富山湾鮨
海王丸公園での寒さに震えながら、海王丸駅で万葉線を待った。海王丸から一駅先が終点越ノ潟で、万葉線はここで折り返し運転となる。この付近万葉線は単線で少しでも暖をとるために、上り下りどちらか早く来るほうに乗ることにした。この辺りが乗り放題になれた青春18キッパーとしての感覚だなあ。
下りがやってきたのでひとつ先の越ノ潟駅まで乗車。折り返し高岡駅行きの上りとして出発。
列車は「アイトラム」車内も静かで「志の輔」解説もぐっと聞きやすくなった。再び志の輔の名調子をどうぞ。(こちらは長く10分ほどあります)
この電車に乗り暖かくなってマフラーを外し、アナウンスに酔いしれていた。そして案の定マフラーを置き忘れた。
当日宿に帰ってから気が付き、すぐ万葉線本社に連絡を入れた。そして本社に届いているとのことで翌日再度万葉線本社まで取りに行くことになった。
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今夜は待望の富山湾鮨である。第一ホテル内にはフレンチ・中華・日本料理・鮨などレストランがある。当初は当然鮨店を考えていたが、ふと日本料理のほうが鮨だけよりもバラエティにとぶと考え、そしてメニューに鮨もあるだろうと日本料理店予約を入れた。
ところがその日本料理店に鮨のメニューがなかった。どうしようと考えていると、店の方がホテル内の鮨店から出前という形で鮨がだせますよとのこと。そして富山湾鮨にぎり十貫、汁物がやってきました。
ノドグロやサワラ、マアジ、スルメイカ、クロムツ、アマエビ等々身のしまった冬の富山湾の魚。さすがに美味かった。
そしてもちろんホタルイカの沖漬けこちらも絶品でした。
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宿で富山湾鮨を堪能した翌日は、昨夜来の雨が雪に変わり前の街路樹が見事に白い衣を着ていた。
富山市役所も白い
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ドラえもん電車
そして昨日の忘れ物をとりに高岡へ。再びとやま一日乗り放題きっぷを購入し高岡へ・・
高岡駅に到着し万葉線高岡駅で電車をまっていると、驚くことにドラえもん電車がやってきた。後で調べるとドラえもん電車は前日の18時に編成ダイヤが決まるそうで、なかなか時刻を調べ出会うことは難しそうだ。
ドラえもん作者の藤子・F・不二雄は富山県高岡市出身。コンビの藤子 不二雄Ⓐは富山県氷見市出身。
万葉線にドラえもん電車が走り、JR氷見線には忍者ハットリくん列車が走っている。
忍者ハットリくん列車で行く城端線 氷見線の旅:JRおでかけネット
こちらも時刻は不定期となっている。写真を取り損ねたが高岡駅に入線する忍者ハットリくん列車の後ろ姿を見た。
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この日は富山に近づくにつれて立山がくっきりと見えてきた。そこでこちらも二回目市役所展望台から雄大なパノラマを眺めた。
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冬の越中八尾
富山から越中八尾へはJR高山線で向かう。駅前からコミュニティバスが出ている。そのバスの運転手さんも八尾出身とのことで、丁寧にルートにそって街を解説案内してくれた。
それこそ9月1日から3日のシーズンには人口5000人の町に22万人の観光客が訪れるという。宿もとれないはずだ。
列車の時刻もあり駆け足の見物となった。まずはおわら資料館
なんでも中興の祖と呼ばれる、地元の医師でありおわらの名人川崎順二氏にちなんだものが展示してある。
そして諏訪町
高山線からの立山が最も美しいということも聞いた。そこで帰りの車中からの一枚
富山を回ってみて富山はLRTの導入先進県で市内電車としても乗りやすい車両が使われている。市民にとっては鉄道が利用しやすいといえる。
この地であっても、このように鉄道会社として努力してもいかんせんマイカーにかなわない面がある。富山地方鉄道も鉄道外の収益を含む状態で2015年赤字、2016年は少し改善し12089百万円の営業収益に対し292百万円の利益となっている。
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まず家の玄関を出るときに目の前にあるマイカーと少し歩き駅までの距離をかんがえるとどうしてもマイカーに有利な状況となってしまう。
東京の三軒茶屋あたりなら東西南北どちらに向かうにせよ数分の距離に駅があり、マイカーに比較して鉄道の利便性が勝る結果となっているのだが・・。鉄道の課題が垣間見れた旅でもあった。
REMEMBER3.11
不断の努力「民主主義を守れ」