Nikonの説明ではView-NxiがNikon製品を扱うことを目的に開発されているとのことでスマホへの対応については保証できないという。

そこで、Transferの転送元には「リムーバブルディスク」という項目がある。

これを利用する。

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まずPCのSDカードスロットに空のSDカードを指しておき、USBケーブルで接続したスマホからこのSDカードに写真をコピー&ペーストで取り込む。

次に取り込んだSDカードをTransferの転送元として設定しスマホの写真をView-Nx-iに取り込む。

この時に転送先でのフォルダ作成形式を日付と指定すれば、日付フォルダが作成される。

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そして

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日付順に保存された

これでView-Nx-iにて一括で閲覧可能となり、整理はうんと楽だ。

補足 このTranferにはバックアップとしての保存先も求められるので容量が倍になるので注意が必要。

人格の完成は真理と正義を愛し、個人の価値を尊ぶことである。

REMEMBER3.11

peter barakan

雪の一日

今日は雪の一日だった。

始まりも雪で、車で出かけた。

午前8時過ぎ、少し早く職場に着いたので、しばらく時間稼ぎにウィークエンドサンシャインを聴いていた。

DJバラカン氏が「次の曲は京都府のAさんから、エルトンジョンのSixty Years Onです」

そして、Aさんからの便りが読まれた。

Aさんは医者から余命3ヶ月と宣告されたようだ。

淡々と便りを読む、バラカン氏。

リクエストしたAさんはこの番組の常連らしく、便りには「これが最後のリクエストになります」と書かれていた。

「残念ですが」とバラカン氏。

いつの時だったか12月8日のジョンレノン忌の番組を思い出した。

 

月に寄り添う金星 - 紙つぶて 細く永く

番組では軽井沢離山房でジョンの子息ショーンとすごした時のことや、ジョンが好んでいたうなぎ屋でのファミリーな様子を、リスナーからの投書で紹介していた。

声をかけられずそばで見つめていたというその文章から、在りし日のジョンの日本での様子がとてもよく実感できた投書でその番組構成上の白眉だったことを思いだした。

 *

エルトンジョンのLP「Elton John」はかまやつひろしの推薦LPレコードだった。

調べると1970年の発売。

www.youtube.com

この世はまさに無常という古来の感覚をなぜこの番組で体感できるのだろう。

不思議だ・・

人格の完成は真理と正義を愛し、個人の価値を尊ぶことである。

REMEMBER3.11

日本の鉄道はこのままでいいのだろうか 48 北海道鉄道冬紀行4

釧路湿原

JTBではJR北海道・北海道各地フリー切符を販売している。その中で道東フリーキップを買い求めた。

そして丁度実施されていた北海道ふっこう割を使って、12月念願の冬の北海道鉄道旅行に出かけた。

いよいよ冬紀行その4回目

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釧路駅

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釧路からは3728Dキハ54 ルパン三世のラッピングがされていた。

調べると花咲線で走る、「ルパン三世」ラピング列車だった。「ルパン三世」の作者モンキー・パンチは花咲線の沿線にある浜中町出身。

その列車が釧網線にも乗り入れている。

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釧路発8時57分  キハ54しれとこ摩周号で知床斜里まで行く。

1両編成となっている。

この列車も満席だった。

しれとこ摩周号
駅名 時間 釧路から 備考
釧路 8:57 0km  
東釧路 9:01 2.9km  
遠矢 9:08 10.3km アイヌ語のトヤ(沼の岸)に由来
釧路湿原 通過 17.6km 湿原の中にある
細岡 通過 20.0km  
塘路 9:27 27.2km アイヌ語のトオロ(沼・の所)に由来
茅沼 9:34 34.2km タンチョウの駅
標茶 9:47 48.1km アイヌ語のシペッ・チャ(大きな川のほとり)に由来
磯分内 9:57 58.7km  
南弟子屈 通過 65.2km アイヌ語のテシカ・カ(岩盤の上)に由来
摩周 10:11 73.4km なかなか興味が尽きない摩周湖
美留和 10:20 82.1km 千年村の一つ これもアイヌ語源だろう
川湯温泉 10:28 89.3km 駅からの雪原歩きがお薦めらしい
10:43 103.8km  
札弦(サッツル) 10:51 112.1km アイヌ語のサクル(夏・道)に由来
清里町 10:59 119.9km 星空の町
南斜里 通過 125.0km  
中斜里 11:06 127.2km  
知床斜里 11:12 131.8km  

 

途中茅沼駅でインバウンドだと思われる中国の女の子がひとりだけ降りた。

インバウンドで単独行動というのは珍しい。

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鉄路は湿原を避けて敷設された

タンチョウを観に行くのだろう。

近年はインバウンドの旅行形態も変わっているのかもしれない。

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www.sankei.com

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釧路川

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塘路付近

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釧路湿原とあって多くがカメラを構えている。この付近移動をすると前後の写真ポイントに辿りつけない。

知床半島

11時11分知床斜里着、ここで下車。駅前から斜里バスでウトロに向かう。

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本日の行程

ウトロへの道はオホーツク海に沿って走る。オホーツクといえば流氷だが12月にはまだ来ない。

流氷はアムール川から流れ来る。オホーツク海の流氷はアムール川産

しかし、冬のオホーツクだ寒いに決まっている。

12月さすがにまだ流氷はないが、冬の荒海でサーフィンをしていた。

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北海道鉄道冬紀行5 に続く

北海道鉄道冬紀行3 に戻る

2017年
  • JR北海道の年間赤字「▲525億7600万円」
  • JR四国の年間赤字「▲119億0900万円」
  • JR東海東海道新幹線の年度利益額「5398億6000万円」

REMEMBER3.11

日本の鉄道はこのままでいいのだろうか 47 北海道鉄道冬紀行3

花咲線

JTBではJR北海道・北海道各地フリー切符を販売している。その中で道東フリーキップを買い求めた。

そして丁度実施されていた北海道ふっこう割を使って、12月念願の冬の北海道鉄道旅行に出かけた。

その冬紀行3回目

札幌からは特急スーパおおぞらで11時釧路着。

引き続き、釧路から花咲線11時12分発各駅停車ノサップ・根室行き3629Dに乗車。

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ノサップ根室行き

釧路から先の根室線には花咲線の愛称がついている。花咲線では網棚にあげたリュックの中でGPSログが受信できた。

リュックの中のGPSログ1GPSログについていえば今回は試験としてリュックに入れた状態で移動、宿で毎日充電翌日朝に起動。その繰り返しだった。
飛行機は荷だな、列車は網棚で通した。
結果飛行機でいえば一部ログが受信できなかった。
また札幌からの特急ではほんの一部だけ受信。 釧路からはほぼ完ぺきに受信した。
 やはりGPS受信にはポケット等窓からの電波を受信しやすい環境にしないとだめかもしれない。

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花咲線の高度ログ

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落石付近の海岸線は結構標高が高い。

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この花咲線3629Dは釧路を出るときは満員だった。花咲線保存会のような活動があるのでその成果が実っているのだろう。

www.furusato-tax.jp

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今気づいたが、この写真はAFが効いていない。

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北海道 線路はまっすぐ伸びる

線路に足跡がある。ぶつかった鹿を移動させるために保線掛員が線路内を歩くことも多いそうだ。

 

オジロワシ

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東の端に来た

この近辺で汽笛がはげしく鳴り、急ブレーキがかかった。列車は止まり、見るとオジロワシが線路上にいる。

何度も何度も汽笛を響かせるが動かなかったが、ついに飛び立った。

慌ててシャッターを押した。事前にHDR撮影の準備をしていた。

その関係で写真は線路がブレて写っている。

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オジロワシは飛び立つ。

根室着13時22分。そのまま13時33分発の折り返し列車5630Dに乗車、釧路に戻った。

花咲線は味のある路線だ。落石近辺を代表に夏の風景もいいのだろうが雪の線路も情緒がある。

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上記にも書いたように花咲線を守ろう運動もあり、この列車も地元の乗車客が多く見られた。お年寄りからジャージ姿の高校生、それにインバウンドの外人客、私のような青春18キッパーまでにぎやかな車中だ。

JR北海道はこのような路線でも保持が困難として、周辺自治体に方策を考えるようにと協議をしている。単独線路で採算を考えることは最早むりなのではないか。

単独路線ごとに採算面から対策を考えることは最終的に全国JR各社の過半数が廃線を余儀なくされるということになる。

究極的にいうなら、日本の鉄道で最後に残るのは東海道新幹線と山手線、中央線くらいだろう。

花咲線は都市と都市をつなぐ線路上にオジロワシやエゾ鹿等野生動物もまじかに見え海も近い。いくつか乗車した中でも特に印象深い路線だった。

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厚岸での夕陽。美しかった。

釧路の夕陽は「世界三大夕日」と謳われている。あわよくばこの夕日をと札幌から特急に切り替えたのだ。

しかし折り返しの列車5630Dは釧路着が15時51分。釧路の日没はこの日15時52分だった。

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ホテルは夕日の名所となっている幣舞橋脇にあったが、このホテルまで駅から歩いて10分ほど。

ホテル前の幣舞橋では残念ながら夕日に間に合わず、雲がかかり夕陽もほぼ見えなかった。

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ルイベ

夕食は宿紹介の居酒屋「海へ」。ルイベがこちらで食べるものとは違い大変美味かった。

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このホテルには大浴場があり、冷え切った身体を温めた。

大浴場では弟子屈から両親と一緒に来たという男性と話ができた。ここにはよく来るそうで、特に朝食は他のホテルよりぐんと美味いと聞いた。

翌日の朝食 郷土料理が堪能できる。

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本日の行程

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2017年
  • JR北海道の年間赤字「▲525億7600万円」
  • JR四国の年間赤字「▲119億0900万円」
  • JR東海東海道新幹線の年度利益額「5398億6000万円」

REMEMBER3.11