紙つぶて 細く永く

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QGIS電子地図操作 第18回 ラベルの移動

ラベルを移動

QGIS備忘録

ラベルの重なりに困ったことは多い。

特に鉄道路線となるとラインの上に駅があり、この駅にラベルを付けると必ずといっていいほど重なる。

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いままで座標により一斉にあっちへ、こっちへ移動しながら大部分のラベルが見える位置を探し出していた。

しかし、個別に移動ができる。

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ラベルを移動させたいレイヤーを選択し、メニューバーの「ラベルとダイヤグラムの移動」を押す。

するとマウスカーソルが十字に変わるので、移動させたいラベルをドラッグ・アンド・ドロップするだけだ。

移動させるラベルをクリックすると周囲が薄い緑色に変わり移動が可能となる。

それを希望の場所にドラッグ・アンド・ドロップすればOK

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整備した結果は以下。方向は自由に動かせる。

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ラベル全部を表示させた。

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「イヴァンよお前にやる花はない」プラハの花屋

REMEMBER3.11

日本の鉄道はこのままでいいのだろうか 46 北海道鉄道冬紀行2

耐えるNikon

JTBではJR北海道・北海道各地フリー切符を販売している。その中で道東フリーキップを買い求めた。

そして丁度実施されていた北海道ふっこう割を使って、念願の冬の北海道鉄道旅行に出かけた。

この時期としては北海道も暖かかった。特に建物内は暖房が効き全くの冬支度では汗をかくほどだった。

札幌駅にてネックウォーマーを外すときに、一緒にデジカメストラップも勢いよく外した。

見事床に落ちた。そしてレンズキャップがめり込み、外れない。あれこれ試行錯誤しやっとキャップは外れたが、フィルターガラスは割れて粉々。

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フィルターも割れた

しかし、ズームも動くしAFも機能しているようだ。少しほっとする。

以下その直後の撮影画像

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第38回さっぽろホワイトイルミネーション 公式ウェブサイト

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夜の時計台

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テレビ塔

この調子なら大丈夫そう。Nikonはタフだ。

 

札幌から釧路への逡巡

本当は北海道へ行くのは最長の各駅停車JR北海道2427Dに乗る、ということが旅の目的だった。

しかしこの数年前の台風の影響で、現在路線は寸断され、富良野ー新得間は代行バスに乗り換えとなり、これでは滝川ー新得路線を踏破したことにはならない。下図参照

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幾寅付近路線・赤線は国道を走る代行バス

フリーキップは特急も乗車できるので、特急おおぞらで札幌からトマム経由釧路に行くことにする。

札幌午前7時0分発のスーパーおおぞらで釧路11時0分着

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第二日行程

札幌から滝川、新得から帯広そして釧路という路線ではなく、札幌から南千歳経由石勝線で釧路に向かう。

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スーパーおおぞら

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帯広

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厚内付近

車窓からそのパネルがずらっと並ぶ姿が見えた。音別にある巨大な太陽光発電所だった。

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音別太陽光発電所

特急スーパおおぞらは定刻通り11時に釧路に着いた。

札幌から釧路まで各駅停車JR北海道2427D利用ならば18時01分着だった。

北海道鉄道冬紀行3 - へ進む

北海道鉄道冬紀行1 - へ戻る

2017年
  • JR北海道の年間赤字「-525億7600万円」
  • JR四国の年間赤字「-119億0900万円」
  • JR東海東海道新幹線の年度利益額「5398億6000万円」

REMEMBER3.11

一脚を使ってHDR

一脚の効用

一脚を買った。

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Velbon L63M

旅行には軽く、リュックに入るサイズが良かった。

また、機動性を求められる時にも、三脚と異なり、いわばひねって伸ばすだけという利点がある。

特にHDR撮影時には必須だ。下記HDR撮影と通常撮影の画像比較

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通常撮影

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HDR撮影

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拡大

列車の中の撮影だが、拡大してもブレが少ないことが分かる。

これは便利です。

 

人格の完成は真理と正義を愛し、個人の価値を尊ぶことである。

REMEMBER3.11

日本の鉄道はこのままでいいのだろうか 45 北海道鉄道冬紀行1

Flightradar24

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日本近辺に飛ぶ飛行機

日本の空には多数の飛行機が飛んでいる。上図は2018年12月27日10時19分現在の日本上空の飛行機。この画面を見ていると何秒か毎に少しづつ飛行機が動いている。見飽きない。

このサイトはリアルタイムで飛行状況が確認できるらしい。詳しくは以下

Flightradar24(Wikipedia)概要
2006年、2名のスウェーデンの航空ファンが、ヨーロッパ北部・中部のADS-B受信ネットワークの構築をスタートし、2009年に公開した。
希望するユーザは、誰でも受信したADS-BのデータをFlightradar24のサーバに送信できるシステムとして公開されたため、世界各国の航空ファンの協力によってレーダーの対応範囲は拡大し、現在はヨーロッパ、アメリカをはじめとしてアジアやオセアニア、アフリカの一部に対応している。
従来は、航空管制官やパイロットしか知ることのできなかった、航空機の位置情報・飛行経路が手軽に取得できるため、航空事故発生時にマスメディアの情報源として用いられている。
仕組み
Flightradar24上で利用されているデータは、航空機から発信されるADS-Bの電波を世界各地の有志およびFlightradar24が設置した受信システムによって受信し、Flightradar24のサーバに転送したものである。そのため、北朝鮮など受信設備が整えにくい地域や、海上などを飛行する航空機は表示されない。
 一部地域ではMLAT(マルチラテレーションシステム)およびFLARM(FlightAlarm、軽飛行機・ヘリコプター・グライダー向けの衝突防止システム)からのデータ、アメリカ合衆国やカナダの領空内などで連邦航空局(FAA)から取得したデータも利用されているが、ADS-Bのデータがほぼリアルタイムであるのに対し、こちらは5分遅延して表示される。
また、ADS-Bに基づく航空機は黄色のアイコンで表示され、FAAのデータに基づく航空機はオレンジ色で表示

 

 

なにを好んで冬の北海道鉄道を旅したか

JTBではJR北海道・北海道各地フリー切符を販売している。その中で道東フリーキップを買い求めた。

そして丁度実施されていた北海道ふっこう割を使って、念願の冬の北海道鉄道旅行に出かけた。

ふっこう割 旅の予約 - 紙つぶて 細く永く
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道東フリーキップ

道東フリーキップは5日間で17200円 上画像記載の区間内JR北海道の特急・快速・普通列車の自由席と指定席で使うことができる。

ふっこう割35000円/人もゲットできたので奮発して5泊6日で北海道を札幌ー釧路ー根室ー知床ー網走ー旭川ー稚内ー小樽とほぼ一周する計画

まず考えたのは新幹線で東京経由北上するコース。

ところがJTBでツアーの相談をするうちに往復東海道・北海道新幹線利用だと最初の一泊料金は38900円/人、一方飛行機を利用するとなんと往復飛行機代を含んだ最初の一泊料金が36900円/人となった。

飛行機利用の方が2000円/人安く、かつ時間が節約できる、それは当然か。

現地での時間を優先する意味からも、ここは涙を呑んで鉄道より飛行機を選んだ。

GPSロガー

飛行機は伊丹からの出発。

旅行には鉄道路線の標高を測ろうとGPSロガーを持参した。

以前は機内持ち込み禁止だったらしいが右記解禁された 電子機器の使用制限緩和概要 

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そのログをQGISにおとした。

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図中のaからbまでは、GPSロガーはリュックに入れ、機内では荷物棚の中にあってGPSによる測位が出来なかった。したがってルートは推定になる。

しかしbからはしっかりGPSログがとれていた。

機内でシートは進行方向に向かって左の窓側だった。写真に琵琶湖が写っていることから今回のルートは赤い線だったことが分かる。

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不明な飛行ルートをいろいろ調べるうちにTopにあるFlightradar24にたどり着いたという次第。

伊丹空港から隣りの席には滋賀県から札幌に向かうという女性と一緒だった。ご主人が札幌に単身赴任とのことで、月に1回は札幌に向かいます、というベテラン乗客だった。

お互い好きな鉄道、それも北海道の鉄道についての危惧などを話しフライト中会話が途切れなかった。

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CanWayによる飛行高度

話している間も飛行機は高度12000m付近を飛び続け、青森県夏泊岬付近で高度を下げ始め、1時間14分程度で新千歳空港に着いた。

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北海道鉄道冬紀行2 - へ続く

2017年
  • JR北海道の年間赤字「-525億7600万円」
  • JR四国の年間赤字「-119億0900万円」
  • JR東海東海道新幹線の年度利益額「5398億6000万円」

REMEMBER3.11

ステレオ スピーカー HI-FI アンプ

ついにR-811Mにさよなら

結局寒さの中、R-811Mの立ち上がりが遅く、電源オンのあと温まり音が出るまでの数十分が我慢できなかった。

すぐにWebで「2チャンネルパワーアンプ」を買い求めた。

最安値を探し

「 2チャンネル パワーアンプ  ステレオ スピーカー HI-FI アンプ ゴールド」

を購入。Amazonでなんと2980円だった。

Amazonは驚くなかれ、Web注文で翌日届く。(最近はこれも常套句だなあ)

接続はいとも簡単、PCからUSB(A)-USBType-Cケーブルで接続し音楽を流すと一発で音が出た。

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商品説明にはないが、DACの機能がついているのだろう、直接スピーカーをつないで音がでた。

ニコンポでは音を出すまでに、レコードがあり、ターンテーブルがあり、アンプ(メイン、プリ、プリ+メイン各種あり)、スピーカーが2本あって、音が出ていた。

そして、附属にラジオを聴くチューナーがあり、カセットテープを聴くカセットプレイヤーが付いていた。

オーディオの進化過程で、心臓部が真空管からトランジスタにかわり、「音も変わった」といわれた。

レコードプレーヤーがベルトドライブからダイレクトドライブに変わり技術の革新を目の当たりにした。

やがてCDがレコードにとってかわり、デジタル音楽の世界となった。

つまり、レコードプレーヤーがCDというデジタルに変わった時から、DAC(デジタルアナログ変換器)が組み込まれるようになり、デジタルの世界に変わったのだ。

デジタルはPCの最も得意な世界、今後はオーディオもPCに取り込まれることになるのだろう。

しかしスピーカーだけは構造的に電気の強弱というアナログの信号で電磁石を振動させ音を出している。電気の強弱というのがアナログ信号そのものであるらしい。

昨今見渡せばそのスピーカーもデジタル化が進んでいるらしい。

すでにフルデジタルスピーカーも発売されているようだ。

av.watch.impress.co.jp

さて購入したパワーアンプだが、中島みゆき、クイーンからグレングールド、ベートーベン、モーツアルト、イツアークパールマン、ポールサイモン、器楽曲からボーカルまで聴いているが、音が薄い感じはするが、音質は明瞭で、最近のPC用音楽再生ソフト側にイコライザー機能がついていることを考えればこれで充分楽しめる。

D-102Aにももう少し活躍してもらう。

 

人格の完成は真理と正義を愛し、個人の価値を尊ぶことである。

REMEMBER3.11

再びのオーディオ工作

R-811M

息子が「ボヘミアン・ラプソディー」を観に行った。

これだ、

だってクイーンは永遠だもの 旋風再び、息子の名前も…:朝日新聞デジタル

そして、

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クイーンJewels

を買ってきた。

さっそく聴こうとしたら、音がでない。昨日まで音は出ていた。

またWin10のいたずらかと思ったが、この急な寒さのせいでオーディオが固まったかとも思える。

すこし室温があがってから、挑戦したが駄目。

古い「R-811M」ついに寿命かと、代わりの機器を模索することにした。

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家電店に聞くと私の使い方は、PCからDAC変換出力の音源だから、どうしてもアンプ(英語ではamplifier=増幅器のこと)が必要になる、とのこと。

そうなると数万円以上となるので・・・

そこでWebを探した。するとデジタルオーディオパワーアンプというものが見つかった。

これなら1万円以内で買えそうだ。

Amazonの画像を各種いろいろ眺め、検討すると、以下の画像に気が付いた。

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スピーカー端子が、銅線直結ではない。「バナナプラグ」になっている。

ウーファーエッジ張り替えをした愛着のある今のスピーカ

greengreengrass.hatenadiary.jp

なのでまずスピーカーの銅線を「バナナプラグ」に変換が先決と考えた。

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交換は簡単だった。銅線を差し込みマイナスプラグで絞め、さらにキャップを絞るだけ。

 

バナナプラグ

その銅線を外すときに「おや」と感じた。端子で銅線が緩んでいる。

結果は銅線の緩みだった。

スピーカーとアンプは同じ棚の上だから音楽で振動が伝わり、絞めていた端子が緩んだのかもしれない。

銅線をバナナプラグに変えてしまったので再びこれをR-811Mに接続する。

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取説にはバナナプラグの解説がない。

じっくりR-811M裏面を見直すと、端子の中に穴がある。

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ここに差し込みバンザイ無事音が出た。

将来まさしく「R-811M」様が眠った時は、デジタルオーディオパワーアンプになりそうだ。

補足 ONKYOのサポートに聞くと、オーディオ機器は常温での操作が基本なので、0度近い室温や高温の室温では動作しにくいとのことだ。 まあ音が出にくくなったのは近年の事なので、部品の劣化がより動作温度帯を狭くしているのかなあ。

「イヴァンよお前にやる花はない」プラハの花屋

REMEMBER3.11

QGIS電子地図操作 第17回 海岸鉄道6

海岸に近い駅

前回で海岸に近い駅一覧が作成できたので、個別に見てゆく。

まず神戸新交通六甲アイランド線の「南魚崎」

こちらの「distance」欄は「0.0000853629261687279」となっている。

単位は100kmなので換算すると「8.536m」

googlemapで確認

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なるほど海に近い。

JR50位までの海の駅

ここで基本的なデータ説明を。

鉄道時系列データ内の駅ポイント作成方法
  • 国土地理院が発行している1/25000の地形図に記載されている駅のプ ラットホーム部分を ラインデータとして作成
  • 上記鉄道データの属性情報では、駅の位置を定義しているデータは、ポイントではなく、ラインとして存在
  • この鉄道データの駅の中点に、ポイントを配置
*国交省による解説

つまり駅として代表されるホームの中心に駅としての「ポイント」がある、ということになる。まあ結構幅がある。

 

JRに限定した海に近い駅一覧上位50は以下になる。

海岸に近い駅
*駅名をクリックすると現地へ旅にでた気分になるかも
順位 路線名 会社名 海からm
1 東園 長崎線 JR九州 14.84
2 池の浦シーサイド 参宮線 JR東海 15.31
3 陸前大塚 仙石線 JR東日本 16.69
4 大狩部 日高線 JR北海道 17.45
5 北舟岡 室蘭線 JR北海道 20.46
6 千綿 大村線 JR九州 20.55
7 広戸 五能線 JR東日本 20.73
8 陸前富山 仙石線 JR東日本 21.71
9 ハウステンボス 大村線 JR九州 23.09
10 小長井 長崎線 JR九州 23.92
11 大畠 山陽線 JR西日本 30.25
12 驫木 五能線 JR東日本 33.12
13 青梅川 信越線 JR東日本 33.43
14 豊後豊岡 日豊線 JR九州 36.17
15 下灘 予讃線 JR四国 38.54
16 水尻 呉線 JR西日本 39.80
17 小金沢 気仙沼線 JR東日本 42.46
googlemapに誤差があり、画像添付
18 湯川 紀勢線 JR西日本 42.66
19 山川 指宿枕崎線 JR九州 43.03
20 函館線 JR北海道 43.13
21 大草 長崎線 JR九州 43.13
22 桂川 函館線 JR北海道 44.52
23 朝里 函館線 JR北海道 46.71
24 北浜 釧網線 JR北海道 46.98
25 風合瀬 五能線 JR東日本 47.23
26 田儀 山陰線 JR西日本 47.24
27 陸中八木 八戸線 JR東日本 47.47
28 箕浦 予讃線 JR四国 49.51
29 雨晴 氷見線 JR西日本 50.94
30 折居 山陰線 JR西日本 52.09
31 米山 信越線 JR東日本 52.73
32 大戸瀬 五能線 JR東日本 52.84
33 安和 土讃線 JR四国 53.01
34 予讃線 JR四国 53.69
35 宮ヶ浜 指宿枕崎線 JR九州 56.54
36 かるが浜 呉線 JR西日本 57.10
37 大岸 室蘭線 JR北海道 57.67
38 大谷海岸 気仙沼線 JR東日本 59.57
39 石谷 函館線 JR北海道 60.05
40 横須賀 横須賀線 JR東日本 60.44
41 小屋浦 呉線 JR西日本 60.86
42 那智 紀勢線 JR西日本 62.15
43 喜多灘 予讃線 JR四国 62.67
44 竜ヶ水 日豊線 JR九州 63.44
45 安芸長浜 呉線 JR西日本 64.38
46 神代 山陽線 JR西日本 64.48
47 肥後長浜 三角線 JR九州 65.14
48 清畠 日高線 JR北海道 65.80
49 宇田郷 山陰線 JR西日本 66.70
50 黄金 室蘭線 JR北海道 67.06

国土数値情報により作成

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2017年
  • JR北海道の年間赤字「-525億7600万円」
  • JR四国の年間赤字「-119億0900万円」
  • JR東海東海道新幹線の年度利益額「5398億6000万円」

REMEMBER3.11

QGIS電子地図操作 第16回 海岸鉄道5

海岸に近い駅

海岸駅を検証してみよう。

海岸線から近い駅をQGISで探してみる。

方法は

国土交通省の国土数値情報「1国土(水・土地)」>「<水域>」>「海岸線」ファイルを用意。これは海に面する38都道府県に分かれている。

一方、「4. 交通」>「鉄道」の中にある「N05-16_Station2」ファイルは全国一つのファイルだ。

上記2種のファイルからは全国一本の接近数値を算出することは不可能なので、海岸線38ファイルを一つにまとめる。

注意これはかなり時間がかかる方法で、時間短縮を考えるなら、駅データを38都道府県に分割し、府県ごとに算出することも可能。ただ分割した場合全国で海に一番近い駅等を算定するときは、再び算出した38ファイルを一つにまとめなければならない。

QGISで海岸線の結合レイヤを作成する。

「ベクタ」>「データ管理ツール」>「ベクタレイヤの結合」をクリック

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開いた「複数選択」の画面で結合する38ファイルにチェックを入れ「CRS」も選定しておく。

(こちらも同じく「結合された」には何も記入しない=保存を求めない)

そして「OK」気長に待つ・・30分ほど

(CPU:Core i5-3330 メモリ:8GBの場合)

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結果がでたら「国土数値情報全土海岸線」として保存

プラグイン「NNJoin」

QGISに「NNJoin」というプラグインがある。

これを使えば接近情報が出るようだ。

鉄道路線(ラインデータ)と海岸線(ラインデータ)の接近情報が求められればいいのだが、このプラグインではポイントデータとラインデータの間の接近情報しか無理なようだ。

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結果「distance」フィールドに海岸までの距離が表示される。

以下は属性テーブルをエクセルに吐き出したもの。

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距離の単位は100kmなので「八景島駅」は海岸から10mほどの距離となる。

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QGIS電子地図操作 第15回 海岸鉄道4 に戻る

 

2017年
  • JR北海道の年間赤字「-525億7600万円」
  • JR四国の年間赤字「-119億0900万円」
  • JR東海東海道新幹線の年度利益額「5398億6000万円」

REMEMBER3.11

QGIS電子地図操作 第15回 海岸鉄道4

海から50m海岸鉄道

海岸に近い鉄道路線ということで、海岸から50m以内を通る鉄道路線を求めよう。

手法は海岸線(ラインデータ)から50mバッファを求め、その中を走る鉄道路線(ラインデータ)をクリップする。

当然河岸線はラインデータなのでそのままではクリップできない。50mバッファにすることでクリップできるようになる。

九州から試行したところ、いきなり長崎県の50mバッファで長時間になる対策を考える結果となった。

「C23-06_47-g_Coastline.shp」の50mバッファを進めると、30分経っても完了しなかった。

が、保存のタスクを別にとることで、思いっきり短縮ができた。

その結果無事海に面する都道府県それぞれの海岸から50mのバッファを38都道府県分作成後、そのバッファと国土数値情報の鉄道路線によってクリップデータを求めた。

クリップは以下から作成

f:id:greengreengrass:20181128160328p:plain

次のクリップ画面では

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入力レイヤに「N05-16_Station2」を選定、

クリップレイヤには「hokkaido海岸50m(作成した50mバッファ)」と選定。

このクリップを35作成する。

(海に面する都道府県38の内、秋田県、茨城県、鳥取県には50m以内の海岸鉄道はなかった)

全部を表示すると下図のような結果となる。

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日本標準地図におとすと。

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QGIS、国土数値情報により作成

結果的には100mバッファと大差なかった。

そらそうだ、100mバッファの中に50mバッファがあるので、同じ場所に50mバッファが載る。

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2017年
  • JR北海道の年間赤字「-525億7600万円」
  • JR四国の年間赤字「-119億0900万円」
  • JR東海東海道新幹線の年度利益額「5398億6000万円」

REMEMBER3.11

QGIS電子地図操作 第14回 海岸鉄道3

近接する海岸鉄道

地理情報にはついのめり込んでしまう。

前回海岸に近接する鉄道を100mまで求めた。

そしていわば「海岸鉄道」を眺めて、より近接する路線を調べてみようとなった。

1mの近接点をだしてみた。しかしこれはデータ精度を無視した解析だった。

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詳しく見てみる。

上図は三重県紀伊長島駅付近のGISになる。

A国土地理院の海岸データ(薄い青)はポイント数が少なく直線部分が多い。

しかし同じ場所のB国土数値情報の海岸データ(薄い緑)を表示させるとこちらは各都道府県に分かれて作成されている。そしてポイント数が多いので、曲線を描いている。

国土地理院の海岸線1mバッファでクリップすると少ないポイント間でショートカットすることもあり、上図の赤丸のように鉄道路線と国土地理院の海岸がクロスする点も出てくる。

前回では一旦国土地理院の「海岸」データと結論付けたが、やはりポイント数すなわちデータ量の多い国土数値情報に戻る。

何メートルに設定すればいいか・・・

そこで参考までにこの図から国土数値情報の海岸線と鉄道路線の近接距離を計算した。

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上の図では36mとなった。

この数字を元に海岸から50mで算出してみよう。それにはやはり国土数値情報の各都道府県別海岸データが必須となる。

都道府県別の海岸データから都道府県別の50mバッファを作成し、JR路線を都道府県個別にクリップする。

作成と保存を分ける

国土数値情報のデータはポイント数が多いと見え、バッファに時間がかかる。今回は海岸が入り組む九州各府県から作成する。

いきなり長崎県の海岸データから50mバッファを作成中にトラブルが。

PCが計算中ということでインジケータは「99%」を指してのち進まなくなった。

しかしこれはなんとか応急の策を見つけた。

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バッファ画面で最後の「バッファ」にファイルとしての保存を求めると、固まってしまう。

ここを空欄にしバッファ完了後に作成されたレイヤ上で右クリック、出たメニュー下記から「エクスポート」「SaveFeatureAs・・」を選択しバッファ画面と同じように保存してやればOK。

作成と保存を同時に行うとビジーとなり、エラーとなるようだ。

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長崎県の海岸データは「15290KB」、50mバッファ後が「36260KB」だった。

北海道は海岸データが「11326KB」とそう変わらないのに、50mバッファ後は「26160KB」この約10000KB差が大きい。

これが原因かも・・

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2017/18/19年JRの決算より
  • JR北海道
    2017年3月決算赤字「▲525億7600万円」
    2018年3月決算赤字「▲559億8200万円」
    2019年3月決算赤字「▲520億円」
  • JR四国
    2017年3月決算赤字「▲119億0900万円」
    2018年3月決算赤字「▲123億3300万円」
    2019年3月決算赤字「▲128億6400万円」
  • JR東海
    2017年3月決算利益額「5870億円」
    2018年3月決算利益額「6127億8400万円」
    (2018年3月決算リニア新幹線関連投資額2500億円)
    2019年3月決算利益額「7097億7500万円」
    (2019年3月決算リニア新幹線関連投資額3100億円)

REMEMBER3.11