外出が憚れる今、過去の旅を見つめ直すとどうなるだろうか・・
今回は2016年10月の「秋の乗り放題キップ」の2泊3日間の旅を再記事に。
JR最高点を走る小海線。
*
表中の赤字は乗車時間。合わせて駅間の距離と平均運行速度、駅数を掲載した。
【凡例】
駅 | 駅名 | |||||||||
区間 距離 |
駅間の営業キロ | |||||||||
時速 | 駅間の運行時速 | |||||||||
駅数 | 区間の駅数 | |||||||||
駅間 | 駅間の運行時間分 | |||||||||
6時 | 出発 | 列車番号 | ||||||||
所要時間 | 到着 |
検証 小諸から小海線
翌日は雨だった。
懐古園も雨に煙り、傘なしでは見学も無理だったので次の目的地小淵沢へ向かうことにした。
そして列車時刻を調べるとなんと18分後に出発とわかった。
そそくさと準備するが今からチェックアウトのあと駅に駆けつけても間に合わないと考えた。
ところが調べるとその列車の後は2時間後の10時13分。その時間でも、懐古園散策は無理だし、少し考え佐久平駅で新幹線でも見るか(撮影するか)となった。
そして佐久平を経由する列車は小諸8時39分発。
*
以下今日の行程 | |||||||||
駅 | 小 諸 |
佐 久 平 |
野 辺 山 |
小 淵 沢 |
甲 府 |
||||
路線 | 小海線 | 中央線 | |||||||
区間 距離 |
7.4 | 48.1 | 23.4 | 39.6 | |||||
時速 | 27.8 | 33.2 | 45.3 | 60.9 | |||||
停車 駅数 |
8 | 20 | 4 | 8 | |||||
駅間 |
2'00 | 4'21 | 7'45 | 4'52 | |||||
8時 | 39 | 126 D |
|||||||
16 | 55 | ||||||||
9時 | ぶら ぶら |
||||||||
10時 | 29 | 228 D |
|||||||
11時 | 1h27 | 56 | |||||||
12時 | 31 | 27 | |||||||
13時 | 10 | 438 M |
|||||||
39 | 49 |
佐久平駅からはJR東日本の新造車両「キハE200」だった。
このキハE200-3が小海線を上る。佐久平駅の標高が約700m、ここからJR路線最高の駅野辺山が標高1345m、標高差645mを上る。
なぜか発電のエンジン音が大きい。野辺山駅の手前から録音した。
それにしても山の中で「小海」という名は不思議だ。
検証 甲府
小淵沢到着 売店で懐かしい、かっての国鉄時代のお茶を、陶器製で売っていた。
ほうじ茶が入って380円
小淵沢は改札を出た時に長万部駅を思い出した。よく似た駅だ。
2016年の小淵沢駅(その後2017年駅舎は建て替わった)
長万部駅2014年12月
*
小淵沢から甲府へ、途中早稲田大学の山クラブが乗ってきた。昨日の雨で八ヶ岳を撤退したそうだ。
今日からは晴れだよと伝えると、明日10日は授業があるので竜王の温泉で休憩し帰京とのこと、真面目なんだ。
甲府到着は13時49分。ホテルに荷物を預けそそくさと県立美術館。
ここにはミレーが70点ある。
*
ところで甲斐から見る富士であるが秀麗である。
小淵沢甲府間の列車から撮ったもので少し拡大している。左上は隣の人の肘です。
しかし現実に見る富士は、
(これは甲府駅近くで撮影)
このように山に遮られて裾野が見えない。
御坂山系や天子山系(下図青い線)が大きく富士を囲んでいるのでこの山系に妨げられて甲斐から富士の裾野が見えない。
ところが駿河(特には上図矢印部分)からみる富士は裾野を山に遮られないで視野に裾野が広がり雄大な眺めになる。頭に残る富士の多くは駿河から見たものが多い。ここにも駿河からの一枚が多い一因があるのでは。
*
乗り放題パス3日目(最終日)甲府駅発9時5分の身延線に乗った。
富士は裾野どころか頭すら見えなかった。
上地図でオレンジ色の身延線と富士の間に天子山系が横たわっていた。列車は山間の渓谷を進む。
なぜか車掌姿が二人。
これはWeb上にある切符関係の業務のみを行う係員はJRの論理では運転の補助的な業務ができないので、車掌といわない慣例にあるように、途中乗降が結構見込まれる身延線で切符関係のみ行う補助かもしれない。
昼過ぎ富士市に近づき晴れ間が出てきたが12時24分富士駅着。
富士は雲の中。今回の旅のメイン身延線は3時間強何事もなく終わってしまった。
静岡で昼食後帰路
土休日、豊橋発13時33分以降の毎時33分発米原行きは大垣乗り換えが無く大変便利だ。
(2020年8月は土休日13時32分以降の毎時32分発)
REMEMBER3.11