外出が憚れる今、過去の旅を見つめ直すとどうなるだろうか・・
今回は2016年10月の「秋の乗り放題キップ」の2泊3日間の旅を再記事に。
JR最高点を走る小海線。
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表中の赤字は乗車時間。合わせて駅間の距離と平均運行速度、駅数を掲載した。
【凡例】(今回はスペースの関係で省略バージョン)
駅 |
駅名 |
区間 距離 |
駅間の営業キロ |
時速 |
駅間の運行時速 |
駅数 |
区間の駅数 |
駅間 |
駅間の運行時間分 |
6時 |
出発 |
列車番号 |
所要時間 |
到着 |
検証 小諸まで
今回は小諸から小海線、小淵沢から身延線そして東海道線を巡る。
JR秋の乗り放題パス(以下参照)を使った。
参照 秋の乗り放題パス 注:2019年の詳細
名古屋から信州小諸、そして甲府、身延線で富士経由東海道線を回るコース。
ごやっかいになっている「Jordan青春18きっぷ検索」では当然JRの路線以外は選択できないので、選択結果は最短ではないルートになる可能性がある。
その青春18きっぷ検索は松本の手前塩尻から小淵沢、小海線経由で小諸までのルートを選んだ。
丁度Nの字を描いての路線になる。
当初このコースで旅程を組んでいたが小諸着が夜7時前になった。
宿の食事を考えるともう少し早く着きたい。
そこで時刻表で調べた。小諸までは松本から篠ノ井線で篠ノ井、しなの鉄道で小諸へとたどれる。
これで時間がなんと2時間も短縮できた。
しなの鉄道では青春18きっぷ・JR乗り放題パスが使えないことになっているので、別途980円しなの鉄道の運賃が必要となる。
以下今日の行程 |
駅 |
京 都 |
米 原 |
大 垣 |
名 古 屋 |
中 津 川 |
松 本 |
篠 ノ 井 |
小 諸 |
路線 |
東海道線 |
中央線 |
篠ノ井線 |
しなの 鉄道線 |
7時 |
45 |
3200 M |
8時 |
56 |
41 |
|
46 |
3204 F |
9時 |
33 |
19 |
|
26 |
2527 M |
32 |
58 |
10時 |
|
24 |
2712 M |
11時 |
1h 15 |
39 |
12時 |
|
00 |
1831 M |
13時 |
2h 15 |
14時 |
15 |
|
28 |
1539 M |
15時 |
1h
|
28 |
|
55 |
1831 M |
16時 |
51
|
46 |
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検証 名古屋小誉(ほ)め
米原駅の駅そば 京都から快速で米原へ、
朝食をとっていなかったので当然駅そばをと考えホームの駅そばに行くと湯気がたった鍋はあるが開店は8時45分という。
この微妙な時間設定が毅然と「その時間まではお断り」という姿勢を告げている。
今は8時30分
次の列車出発は8時47分発。駅そばは間に合わない。しかたなくおにぎり2個を手に列車に乗る。
大垣からは快速列車で、休日だが勤務姿の人も大勢いる。
そのためか乗客は多い。
名古屋着は10時24分。
朝食でもなく昼食にはまだ早い「中途半端な都市」、いや間違った中途半端な時間だった。
のぞいたBellMartでなぜか思わずビールを買ってしまった。
名古屋 不思議な街だ。
今まで通過したことしかない。
いや一度中日巨人戦を見に来たかな。(まだ落合が巨人の4番に座っていた)
なによりウイロウが口に合わない。
メリハリがないのっぺらぼうな食感だ。
そして「エビふりゃい」始めなんでもミソにする感覚もいただけない。
「ひつまぶし」のネーミングとの落胆さ、上げれば切りがない?ので名古屋の悪ふざけはここまでで、現在の名古屋は日本で唯一上向きというイメージがする都市だ。
市長も才能はないが元気だけはある。
TOYOTAを筆頭に元気いっぱいあふれる都市。
(これで失点を回復できたろうか)
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検証 中央西線-篠ノ井線
中津川までは中央線、山の中を走り、横を流れる木曽川をじっと眺めて、司馬遼太郎の「ヨーロッパ人から見ると日本の川は川ではなく滝だ」という一文を思い出した。
急流のところどころに関電の発電所があった。
昔はこのような落差でも発電のコストは賄えたのだ。
中津川へは11時39分着で出発は12時。
ここで少し中津川出発を遅らせようとも考えた。
しかし時刻表によると次の普通列車は13時発。しかし南木曽までの運行。
結局それに乗ると松本へは2時間ほど遅くなるのでやはり12時発の松本行きに決定。
急いで駅そばを注文し食べた。
出てきたのは真黒なだしで「あー関東の出汁」と少しがっくり。
熱海の駅そばでもここまで黒くはない。
食後に慌てて列車に駆け込む。
最後1、2本は食べきれなかった。
松本着は14時15分、2時間15分の乗車時間。
写真は熱海の駅そばです。
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検証 姥捨
この距離を普通列車で巡るとどうしても2泊3日になる。
その2泊をどこにするかと考え、小諸ともう一泊温泉でと考えた。
2泊の配置からすると山梨から富士や伊豆あたりになる。
石和温泉と考えたが列車ダイヤを組んで見ると宿までの到着が少しきつい。
そんなこともあり甲府宿泊に変更した。
松本を14時28分発で篠ノ井線で篠ノ井へ15時28分着。
途中日本三大車窓の駅姥捨駅を経由、 あとで息子に教えられたがこの姥捨駅近くに美しい棚田があるという。
大糸線・飯山線
姨捨の棚田 〜日本の棚田100選から眺める善光寺平の朝焼けと夜景 | ピクスポット (絶景・風景写真・撮影スポット・撮影ガイド)
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篠ノ井駅では丁度貨物列車が機関車EH200-22の方向転換をしていた。
松本駅で長い連結の緑の貨物車両が待機していたが日本石油輸送JR貨物塩浜駅専用と表示されていた。
その貨物が松本から篠ノ井線経由篠ノ井からしなの鉄道に入る。
機関車EH200-22には前後に運転席が付いているので、ここで機関車を後ろに回すのだ。
このEH200は愛称があり「ブルーサンダー」なんと国交省のHPでも紹介されている。 国交省「車両紹介」
鉄道:車両紹介国土交通省 1台で2台分の働きをするJR貨物のスターなのだそうだ。
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篠ノ井駅から屋代高校のマークを胸にした生徒も同じ列車15時54分発にのった。
次の駅が「屋代高校前駅」だった。
列車は軽井沢へ向かう。
しなの鉄道はJRから譲渡されたかっての169系を使っているのだという。
小諸駅へは到着16時46分、改札では大勢の乗客の中で乗り放題パスを示すとどこからですかと聞かれた、篠ノ井からの料金980円を支払い改札をでると、小諸はどんよりとした天気だった。
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REMEMBER3.11