紙つぶて 細く永く

右の「読者になる」ボタンをクリックし読者なっていただくと記事更新時にお知らせが届きます。

}

再訪問 青春18きっぷ旅 2013年7月 Part4

外出が憚れる今、過去の旅を見つめ直すとどうなるだろうか・・

今回からは2013年7月の「再び東北巡りの旅」4回目 

白神山地から津軽と巡ります。

表中の赤字は乗車時間。合わせて駅間の距離と平均運行速度、駅数を掲載した。

【凡例】

駅名
区間
距離
駅間の営業キロ
時速 駅間の運行時速
駅数 区間の駅数
駅間 駅間の運行時間分
6時 出発 列車番号
所要時間 到着

 

検証 不老ふ死温泉

f:id:greengreengrass:20200420093429p:plain

不老ふ死温泉は海岸に接した位置にあり、宿と日本海の間に露天風呂がある。

茶褐色の湯に浸り打ち寄せる波音を聞いていると思わず温泉の心地よさに唸る。

この露天風呂は混浴であるが、すぐ横一段高いところに背丈ほどの壁で分かれて女性用がある。

当然混浴に女性は入ってこない。

しかし日本海を展望する関係か女性用の床が1段高い。

女性でも頭一つ壁から上にでる。

なぜか女性用からずっと、波打つ日本海を、そしてわれわれがいる混浴風呂をも眺めている婦人がいた。不思議な温泉だ。

100人ほどが入れる夕食の場だけで複数箇所はある大きな宿である。

青森県とあって夕食には少しだが大間のマグロが出た。

大きな広間でわれわれ以外に若い男性という三人の静かな夕食であった。

平日であったが海水浴シーズンとあってかなり大勢の宿泊客が見受けられた。

しかし情緒ある温泉というわけで無く町の巨大なドライブインという風情であった。

f:id:greengreengrass:20200424082856j:plain

翌日は(難読駅)艫作まで送迎があり、ここから出発。

艫作-山形









区間
距離
95.6
時速 31.0
停車
駅数
26
駅間
7'11
7時 25  
3h
05
38 43 521D 
8時   39  
9時   07  
  41  
10時   14 20  
  30

f:id:greengreengrass:20200424082238j:plain

f:id:greengreengrass:20200424082414j:plain

f:id:greengreengrass:20200424085501j:plain

f:id:greengreengrass:20200424085555j:plain

f:id:greengreengrass:20200424085628j:plain

 

検証 津軽

五能線「艫作」(へなし)から弘前へ向かう。

岩木山を中心に円弧を描きながら列車は進む。

車中でにぎやかな4人組のおじさん達が同行であった。

共に名古屋の会社で働いていたがリタイヤし毎年のように同窓会を開き、今回は同じく不老ふ死温泉に泊まった。

車中でわれわれも一緒に和気あいあいと「艫作」から始まり、知っている難読地名を出し合いながらもカメラで岩木山を追いかける。

途中鯵ヶ沢では「話題の犬」といううたい文句で「わさお」君(の看板)を見た。

おじさん達はここでも看板のわさお君を肴に大いに盛り上がった。

とても忙しい人たちであった。

川部駅で、青森へ向かうおじさん達と別れ弘前へ。

しかし、列車の窓から見える岩木山は印象に残る山であった。青森の人にとっての心根というものかもしれない。

f:id:greengreengrass:20200424090637j:plain

f:id:greengreengrass:20200424100839j:plain

五所川原駅に朽ちた津軽鉄道車両があった。

f:id:greengreengrass:20200424120929j:plain


f:id:greengreengrass:20200424120909j:plain


今津軽を走っている。

(前略)学校の裏へまわり、運動会のまんなかを横切つて、それから少女(注 たけの娘)は小走りになり、 一つの掛小屋へはいり、すぐそれと入違いに、たけが出て来た。

たけは、うつろな眼をして私を見た。

「修治だ。」私は笑って帽子をとった。

「あらあ。」それだけだった。笑いもしない。まじめな表情である。

でも、すぐにその硬直の姿勢を崩して、 さりげないような、へんに、あきらめたような弱い口調で、「さ、はいって運動会を。」

と言って、 たけの小屋に連れて行き、「ここさお坐りになりせえ。」とたけの傍に坐らせ、 たけはそれきり何も言わず、きちんと正坐してそのモンペの丸い膝にちゃんと両手を置き、 子供たちの走るのを熱心に見ている。

けれども、私には何の不満もない。

まるで、もう、安心してしまっている。

足を投げ出して、ぼんやり運動会を見て、胸中に一つも思う事が無かった。

もう、何がどうなってもいいんだ、というような全く無憂無風の情態である。

平和とは、こんな気持の事を言うのであろうか。

もし、そうなら、私はこの時、生れてはじめて心の平和を体験したと言ってもよい。

先年なくなった私の生みの母は、気品高くおだやかな立派な母であったが、 このような不思議な安堵感を私に与えてはくれなかつた。

世の中の母というものは、皆、その子にこのような甘い放心の憩いを与えてやっているものなのだろうか。

そうだったら、これは、何を置いても親孝行をしたくなるにきまっている。

そんな有難い母というものがありながら、病気になったり、なまけたりしているやつの気が知れない。 親孝行は自然の情だ。倫理ではなかった。

 たけの頰は、やっぱり赤くて、そうして、右の眼蓋の上には、小さい罌粟粒ほどの赤いほくろが、ちゃんとある。

髪には白髪もまじっているが、でも、いま私のわきにきちんと坐っているたけは、 私の幼い頃の思い出のたけと、少しも変っていない。

あとで聞いたが、たけが私の家へ奉公に来て、 私をおぶったのは、私が三つで、たけが十四の時だったという。

それから六年間ばかり私は、たけに育てられ教えられたのであるが、 けれども、私の思い出の中のたけは、決してそんな、若い娘ではなく、 いま眼の前に見るこのたけと寸分もちがわない老成した人であった。

太宰治「津軽」より

再訪問 2013年7月 Part5 へ進む

再訪問 2013年7月 Part3 に戻る

2017/18/19年JRの決算より
  • JR北海道
    2017年3月決算赤字「▲525億7600万円」
    2018年3月決算赤字「▲559億8200万円」
    2019年3月決算赤字「▲520億円」
  • JR四国
    2017年3月決算赤字「▲119億0900万円」
    2018年3月決算赤字「▲123億3300万円」
    2019年3月決算赤字「▲128億6400万円」
  • JR東海
    2017年3月決算利益額「5870億円」
    2018年3月決算利益額「6127億8400万円」
    (2018年3月決算リニア新幹線関連投資額2500億円)
    2019年3月決算利益額「7097億7500万円」
    (2019年3月決算リニア新幹線関連投資額3100億円)

REMEMBER3.11

難読駅名はどれ 北海道・東北編

難読駅を読み解こう

難読駅一覧があった。

しかし人によって難読度は大いに変化するのではないか?

そこで下記駅名にご自身で回答を考えながら、ボタンで正解を確認しお楽しみください。

なんだこれ分かった、という「難読」駅もあるのでは。

 

注意 スマホで解答が開かない場合は動作不良です。

以下に別形式がありますので以下ページでどうぞお楽しみください。

 難読駅だろうか?

 

北海道

駅名

読み方

路線

野花南駅
表示する
のかなん
JR根室本線
信砂駅
表示する
のぶしゃ
JR留萌本線
筬島駅
表示する
おさしま
JR宗谷本線
熱郛駅
表示する
ねっぷ
JR函館本線
柏陽駅
表示する
はくよう
JR石北本線
発寒駅
表示する
はっさむ
JR函館本線
美唄駅
表示する
びばい
JR函館本線
美馬牛
表示する
びばうし
JR富良野線
別当賀
表示する
べっとが
JR根室本線
丸瀬布
表示する
まるせっぷ
JR石北本線
南弟子屈駅
表示する
みなみてしかが
JR釧網本線
女満別
表示する
めまんべつ
JR石北本線
妹背牛
表示する
もせうし
JR函館本線
留辺蕊駅
表示する
るべしべ
JR石北本線
稚内駅
表示する
わっかない
JR宗谷本線
和寒
表示する
わっさむ
JR宗谷本線
美馬牛
表示する
びばうし
JR富良野線
別当賀
表示する
べっとが
JR根室本線
長都駅
表示する
おさつ
JR千歳線
納内駅
表示する
おさむない
JR函館本線
長万部駅
表示する
おしゃまんべ
JR函館本線
晩生内駅
表示する
おそきない
JR札沼線
大楽毛駅
表示する
おたのしけ
JR根室本線
音威子府駅
表示する
おといねっぷ
JR宗谷本線
雄信内駅
表示する
おのっぷない
JR宗谷本線
厚床駅
表示する
あっとこ
JR根室本線
安足間駅
表示する
あんたろま
JR石北本線
鵜苫駅
表示する
うとま
JR日高本線
桔梗駅
表示する
ききょう
JR函館本線
木古内駅
表示する
きこない
北海道新幹線 / 道南いさりび鉄道
北一已駅
表示する
きたいちやん
JR留萌本線
倶知安駅
表示する
くっちゃん
JR函館本線
占冠駅
表示する
しむかっぷ
JR石勝線
節婦駅
表示する
せっぷ
JR日高本線
銭函駅
表示する
ぜにばこ
JR函館本線
秩父別駅
表示する
ちっぷべつ
JR留萌本線
七飯駅
表示する
ななえ
JR函館本線
新冠駅
表示する
にいかっぷ
JR日高本線
国縫駅
表示する
くんぬい
JR函館本線
咲来駅
表示する
さっくる
JR宗谷本線
然別駅
表示する
しかりべつ
JR函館本線
西留辺蘂駅
表示する
にしるべしべ
JR石北本線
糠南駅
表示する
ぬかなん
JR宗谷本線

 

 

青森県

駅名

読み方

路線

三厩駅
表示する
みんまや
JR津軽線
千畳敷駅
表示する
ぜんじょうじき
JR五能線
驫木駅
表示する
とどろき
JR五能線
陸奥鶴田駅
表示する
むつつるだ
JR五能線
木造駅
表示する
きづくり
JR五能線
追良瀬駅
表示する
おいらせ
JR五能線
風合瀬駅
表示する
かそせ
JR五能線
撫牛子駅
表示する
ないじょうし
JR奥羽本線
深郷田駅
表示する
ふこうだ
津軽鉄道線
艫作駅
表示する
へなし
JR五能線

 

 

岩手県

駅名

読み方

路線

小鳥谷
表示する
こずや
いわて銀河鉄道
磯鶏駅
表示する
そけい
JR山田線
吉里吉里
表示する
きりきり
三陸鉄道リアス線
千厩
表示する
せんまや
JR大船渡線
猊鼻渓駅
表示する
げいびけい
JR大船渡線
摺沢駅
表示する
すりさわ
JR大船渡線

 

 

宮城県

駅名

読み方

路線

曽波神駅
表示する
そばのかみ
JR石巻線
野蒜駅
表示する
のびる
JR仙石線
渡波駅
表示する
わたのは
JR石巻線
小牛田駅
表示する
こごた
JR東北本線
逢隈駅
表示する
おおくま
JR常磐線
川渡温泉駅
表示する
かわたびおんせん
JR陸羽東線
越河駅
表示する
こすごう
JR東北本線
愛子駅
表示する
あやし
JR仙山線

 

 

秋田県

駅名

読み方

路線

醍醐駅
表示する
だいご
JR奥羽本線
後三年駅
表示する
ごさんねん
JR奥羽本線
鑓見内駅
表示する
やりみない
JR田沢湖線

 

 

山形県

駅名

読み方

路線

五十川駅
表示する
いらがわ
JR羽越本線
遊佐駅
表示する
ゆざ
JR羽越本線
置賜駅
表示する
おいたま
JR羽越本線
寒河江駅
表示する
さがえ
JR左沢線
高擶駅
表示する
たかたま
JR奥羽本線
及位駅
表示する
のぞき
JR奥羽本線
南寒河江駅
表示する
みなみさがえ
JR左沢線
余目駅
表示する
あまるめ
JR羽越本線,JR陸羽西線
左沢駅
表示する
あてらざわ
JR左沢線

 

 

福島県

駅名

読み方

路線

七日町駅
表示する
なぬかまち
JR只見線
日立木駅
表示する
にったき
JR常磐線
舞木駅
表示する
もうぎ
JR磐越東線
会津坂下駅
表示する
あいづばんげ
JR只見線
笈川駅
表示する
おいかわ
JR磐越西線
翁島駅
表示する
おきなしま
JR磐越西線
上戸駅
表示する
じょうこ
JR磐越西線
勿来駅
表示する
なこそ
JR常磐線

スマホコードはむずかしい。

javaが内蔵されていたりするかもしれないなんてことをPCで実証することは不可能ではないか。

 

2017/18/19年JRの決算より
  • JR北海道
    2017年3月決算赤字「▲525億7600万円」
    2018年3月決算赤字「▲559億8200万円」
    2019年3月決算赤字「▲520億円」
  • JR四国
    2017年3月決算赤字「▲119億0900万円」
    2018年3月決算赤字「▲123億3300万円」
    2019年3月決算赤字「▲128億6400万円」
  • JR東海
    2017年3月決算利益額「5870億円」
    2018年3月決算利益額「6127億8400万円」
    (2018年3月決算リニア新幹線関連投資額2500億円)
    2019年3月決算利益額「7097億7500万円」
    (2019年3月決算リニア新幹線関連投資額3100億円)

REMEMBER3.11

再訪問 青春18きっぷ旅 2013年7月 Part3

外出が憚れる今、過去の旅を見つめ直すとどうなるだろうか・・

今回からは2013年7月の「再び東北巡りの旅」3回目 

五能線で不老ふ死温泉、そして白神山地と巡ります。

表中の赤字は乗車時間。合わせて駅間の距離と平均運行速度、駅数を掲載した。

【凡例】

駅名
区間
距離
駅間の営業キロ
時速 駅間の運行時速
駅数 区間の駅数
駅間 駅間の運行時間分
6時 出発 列車番号
所要時間 到着

 

検証 五能線

五能線は東能代駅と川部駅間を結ぶ。https://www.jreast.co.jp/akita/gonosen/index.html

(能代駅ー五所川原駅間だと思っていたが調べると五所川原線と能代線が結ばれて五能線になった)

ちなみに能代、東能代駅の名称については以下の歴史がある。

  現駅名
  東能代 能代
制定年 歴代駅名
1908 能代 能代町
1909 機織 能代
1943 東能代

奥羽線の支線として能代線(現東能代駅ー能代駅間)が開通したとき、奥羽線の能代駅は存在していたので、今の能代駅が「能代町」駅として開設された。

翌年能代駅が機織(はたおり)駅と改称され、能代町駅が能代駅に改称された。

その後機織駅は東能代駅になり能代線は延伸され五能線となった。

f:id:greengreengrass:20200420084151p:plain

f:id:greengreengrass:20200420093429p:plain

検証 能代工高バスケットボール部

f:id:greengreengrass:20200420152837j:plain

バスケの町 東能代駅

f:id:greengreengrass:20200420163203j:plain

こちらは能代駅のリング

能代にある能代工業高校はインハイバスケットボール優勝22回を誇る。

全国高等学校バスケットボール選手権大会

年度 会場   決勝 準優勝校
監督
加藤
廣史
23 1970 和歌山 能代工業(秋田)(初優勝) 85 - 66 慶應義塾(神奈川)
24 1971 香川 明治大学付属中野(東京)(初優勝) 97 - 72 早稲田実業(東京)
25 1972 福島 中央大学附属(東京)(3年ぶり6回目) 66 - 64 日本大学山形(山形)
26 1973 三重 京北(東京)(初優勝) 102 - 86 相模工業大学附属(神奈川)
27 1974 福岡 福岡大学附属大濠(福岡)(初優勝) 77 - 75 相模工業大学附属(神奈川)
28 1975 東京 能代工業(秋田)(5年ぶり2回目) 85 - 65 京北(東京)
29 1976 長野 能代工業(秋田)(2年連続3回目) 92 - 72 京北(東京)
30 1977 島根 土浦日本大学(茨城)(初優勝) 70 - 62 明治大学付属中野(東京)
31 1978 山形 洛南(京都)(初優勝) 86 - 72 福岡大学附属大濠(福岡)
32 1979 滋賀 能代工業(秋田)(3年ぶり4回目) 103 - 94 福岡大学附属大濠(福岡)
33 1980 徳島 能代工業(秋田)(2年連続5回目) 114 - 65 関東(東京)
34 1981 神奈川 能代工業(秋田)(3年連続6回目) 81 - 51 日本大学山形(山形)
35 1982 鹿児島 能代工業(秋田)(4年連続7回目) 81 - 68 土浦日本大学(茨城)
36 1983 愛知 能代工業(秋田)(5年連続8回目) 96 - 65 京北(東京)
37 1984 秋田 能代工業(秋田)(6年連続9回目) 73 - 65 東海大学付属浦安(千葉)
38 1985 石川 能代工業(秋田)(7年連続10回目) 64 - 60 市立船橋(千葉)
39 1986 岡山 福岡大学附属大濠(福岡)(12年ぶり2回目) 94 - 75 七尾(石川)
40 1987 北海道 九州産業大学付属九州(福岡)(初優勝) 87 - 84 能代工業(秋田)
41 1988 兵庫 北陸(福井)(初優勝) 68 - 57 能代工業(秋田)
42 1989 愛媛 能代工業(秋田)(4年ぶり11回目) 55 - 51 愛知工業大学名電(愛知)
43 1990 宮城 洛南(京都)(12年ぶり2回目) 78 - 73 能代工業(秋田)
  44 1991 静岡 能代工業(秋田)(2年ぶり12回目) 74 - 56 初芝(大阪)
  45 1992 宮崎 土浦日本大学(茨城)(15年ぶり2回目) 87 - 83 愛知工業大学名電(愛知)
  46 1993 栃木 能代工業(秋田)(2年ぶり13回目) 85 - 72 福岡大学附属大濠(福岡)
  47 1994 富山 能代工業(秋田)(2年連続14回目) 57 - 54 北中城(沖縄)
  48 1995 鳥取 能代工業(秋田)(3年連続15回目) 80 - 72 市立福岡商業(福岡)
選手
田臥

勇太
49 1996 山梨 能代工業(秋田)(4年連続16回目) 110 - 65 洛南(京都)
50 1997 京都 能代工業(秋田)(5年連続17回目) 120 - 58 洛南(京都)
51 1998 高知 能代工業(秋田)(6年連続18回目) 103 - 80 仙台(宮城)
  52 1999 岩手 新潟商業(新潟)(初優勝) 96 - 60 東海大学第四(北海道)
  53 2000 岐阜 能代工業(秋田)(2年ぶり19回目) 95 - 93 小林(宮崎)
  54 2001 熊本 能代工業(秋田)(2年連続20回目) 109 - 78 福岡大学附属大濠(福岡)
  55 2002 茨城 北陸(福井)(14年ぶり2回目) 67 - 60 能代工業(秋田)
  56 2003 長崎 能代工業(秋田)(2年ぶり21回目) 82 - 74 福岡大学附属大濠(福岡)
  57 2004 島根 北陸(福井)[8](2年ぶり3回目) 20 - 0[9] 該当なし[8]
  58 2005 千葉 延岡学園(宮崎)(初優勝) 91 - 88 福岡大学附属大濠(福岡)
  59 2006 大阪 北陸(福井)(2年ぶり4回目) 98 - 91 洛南(京都)
  60 2007 佐賀 能代工業(秋田)(4年ぶり22回目) 95 - 89 福岡大学附属大濠(福岡)

上図  は能代工高優勝年度

特に高校レベルのクラブでは能力ある指導者の力が大きい。 

 

検証 津軽観光

f:id:greengreengrass:20200420164340j:plain

あきた白神駅の観光駅長

この近辺なら以下のようなスケジュールもありかなと思う。




区間
距離
150.1 79.2
時速 51.4 60.9 
停車
駅数
4 17
駅間
8'00 4’35
7時 55 2433
M
8時 2h
35
9時
10時 30 51 リゾート
しらかみ
3号
11時   2h
35
12時
13時
14時
15時 49

 

リゾートしらかみは中途で降りることになった上記予定より通しての乗車がいい。

「千畳敷駅」では15分停車してくれるので、その間近くの千畳敷まで足を伸ばせる。

またリゾートしらかみ車中では津軽三味線生演奏(五所川原駅~鰺ケ沢駅間)や津軽弁「語りべ」実演(川部駅~陸奥鶴田駅間)が行われるので2時間半は充分楽しめる。

注意としては他の観光列車と違って車内での弁当販売はないので、事前に秋田駅で調達することが必須。

参考になるサイト https://travel-noted.jp/posts/569

16時前に弘前につけばJR奥羽本線「弘前駅」からバス約50分の「嶽温泉」などもいい。

再訪問 2013年7月 Part4 に進む

再訪問 2013年7月 Part2 へ戻る

2017/18/19年JRの決算より
  • JR北海道
    2017年3月決算赤字「▲525億7600万円」
    2018年3月決算赤字「▲559億8200万円」
    2019年3月決算赤字「▲520億円」
  • JR四国
    2017年3月決算赤字「▲119億0900万円」
    2018年3月決算赤字「▲123億3300万円」
    2019年3月決算赤字「▲128億6400万円」
  • JR東海
    2017年3月決算利益額「5870億円」
    2018年3月決算利益額「6127億8400万円」
    (2018年3月決算リニア新幹線関連投資額2500億円)
    2019年3月決算利益額「7097億7500万円」
    (2019年3月決算リニア新幹線関連投資額3100億円)

REMEMBER3.11

再訪問 青春18きっぷ旅 2013年7月 Part2

外出が憚れる今、過去の旅を見つめ直すとどうなるだろうか・・

今回からは2013年7月の「再び東北巡りの旅」2回目 

新庄から秋田経由五能線です。

表中の赤字は乗車時間。合わせて駅間の距離と平均運行速度、駅数を掲載した。

【凡例】

駅名
区間
距離
駅間の営業キロ
時速 駅間の運行時速
駅数 区間の駅数
駅間 駅間の運行時間分
6時 出発 列車番号
所要時間 到着

 

検証 新庄から五能線へ

五能線は観光路線の魁てき存在で、沿線にある白神山地によっても神秘的な魅力が溢れている。

今でこそそんな思いだが、当時五能線については何も知らなかった。

旅行代理店で東北地方と考えていたこともあり東北のカタログを眺めて、「不老ふ死温泉」が目に留まった。

そしてここを目的地の一つに旅程を組んだ。 

そうなると白神山地という考えが浮かび、弘前からレンタカーで白神山地とおもい至った。

後先になったが計画は当初このように立てた。

東京、新庄、不老ふ死温泉、帰りにどこかで一泊、そして東京で一泊、帰宅。

f:id:greengreengrass:20200418142848p:plain

出発の時点で、山形で20日に起きた信号機故障により、迂回をして東京から新庄までは以下のような行程となった。


宿






区間
距離
27.4  79.2 53.8  63.4  46.1
時速 51.4 60.9  63.3  60.4 58.9
停車
駅数
4 17 10 13 10
駅間
8'00 4’35 5'06 4’50 4’42
6時 58 2600
E
7時 32 30
  41 541
M
8時   1h
18
59
9時   32 1543
M
10時   51 23
  27 2135
M
11時   1h
03
30 56 1141
M
12時   47 43

 


13時 00
13時 3575
M

14時 13 20

15時   443
M
05  
  47


16時   1739
D
54  
17時 鳴子温泉発は18:00まで無し
18時   00
19時   735
D
02

新庄駅からは送迎バスで肘折温泉に1泊。

翌日は青森県不老ふ死温泉までの行程。

余裕があるので朝8時過ぎに新庄駅まで送ってもらった。

新庄駅周辺を散策した。

昨年訪れた鶴岡もそうであるが、東北・雪の多いところでは雪の重さがそうさせるのか、各家々がしっかりと地に根ざして建っている。

当地では夏に訪れた雪の積もらない地からの観光客では計り知れない、冬の厳しさがあるのであろう。

翌日訪れることになる、津軽・弘前も同じ顔であった。

検証 秋田新幹線と並走

11時過ぎに出発の奥羽本線秋田行きで出発。

f:id:greengreengrass:20200419100649j:plain

f:id:greengreengrass:20200419102120j:plain

秋田駅手前でこまち29号が横を追い越していった

丁度この間の奥羽線の神宮寺駅から峰吉川駅間は三線軌条となっている。

f:id:greengreengrass:20200420073158p:plain

資料 奥羽線列車脱線事故 より

 

f:id:greengreengrass:20200419102913j:plain

奥側「スーパーこまち12号」と手前「こまち29号」

秋田駅で臨時のリゾート白神5号「青池」に乗る。

f:id:greengreengrass:20200419100847j:plain



ウェスパ
椿
区間
距離
   
時速 51.4 60.9 
停車
駅数
4 17
駅間
8'00 4’35
11時 11 2441
12時 2h
50
13時
14時

01

10 8625
D
リゾート


5号
15時   51
16時   16

再訪問 2013年7月 Part3 へ進む

再訪問 2013年7月 Part1 へ戻る

2017/18/19年JRの決算より
  • JR北海道
    2017年3月決算赤字「▲525億7600万円」
    2018年3月決算赤字「▲559億8200万円」
    2019年3月決算赤字「▲520億円」
  • JR四国
    2017年3月決算赤字「▲119億0900万円」
    2018年3月決算赤字「▲123億3300万円」
    2019年3月決算赤字「▲128億6400万円」
  • JR東海
    2017年3月決算利益額「5870億円」
    2018年3月決算利益額「6127億8400万円」
    (2018年3月決算リニア新幹線関連投資額2500億円)
    2019年3月決算利益額「7097億7500万円」
    (2019年3月決算リニア新幹線関連投資額3100億円)

REMEMBER3.11

再訪問 青春18きっぷ旅 2013年7月 Part1

(やっぱりタイトルはこれがいいと、改題しました)

外出が憚れる今、過去の旅を見つめ直すとどうなるだろうか・・

今回からは2013年7月の「再び東北巡りの旅」1回目 

京都から東京の行程はほぼ前回と同じ。なので二日目東京からのルートをおさらいします。

表中の赤字は乗車時間。合わせて駅間の距離と平均運行速度、駅数を掲載した。

【凡例】

駅名
区間
距離
駅間の営業キロ
時速 駅間の運行時速
駅数 区間の駅数
駅間 駅間の運行時間分
6時 出発 列車番号
所要時間 到着

 

検証 2013年山形近辺 信号故障

7月22日東北へ向かおうとしたところ、山形で20日に信号機故障が発生していた。

そして復旧が非常に長引いていた。

f:id:greengreengrass:20200416071842p:plain

調べるとこんな記事が今でも残っている

7月25日現在でも一部復旧となっている。

仕方なく仙台経由のコースに変更。

まず福島までは以下のスケジュール


宿






区間
距離
27.4  79.2 53.8  63.4  46.1
時速 51.4 60.9  63.3  60.4 58.9
停車
駅数
4 17 10 13 10
駅間
8'00 4’35 5'06 4’50 4’42
6時 58 2600
E
7時 32 30
  41 541
M
8時   1h
18
59
9時   32 1543
M
10時   51 23
  27 2135
M
11時   1h
03
30 56 1141
M
12時   47 43

この区間でも次に乗る予定の列車が手前の駅から発車しているというパターンはある。

しかしこの区間は東京から離れるほど乗客が少なくなるので、最後まで乗ってからの乗り継ぎが必須。先に行くほど余裕をもって座ることができる。

 


本来なら福島から米沢、そして山形から新庄というルートの予定だったが、ここから仙台-小牛田-鳴子温泉-新庄と回ってゆく。その時間差は(2013年がなかったので手元にある2014年の)時刻表で見ると以下になる。

(2013年7月時刻表を買ったので以下は訂正済み)


12時 55
13時 441
M
42 50
14時   443
M
34  
  45
15時   1439
M
16時   03


13時 00
13時 3575
M

14時 13 20

15時   443
M
05  
  50


16時   1739
D
53  
17時 鳴子温泉発は18:00まで無し
18時   00
19時   735
D
02

f:id:greengreengrass:20200417083957p:plain



 

仙台経由だと新庄駅着が19時過ぎになる。

仙台からは鳴子温泉まで制服の高校生と一緒だった。丁度夏休みの期間だったが、東北では夏休みの開始も遅いのだろう、2時間以上かけて通学しているようだ。

JRの地方交通線は高校生に依存するところが大きいといまさらながら思う。

途中の鳴子温泉駅では1時間6分の待ち合わせ。

ここには足湯や休憩所もあり、駅から離れた土産物店でこけしなどを鑑賞。

でも鳴子温泉はかなり寂れたところだった。

検証 鳴子温泉・肘折温泉

f:id:greengreengrass:20200416150549j:plain

新庄では肘折温泉大友屋旅館を予約していた。

送迎付きだったが随分遅くなってしまった。新庄駅が19時02分。

駅前に迎えのワンボックスが止まっていた。

もうすでに暗くなりかけた道路を随分と走った。運転手が説明してくれた、前年2012年に肘折地区を流れる銅山川でがけ崩れが発生し、その区間は大きく迂回となっている。

さらに時間がかかったわけだ。

東北大震災も聞いたが当然大きく揺れた、しかし震源から遠く大きな被害はなかったとのこと。

ここ肘折は震度4だったようだ。

f:id:greengreengrass:20200417082333p:plain

東北各地の震度

「気象庁震度データベース検索」 記録が残っている。

 

f:id:greengreengrass:20200417082919j:plain

f:id:greengreengrass:20200417082936j:plain

f:id:greengreengrass:20200417083054j:plain

f:id:greengreengrass:20200417083110j:plain

いい温泉だった。

再訪問 2013年7月 Part2 へ進む

2017/18/19年JRの決算より
  • JR北海道
    2017年3月決算赤字「▲525億7600万円」
    2018年3月決算赤字「▲559億8200万円」
    2019年3月決算赤字「▲520億円」
  • JR四国
    2017年3月決算赤字「▲119億0900万円」
    2018年3月決算赤字「▲123億3300万円」
    2019年3月決算赤字「▲128億6400万円」
  • JR東海
    2017年3月決算利益額「5870億円」
    2018年3月決算利益額「6127億8400万円」
    (2018年3月決算リニア新幹線関連投資額2500億円)
    2019年3月決算利益額「7097億7500万円」
    (2019年3月決算リニア新幹線関連投資額3100億円)

REMEMBER3.11

再発見 青春18きっぷ旅 2012年8月 Part7

外出が憚れる今、過去の旅を見つめ直すとどうなるだろうか・・

2012年8月の旅7回目 

山寺(立石寺)は伝教大師が比叡山に灯した不滅の法灯を立石寺に分けた。

織田信長の焼打のあと延暦寺を再建したときには逆に立石寺から里帰りしたという、

不滅の法灯を拝することができた。

そして山寺から山形へ抜けた。

表中の赤字は乗車時間。合わせて駅間の距離と平均運行速度、駅数を掲載した。

【凡例】

駅名
区間
距離
駅間の営業キロ
時速 駅間の運行時速
駅数 区間の駅数
駅間 駅間の運行時間分
6時 出発 列車番号
所要時間 到着

 

検証 2012年夏再びの代行バス

f:id:greengreengrass:20200414181001p:plain










区間
距離
14.1 47.1 40.1 46.1 11.6 29.7
時速 52.9 55.4 52.2   58.9  63.3
停車
駅数
3 9 8 10 2
駅間
5'39 5’39 5'45 4'42 5’30
11時 41 3835
M
16 57

12時

  17 432
M
13時   51 08 10 434
M
  46 56
14時   20 3835
M
15時   47 07 20 2142
M
  11 31
16時   代行バス

山寺、立石寺を終えて山形から米沢そして福島から郡山と順調に列車は進んだ。

休みの関係で、本日東京に入る。

ところが、郡山駅から2142Mにのり須賀川駅に入ったところで、列車が立ち往生した。

また気象庁HPで調べると当日は白河で16時ころに雨が降っている。

 




2012年
8月










計(mm)
14 15 16
梁川 1 0 0
福島 5.5 0 --
相馬 0.5 0.5 0
喜多方 5 2.5 0
原町 2 1.5 9
猪苗代 4.5 3 0
二本松 0.5 0 0
若松 4 5 --
船引 0.5 0 0
浪江 0.5 0.5 0
只見 23 21 0
郡山 2 1 0
富岡      
南郷 11 9 0
田島 5.5 0 0
小野新町 0.5 0 0
白河 8.5 2.5 7.5
石川 1 0 3.5
2 0 0
東白川 3 0 5
小名浜 0.5 -- 0
西会津 3 11 0.5
広野 0.5 0.5 0
金山 13 20.5 0
鷲倉 5 3.5 0
川内 0.5 0 0
飯舘 0.5 0 0.5
津島 0 0 0
長沼 12 5.5 0
舘岩 4 0 0
川前 1 0 0
桧原 6 1.5 0
茂庭 1 0 0
湯本 8 1 0
桧枝岐 5 0 0
湖南 5.5 1 0
玉川 1.5 0 0
山田 2.5 0 1.5
新地 0 0.5 0
古殿 1 0 0
 
白河 
2012年8月16日
 (1時間ごとの値)
気圧(hPa) 降水量
    (mm)
     
1 972.9 --
2 972.4 --
3 972.2 --
4 971.9 0.0
5 972.1 0.0
6 972.3 0.0
7 972.6 --
8 972.7 --
9 972.6 --
10 972.6 0.0
11 972.5 --
12 971.8 --
13 971.4 --
14 972 0.0
15 971.9 0.0
16 972.1 7.0

f:id:greengreengrass:20200415110929p:plain

2012年8月16日の天気図

この近辺では14日にも結構な降雨があった。ゲリラ豪雨ということなのかな。 

須賀川駅で待つと、車内放送で代行バス運行のアナウンスがあった。

なんとこの旅で2回目の天候不良による代行バスだ。

JR東日本の対応は早かった。しばらくすると駅前に数台のバスが並び、順次乗客はバスに乗った。

代行バスは東北本線に沿った東北自動車道を須賀川ICから白河中央スマートICまで走った。

約1時間後に新白河駅に到着。

ホームは夕方の通勤ラッシュで溢れていた。

20分いや30分もまったであろうか列車が入ってきた。その列車には驚いたことに乗客が乗っていた。

なんと代行バスで移動する1時間の間に東北本線は運行を再開していた。

下記はダイヤ通りの運行時間(いまから思えばこのような時間だった)

当然満員状態で列車は運行された。 あのまま停止した列車に乗っていれば少しは遅れたかも知れないが手際よく黒磯に着いただろうにとも思えた。

なんとも悔やまれる「運」であった。

列車は混雑度を増しながら東京に近づき、当然連絡も悪く上野に到着したのは21時頃になった。







区間
距離
22.1 64.0 95.9
時速 57.7 75.3 54.3
停車
駅数
5 10 22
駅間
4'36 5’06 4’48
17時 19 2146
M
23 42

18時

  10 1574
M
19時   51 01 08 670
M
20時   1h
46
54

再発見 2012年8月 Part6 へ戻る

2017/18/19年JRの決算より
  • JR北海道
    2017年3月決算赤字「▲525億7600万円」
    2018年3月決算赤字「▲559億8200万円」
    2019年3月決算赤字「▲520億円」
  • JR四国
    2017年3月決算赤字「▲119億0900万円」
    2018年3月決算赤字「▲123億3300万円」
    2019年3月決算赤字「▲128億6400万円」
  • JR東海
    2017年3月決算利益額「5870億円」
    2018年3月決算利益額「6127億8400万円」
    (2018年3月決算リニア新幹線関連投資額2500億円)
    2019年3月決算利益額「7097億7500万円」
    (2019年3月決算リニア新幹線関連投資額3100億円)

REMEMBER3.11

再発見 青春18きっぷ旅 2012年8月 Part6

外出が憚れる今、過去の旅を見つめ直すとどうなるだろうか・・

2012年8月の旅6回目 東北大震災の地、石巻のあと、山寺を訪れた。

山寺(立石寺)は伝教大師が比叡山に灯した不滅の法灯を立石寺に分けた。

織田信長の焼打のあと延暦寺を再建したときには逆に立石寺から里帰りしたという、

不滅の法灯を拝することができる。

表中の赤字は乗車時間。合わせて駅間の距離と平均運行速度、駅数を掲載した。

【凡例】

駅名
区間
距離
駅間の営業キロ
時速 駅間の運行時速
駅数 区間の駅数
駅間 駅間の運行時間分
6時 出発 列車番号
所要時間 到着

検証 2012年夏立石寺




区間
距離
48.7 14.1
時速 49.5 49.8
停車
駅数
10 3
駅間
5'54 5’39
8時 15 3831
M
9時 59 14
10時
11時   41 3835
M
  17 57

f:id:greengreengrass:20200414085755j:plain

f:id:greengreengrass:20200414090446j:plain

 

ところで上記撮影した写真中央の句碑は1972(昭和47)年に建てられたもの。

ここには別途、1853(嘉永6)年に芭蕉門人がたてた句碑があるそうだ。以下

f:id:greengreengrass:20200414093434j:plain

http://g05067.html.xdomain.jp/yrq17t22.html より

f:id:greengreengrass:20200414093828j:plain

f:id:greengreengrass:20200414101817j:plain

織田信長の比叡山焼き討ちは1571年。その時に比叡山延暦寺の不滅の法灯が消えた。

そこで再建のときにこの立石寺から法灯が戻された。

比叡山焼き討ち1571(元亀2)年、織田信長は延暦寺焼き討ちします。
この頃、多正面での戦いを強いられていた信長は、敵対勢力に加担する延暦寺に再三の中立勧告と非戦闘員の退避勧告を出しています。
しかし延暦寺が抵抗し続けたため、信長による焼き討ちに至ったといいます。
 長年にわたり王城鎮護を担ってきた延暦寺が焼き払われたことは、当時の人々にとって大変な衝撃でした。
根本中堂も焼け落ち、法灯も消え去ります。
 再建には長い時間がかかりますが、最澄の灯した法灯はそのあいだも生き続けていました。各地にあるいくつかの天台宗の本山に分灯されていたからです。
 このうちのひとつ、山形県にある立石寺(りっしゃくじ)は、最澄の弟子で3代目天台座主となった慈覚大師円仁による開山とされる古刹(こさつ)です。
江戸時代初期、ようやく比叡山の再興が成ると、立石寺から法灯が戻され、危機を乗り越えました。

f:id:greengreengrass:20200414142118j:plain

 

2012年夏立石寺

こちら立石寺は大半のひとが初めてのようで、すれ違う人の顔を見ると(こんなに根本中堂まで)大変とは思わなかった、という表情だ。
こちらもそのような顔に違いない。
汗を流しながら 日枝神社から芭蕉と曽良像で写真を撮る。
山門で拝観料を納めさらに階段を進むと九十九折の参道。
すれ違いながら無言で大変だと (言葉を)交わす。
地質からか山腹に洞が多く見られる。
やがて有名な句の生まれた場所 せみ塚に到着。
説明には、なんでも 芭蕉が名句
『閑さや 岩にしみ入 蝉の声』
の短冊を埋めたと読めるように書いてあるがこれは後年に 俳人坂部壷中が因んで埋めたというのが正解に思える。(注)
ここには不滅の法灯があるそうだ。
京都 比叡山延暦寺が信長によって焼き討ちされたとき、開山以来の不滅の法灯が消えた。
そのときにここ 立石寺に分灯されていた火が延暦寺に「分灯」戻された。
延暦寺とも縁の深い 立石寺であった。
(注)蝉塚 明和年間に最上林崎の俳人坂部壷中が芭蕉の風雅を偲んで『閑さや』の名句を書いた 短冊を埋め石の塚をたて蝉塚と名づけた。

 後年この蝉の種類についての有名な論争がある。
 山形上山出身の 歌人斉藤茂吉と漱石の門人で東北大学教授小宮豊隆の蝉論争である。
 茂吉の アブラゼミと教授のニニゼミの違いを巡っての論争である。
実地調査の結果芭蕉が尋ねた7月中旬には未だアブラゼミは鳴かないのでニイニイゼミかヒグラシゼミの教授小宮豊隆に軍配が上がったのは有名な話。
  当初芭蕉は

『山寺や 石にしみつく 蝉の声』

と詠んだが後に

『さびしさや 石にしみ込む 蝉の声』

と改作し最後に

『閑さや 岩にしみ入 蝉の声』

と改めた。
ほどなく写真でよく見る納経堂が見えてきたのでこの辺りまでと奥の院は諦めた。
開山堂で腰を下ろし、すぐ近くの五大堂でJR山寺駅を撮影。 
山寺随一の眺望とあって多くの人が入れ替わり訪れシャッターを押す。
この距離だと下山は上りよりはうんと楽。
山門横の売店で遅まきながら「うちわ」を買い求めた。
これがなんとも良い。丁度「京うちわ」のよう。赤い油紙で裏表に「山寺」とだけ墨汁で黒く書かれている。

山寺を昼前に起った。そして山形まで17分こちらも昼前だった。

再発見 2012年8月 Part7 に進む

再発見 2012年8月 Part5 に戻る

2017/18/19年JRの決算より
  • JR北海道
    2017年3月決算赤字「▲525億7600万円」
    2018年3月決算赤字「▲559億8200万円」
    2019年3月決算赤字「▲520億円」
  • JR四国
    2017年3月決算赤字「▲119億0900万円」
    2018年3月決算赤字「▲123億3300万円」
    2019年3月決算赤字「▲128億6400万円」
  • JR東海
    2017年3月決算利益額「5870億円」
    2018年3月決算利益額「6127億8400万円」
    (2018年3月決算リニア新幹線関連投資額2500億円)
    2019年3月決算利益額「7097億7500万円」
    (2019年3月決算リニア新幹線関連投資額3100億円)

REMEMBER3.11

再発見 青春18きっぷ旅 2012年8月 Part5

外出が憚れる今、過去の旅を見つめ直すとどうなるだろうか・・

2012年8月の旅5回目 東北大震災の地、石巻を訪れた。

表中の赤字は乗車時間。合わせて駅間の距離と平均運行速度、駅数を掲載した。

【凡例】

駅名
区間
距離
駅間の営業キロ
時速 駅間の運行時速
駅数 区間の駅数
駅間 駅間の運行時間分
6時 出発 列車番号
所要時間 到着

 










区間
距離
15.3 43.0 49.2 44.9  30.9 
時速 61.2 51.6 46.1  44.9 48.8
停車
駅数
3 9 12 14  7
駅間
5.0 5.6 5.3 4.3  5.3
9時 30 223
M
15 30
10時   04 156
D
  50 54
11時   24 726
D
12時   1h
04
28
13時   03 1736
D
14時   60 03 29 1639
D
15時   38 07

f:id:greengreengrass:20200413165358p:plain

検証 2012年夏石巻

f:id:greengreengrass:20200413154554j:plain

土地柄か夏でも扇風機のみ

f:id:greengreengrass:20200413154314j:plain

震災から1年半、稲は実っていた。

f:id:greengreengrass:20200413154735j:plain

f:id:greengreengrass:20200413154751j:plain

f:id:greengreengrass:20200413154805j:plain

f:id:greengreengrass:20200413154821j:plain

f:id:greengreengrass:20200413154839j:plain

f:id:greengreengrass:20200413154904j:plain

f:id:greengreengrass:20200413155328j:plain

1階の窓はほとんど壊れていた

f:id:greengreengrass:20200413154943j:plain

この体育館では元気な声が響いていた。

f:id:greengreengrass:20200413155008j:plain

新しい墓石がたくさんあった。

f:id:greengreengrass:20200413155105j:plain

石巻駅から再度小牛田駅経由仙台駅にでた。





区間
距離
30.9 43.2
時速 45.2 56.3
停車
駅数
7 11
駅間
5'50 4’10
17時 12 1642
D
39  51
18時   00 10
  46 46

f:id:greengreengrass:20200413174339j:plain

夕食は仙台駅で牛タンを食べた。

 

 

再発見 2012年8月 Part6 へ進む

再発見 2012年8月 Part4 に戻る

2017/18/19年JRの決算より
  • JR北海道
    2017年3月決算赤字「▲525億7600万円」
    2018年3月決算赤字「▲559億8200万円」
    2019年3月決算赤字「▲520億円」
  • JR四国
    2017年3月決算赤字「▲119億0900万円」
    2018年3月決算赤字「▲123億3300万円」
    2019年3月決算赤字「▲128億6400万円」
  • JR東海
    2017年3月決算利益額「5870億円」
    2018年3月決算利益額「6127億8400万円」
    (2018年3月決算リニア新幹線関連投資額2500億円)
    2019年3月決算利益額「7097億7500万円」
    (2019年3月決算リニア新幹線関連投資額3100億円)

REMEMBER3.11

再発見 青春18きっぷ旅 2012年8月 Part4

外出が憚れる今、過去の旅を見つめ直すとどうなるだろうか・・

2012年8月の旅4回目 今回は山形県鶴岡。鶴岡は藤沢周平の故郷、そして海坂藩の地だ。

表中の赤字は乗車時間。合わせて駅間の距離と平均運行速度、駅数を掲載した。

【凡例】

駅名
区間
距離
駅間の営業キロ
時速 駅間の運行時速
駅数 区間の駅数
駅間 駅間の運行時間分
6時 出発 列車番号
所要時間 到着

検証 鶴岡 藤沢周平

f:id:greengreengrass:20200413082138j:plain

宿から月山が見えた

f:id:greengreengrass:20200413084119j:plain

もう一つ月山


以前「やっとのことで昼過ぎに鶴岡駅前のホテルに到着」と書いていたが、正確ではなかった。

14時過ぎが正しいのだろう。

鶴岡駅の観光案内所ではレンタサイクルが置いてある。(無料です!)

市内観光地図を片目に鶴岡公園を目指す。

8月夏真っ盛りとはいえ東北は気温が32~3度だろうか、気分よく自転車で風を切って走る。

レンタサイクルと一緒に貰った案内書に自転車を保守してくれる自転車店が掲載されていたので、途中「佐藤自転車店」で空気を補給した。

そして藤沢周平記念館に到着

f:id:greengreengrass:20200413084539j:plain

館内には数人、しかし静寂が流れていた。

f:id:greengreengrass:20200413084728j:plain

隣りにある大宝館 建物逍遥

(1915年(大正15年)築。地元の小林昌徳が請け負い監督した。木造瓦葺き2階建て。建築面積246・9平方メートル、延べ床面積493・6平方メートル。オランダバロック風の擬洋風建築物)

f:id:greengreengrass:20200413085540j:plain

f:id:greengreengrass:20200413151935j:plain

なぜか外観が気になった奈良館

検証 鶴岡 森敦「月山」

「月山」鶴岡といえば月山でもある。
小説「月山」といえば森敦(山形県旧朝日村の名誉村民:現鶴岡市名誉市民)である。

f:id:greengreengrass:20200413102801j:plain

その冒頭部分の文章はそのまま新井満によって組曲「月山」としてレコードになった。
「ながくながく庄内平野を転々としながらも、わたしは(その裏ともいうべき)肘折りの渓谷に分け入るまで、月山がなぜ月の山と呼ばれるかを知りませんでした。 そのときは、おりからの豪雪で、危うく行き倒れになるところを助けられ、からくも目ざす渓谷に辿りついたのですが、彼方に白く輝くまどかな山があり、この世ならぬ月の出を目のあたりにしたようで、かえってこれがあの月山だとは気さえつかずにいたのです」
優雅なメロディーに載せて「月山」が今も脳裏に流れる。
https://greengreengrass.hatenadiary.jp/entry/2011/02/26/114950_1

なんという才能か新井満、彼もまた後に芥川賞を得た。


鶴岡で半日ゆっくりした翌日石巻へ向けて出発。 










区間
距離
15.3 43.0 49.2 44.9  27.9 
時速 61.2 51.6 46.1  44.9 45.2 
停車
駅数
3 9 12 14  7
駅間
5'00 5'36 5'18 4'30  5'18
9時 30 223
M
15 30
10時   04 156
D
  50 54
11時   24 726
D
12時   1h
04
28
13時   03 1736
D
14時   60 03 29 1639
D
15時   38 07

鶴岡から羽越本線で余目駅へ、余目からは陸羽西線が最上川沿いに新庄まで走っている。
この辺りが青春18キップの悲しいところかもしれないが、つい次の列車との接続を気にして沿線を十分愉しむことができない。

まだ知らない新庄から先の接続を時効表で考えながら、ついにあの「五月雨を集めて速し最上川」を見なかった。

今は事前にほぼ列車時刻を設定しているが、このような行き当たりばったりの旅も醍醐味だろうなあ。

f:id:greengreengrass:20200413153819j:plain

 

f:id:greengreengrass:20200413154100j:plain


f:id:greengreengrass:20200413153927j:plain

 

再発見 青春18きっぷ旅 2012年8月 Part5 へ進む


再発見 2012年8月 Part3
 へ戻る

 

再発見 青春18きっぷ旅 2012年8月 Part3

外出が憚れる今、過去の旅を見つめ直すとどうなるだろうか・・

2012年8月の旅3回目 今回は新潟でのトラブルを越えて山形県鶴岡まで。

鶴岡は藤沢周平の故郷、海坂藩の地だ。

表中の赤字は乗車時間。合わせて駅間の距離と平均運行速度、駅数を掲載した。

【凡例】

駅名
区間
距離
駅間の営業キロ
時速 駅間の運行時速
駅数 区間の駅数
駅間 駅間の運行時間分
6時 出発 列車番号
所要時間 到着

検証 羽越線

本日は新潟から鶴岡に向かう予定。

新潟駅に着いた時、快晴だった。下記気象庁の観測でも新潟に降雨はない。

ところが羽越線は動いていないという。

今気象庁の過去データで当日の降雨を調べると、新潟は降っていないが鶴岡で深夜2時に時間あたり25.5mmの雨が降っている。

これが影響したのだろう。

新潟 2012年8月14日 (1時間ごとの値)

気圧(hPa) 降水量
(mm)
気温
(℃)
露点
温度
(℃)
蒸気圧
(hPa)
湿度
(%)
風向・風速(m/s) 日照
時間
(h)
全天
日射量
(MJ/㎡)
現地 海面 風速 風向
1 1003.5 1004.1 -- 26.3 23.2 28.4 83 3.5 南南西    
2 1003.4 1004.0 0.0 26.6 23.3 28.6 82 5.1 南西    
3 1005.4 1006.1 0.0 25.0 22.9 27.9 88 4.5 北北西   10
4 1006.5 1007.2 0.0 25.2 21.9 26.3 82 3.2 北北西    
5 1007.8 1008.5 0.5 24.7 21.8 26.1 84 2.4 北北西 0.0 0.00
6 1008.5 1009.2 0.0 24.7 21.8 26.1 84 2.4 北北西 0.0 0.01
7 1008.9 1009.6 0.0 25.1 20.8 24.5 77 2.3 0.0 0.06
8 1009.2 1009.9 -- 25.6 20.4 24.0 73 1.5 北北東 0.0 0.33
9 1009.9 1010.6 -- 25.9 20.2 23.7 71 1.9 北北東 0.0 0.77
10 1010.9 1011.6 -- 26.2 20.3 23.8 70 2.2 0.0 1.02
11 1011.5 1012.2 -- 26.6 20.7 24.4 70 2.6 北北西 0.0 1.28
12 1011.3 1011.9 -- 27.4 21.0 24.8 68 3.2 0.8 2.72
13 1011.5 1012.1 -- 27.4 20.7 24.5 67 2.8 1.0 3.47
14 1011.6 1012.2 -- 26.9 19.8 23.0 65 2.9 0.9 2.68
15 1011.6 1012.2 -- 27.8 20.6 24.3 65 3.7 北北西 1.0 2.51
16 1012.0 1012.7 -- 26.8 19.9 23.3 66 2.5 1.0 1.92
17 1012.3 1013.0 -- 26.8 20.4 24.0 68 2.6 北北東 1.0 1.25
18 1012.6 1013.3 -- 26.0 20.1 23.5 70 2.1 北北東 1.0 0.56
19 1013.3 1014.0 -- 25.6 19.3 22.3 68 2.5 北北東 0.4 0.07
20 1013.9 1014.6 -- 25.4 19.3 22.4 69 2.9 北東   0.00
21 1013.9 1014.6 -- 25.4 19.3 22.4 69 2.2 北北東    
22 1013.8 1014.5 -- 25.4 18.8 21.7 67 2.0 北東    
23 1013.5 1014.2 -- 24.6 19.7 22.9 74 1.1    
24 1013.1 1013.8 -- 24.1 20.0 23.4 78 0.9 南南東    

 

鶴岡 2012年8月14日(1時間ごとの値)

降水量
(mm)
気温
(℃)
風速・風向(m/s) 日照
時間
(h)
雪(cm)
風速 風向 降雪 積雪
1 1.0 23.2 1.2   /// ///
2 25.5 23.5 1.8 北北西   /// ///
3 8.5 23.3 1.7 北北西   /// ///
4 2.0 23.1 0.8 西南西   /// ///
5 0.5 23.4 1.2 北西 0.0 /// ///
6 0.0 23.5 0.4 南南西 0.0 /// ///
7 0.0 24.0 1.0 西南西 0.0 /// ///
8 0.0 24.5 1.2 西 0.0 /// ///
9 0.0 25.1 1.6 西北西 0.0 /// ///
10 0.0 26.0 2.2 北西 0.2 /// ///
11 0.0 26.6 2.6 北西 0.6 /// ///
12 0.0 27.2 3.2 北西 1.0 /// ///
13 0.0 27.0 2.8 北西 0.7 /// ///
14 0.0 27.2 2.7 北北西 1.0 /// ///
15 0.0 26.9 2.2 北西 1.0 /// ///
16 0.0 27.0 1.8 北西 1.0 /// ///
17 0.0 26.3 2.1 北西 1.0 /// ///
18 0.0 25.2 1.7 北西 1.0 /// ///
19 0.0 23.5 0.7 北西 0.3 /// ///
20 0.0 22.4 0.6 南南西   /// ///
21 0.0 21.1 1.3 南東   /// ///
22 0.0 20.7 0.9 南東   /// ///
23 0.0 20.5 1.5 東南東   /// ///
24 0.0 19.6 1.9   /// ///

新潟では天気は晴れているのに、羽越本線で昨夜大雨が降ったらしい。

駅員に聞くと、不通であるが特急に限って途中の「あつみ温泉」まで運行しているとのこと。

そこからは代行バスで鶴岡までの輸送となるようだ。

青春18キップでは特急に乗る際、その区間の乗車券と特急券が必要だ。

「米沢」から「新庄」(米坂線)経由で鶴岡までと考えたが、米坂線経由だと鶴岡着は夕方になってしまう。

新潟駅東日本JR案内所でなんとかたどり着ける方法がないか確認した。

駅員(伊藤さん)は丁寧に各方面に連絡をとってくれたが、村上から先が不通で、運行再開がいつになるか不明とのこと。

一旦は青春18きっぷだから米沢山形経由、新庄から迂回する方法をとろうと考えた。

すると鶴岡での時間は限られる、楽しみにしている、藤沢周平記念館へ行けない。

途方にくれながらも、鶴岡のホテル予約をしているのでとりあえず「村上」まで行こうと決定。

f:id:greengreengrass:20200412101542p:plain

予約しているホテルのフロントであつみ温泉から、もしくは村上から鶴岡までの距離感を聞くがやはり、路線バスでは無理な様子。

ホームに向かう途中で、JR案内所の「伊藤さん」が追いかけてきてくれた。

ぜひ新潟から特急券と乗車券を買い特急で行ったほうがいいという。

代行バスに乗れるのは特急券をもっている乗客のみとのことで、それをそれをわざわざ連絡に来てくれた。

ありがとうと伝え、それでも新潟での晴れ具合から遅くなっても開通するだろうと村上まで各駅停車でゆくと決めた。

 

こんなに晴れているのにと恨み言もいいたくなった。

いまのところ羽越線も村上駅までは動いている、とは分かったが、しかしその先は不明。

この晴れを信じ村上駅まで行ってみようということにした。

f:id:greengreengrass:20200411173050j:plain

 

検証 青春18きっぷ イレギュラー

f:id:greengreengrass:20200412082622j:plain

村上駅も快晴

ここ村上駅で929Mは下車。列車は折り返しになる。多分青春18キッパーらしき人が数人降りた。 

こちら村上も快晴である。

村上から新潟に向かう人もホームで列車運行を気をもみながら待っている。

駅員がホームに向かい列車が不通になっていることを頻繁に伝える中、あつみ温泉方面から新潟方面に向かう各駅停車が入ってきた。

ん、動いてると思ったが、どこかで折り返したのか?

それでも放送では今後の状況は一向にわからないという。

新潟からの青春18キッパー、その人と駅員に再度問い合わせた。

帽子に赤い線が入った駅員(助役かな)がいたのでその人に聞くと、青春18キップ利用でも今度来る特急に乗ってくださいとのお告げ。

嬉しいとびっくりした。

JR東日本の計らいで特別に乗車できるらしい。

その人と、確かに乗っていいといいましたねと何度も確認し合いながら、幸運にもほどなくやってくる特急に村上駅から乗車できる。

* 








区間
距離
60.7 50.4 59.6
時速 49.2 75.6  
停車
駅数
17 2  
駅間
4'24 21'00  
9時 46 929
M
10時 1h
14
11時 00
  45 いなほ
3号
12時   42 27 代行バス
13時  
14時

(以下検証したが米沢経由の場合タイムスケジュールは非常に悪くなる)

参考「米沢」から「新庄」(米坂線)経由の場合)







区間
距離
140.0 47.0 61.5 43.0 15.3
時速 49.3  56.6 52.7     
停車
駅数
33  9 17 
駅間
4'30 5'30  4'06
8時 43 快速
べにばな
9時 2h
46
直行 快速
べにばな
10時  

11時

  29
  36 437
M
12時   50 26
13時   34 1435
M
14時   1h
10
44
15時  
16時   14 165
D
  20 34
17時   37 832
D
  18 55







f:id:greengreengrass:20200412103747j:plain

到着したいなほ3号

これまた幸運にも村上駅で下車する人があり、窓側の席が2つあいた。

快晴の中「幸運」特急列車が出発。

羽越本線は村上駅からすぐ日本海にでる。丁度絶景路線を走る。

沖合いに粟島が見える。

f:id:greengreengrass:20200412105118j:plain

f:id:greengreengrass:20200412104519j:plain

笹川流れ

笹川流れと呼ばれる風光明媚なリアス式海岸。

めがね岩、屏風岩などが車窓を走る。

海岸では海水浴客も見受けられる。

夕方には日本海に沈む夕陽が堪能できるらしい。

しかし列車は1時間足らずで「あつみ温泉」に到着。

f:id:greengreengrass:20200412103817j:plain

代行バスを待つ人たち

代行バスは日本海沿岸東北自動車道経由で鶴岡に入った。

予定していた時間は12時頃だったから少しは遅れたが、鶴岡には14時過ぎに到着できた。宿は駅の前。

JR東日本村上駅には大感謝だ。

途中はすべて快晴だった。

再発見 2012年8月 Part4 へ進む

再発見 2012年8月 Part2 へ戻る

2017/18/19年JRの決算より
  • JR北海道
    2017年3月決算赤字「▲525億7600万円」
    2018年3月決算赤字「▲559億8200万円」
    2019年3月決算赤字「▲520億円」
  • JR四国
    2017年3月決算赤字「▲119億0900万円」
    2018年3月決算赤字「▲123億3300万円」
    2019年3月決算赤字「▲128億6400万円」
  • JR東海
    2017年3月決算利益額「5870億円」
    2018年3月決算利益額「6127億8400万円」
    (2018年3月決算リニア新幹線関連投資額2500億円)
    2019年3月決算利益額「7097億7500万円」
    (2019年3月決算リニア新幹線関連投資額3100億円)

REMEMBER3.11