紙つぶて 細く永く

右の「読者になる」ボタンをクリックし読者なっていただくと記事更新時にお知らせが届きます。

}

JR北海道・完乗の旅 その12 藤城支線

HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス

未踏破路線も少なくなり、やっと完乗も見えてきた。

今回は4年前に続き北海道の未踏破路線を走る。これでJR北海道(在来線)は多分完乗の予定。(そうだ、新幹線は除く)

 JR北海道からHOKKAIDO LOVE!6日間周遊パスという切符が発売されていた。参照

北海道の「ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン」を活用するきっぷのため、北海道の補助金から算定した販売予定数が上限に達した場合は、発売を終了という切符。

この切符ではJR北海道内の特急快速普通列車プラス、JR北海道バス(一部路線は除外)が連続する6日間乗り放題。

指定席料金を支払えば4回まで指定席乗車ができる。

金額は24000円のところが補助金で半額12000円になる。大変お得だ。

注  すでに発売終了 発売再開発売期間2022年9月2日 利用開始期間2023年1月26日分まで JR北海道の駅へ行かないと購入できない )

これを北海道の知人に買ってもらいゲットできた。いざ出発。

いよいよ7日目。

北海道時刻表 手軽で便利

 

完全踏破へ

今回のルート

函館線に藤城支線がある。

これが藤城支線。

藤城支線は函館線の七飯駅大沼駅間の急勾配を避ける迂回経路と、函館本線を複線化するための下り線として作られた。

途中に駅はなく、ほとんど話題にも上らない線であり巷の全線踏破にもこの線を無視していたりする。

どちらでもいい線ですが今回は乗ります。(北海道新幹線幌延伸で廃線となる予定)

上図で函館線は8の字を描くように走る。その8の字の下に当たる部分。

函館線本線と藤城支線同じ区間の断面を比較した。

なめらかな上昇ルートとなっている。(突起はトンネル部分)

急こう配を避けることで作られた藤城支線だが、列車性能の向上や、藤城支線ルートは新北斗函館駅を通過しないことから、ほとんどの列車はこの支線を通らない。

函館駅からの下り列車3本/日が通過するのみだ。

時間は函館駅発5時49分5881D、12時35分発823D、17時35分発825D。

本日午後に新千歳空港から飛行機の予定なので、5時49分発5881Dに乗ることにした。

そして大沼駅まで往復する。

 

本日の予定

今日は以下の行程になる。

函館駅から東室蘭駅
室蘭駅往復・千歳空港駅

滞在
時間



04


07




06




06




路線 藤城線往復 室蘭線
函館線   千歳線
5時 49 5881
D
6時 37 26
5880
D
30
7時 06 36
8時 自由
時間
9時
10時 05 特急
北斗
7号
11時 2h
19
12時   24
  1434
M
30
  45 15
  52 1437
M
13時   13 05
  09 特急
北斗
9号
14時   56 05
  11 エアポート
136
  03 14
15時
16時
17時   JAL便 50
区間
km
27.0往復 85.2
189.5 2.6
  7.0往復
所要
時間
37 56
2h19 03
  15
時速
km
43.8 91.3
81.8 52.0
  28.0
停車
駅数
6 8
10 1
  4
駅間
時間
6'09" 7'00"
13'54" 3'00"
  3'45"

5時半前に函館駅に着いた。

道南いさりび鉄道のキハ40

ホームを眺めているうちにアール(曲線)を描くホームが気になった。

函館駅は1902(明治35)年12月北海道鉄道によって開設された。

本来の位置は上図の黄色いポイント付近

その後函館駅は1904(明治37)年現在の地に移り、1915(大正4)年青函航路用に函館桟橋(仮乗降場)上図の左下部分が増設され、ホームもカーブを描いて伸びたようだ。

見通しが悪いだろうに、現在も曲がったホームのまま残っている。

藤城支線

藤城支線を走る5881Dはなぜか4両だった。

森駅で折り返し上り列車となるのだろう。

乗客は鉄っちゃんらしき数名しか乗っていない。

本線から撮った藤城支線:ピンボケですみません

やがて大沼駅に到着。列車は森駅まで行くが大半が下車。

函館方面は私一人の気がした。みんなどこへ行くのだろう。

4分待ちで函館行き上り列車5880Dで7時6分函館駅に帰った。

特典割引

一旦ホテルに帰り少し仮眠、そして窓口で指定席の予約と売店へ土産物を買い求めに出かけた。

計画では12時ころの特急に乗ればいいだろうという予定だったが、今回の旅では天候不安が多く、フライトに遅れれば大変と10時05分と早い特急北斗7号を、東室蘭駅から新千歳駅までの特急北斗9号指定席を予約した。(予約3、4回目)

そして土産にかねてからの「森のいかめし」を購入。

セブンで朝食も購入した。

HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パスにはチケット提示で 各種特典 がついていたのでお土産も割引購入できた。

特急北斗7号は比較的すいていた。指定席は噴火湾寄りにとっていた。

この日も曇天天気は良くなかった。

長万部駅も過ぎそしていよいよ秘境小幌駅にかかる。

秘境小幌駅 スマホ

小幌駅 一眼レフ ss1/800連射

トンネルの中からカメラを構えていたが、小幌駅はあっという間に通り過ぎた。

一眼レフは連射、スマホは連続して撮影。

ところが一眼レフは押し続ける間連射するのだがつい指が浅くなってしまった。それで駅名標が来る前に終了。またもや失敗でした。

 

室蘭線

12時24分東室蘭駅到着 6分後1434Mに乗車

室蘭線は1892(明治25)年まず室蘭駅から岩見沢駅まで開通した。

後に1928(昭和3)年長万部駅から輪西駅(今の東室蘭駅)までが開通した。

東室蘭駅から室蘭駅

母恋駅「ぼこい」と読みます

室蘭駅到着 7分で折り返し

車両型式はH100-45 調べるとハイブリッド気動車だった。

E100-45発電用エンジンで主電動機を駆動するディーゼル・エレクトリック方式(電気式気動車

つまりディーゼルエンジンで発電しモーターで走るという形式。

時刻表でこの列車は「1434M」となっていた。電車扱いなのだ。

もっとも室蘭駅からの室蘭線とその先千歳線は電化されているのでなぜここにハイブリッド車がいるのかわからない。

架線あるのに…「電車に乗れない」電化区間10選 | 独断で選ぶ鉄道ベスト10 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース

 

JR北海道・完乗の旅 最終回 に進む

 

JR北海道・完乗の旅 その11 函館 へ戻る

 

2020-22年発表 3年間のJR各社の決算比較

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/greengreengrass/20220518/20220518111756.png

各社2020-22年発表決算
  • JR北海道 
    2020年3月発表決算
    運輸収入「875億円」:赤字「▲521億円
    2021年3月発表決算
    運輸収入「510億円」58.3%:赤字「▲814億円
    2022年3月発表決算
    運輸収入「552億円」108.2%:赤字「▲763億円
  • JR四国
    2020年3月発表決算
    運輸収入「225億円」:赤字「▲136億円
    2021年3月発表決算
    運輸収入「119億円」52.9%:赤字「▲258億円
    2022年3月発表決算
    運輸収入「132億円」110.9%:赤字「▲225億円
  • JR東海
    2020年3月発表決算
    運輸収入「1兆4222億円」:鉄道部門利益額「6167億3300万円」
    2021年3月発表決算
    運輸収入「5274億円」37.1%:鉄道部門利益額「▲1819億9600万円
    2022年3月発表決算
    運輸収入「7113億円」37.1%:鉄道部門利益額「▲76億7500万円
  • JR東日本
    2020年3月発表決算
    運輸収入「1兆9692億円」:鉄道部門利益額「2540億9500万円」
    2021年3月発表決算
    運輸収入「1兆0906億円」55.3%:鉄道部門利益額「▲5146億6500万円
    2022年3月発表決算
    運輸収入「1兆2547億円」48.5%:鉄道部門利益額「▲2537億8300万円
  • JR西日本
    2020年3月発表決算
    運輸収入「9318億円」:鉄道部門利益額「1054億1200万円」
    2021年3月発表決算
    運輸収入「4807億円」51.6%:鉄道部門利益額「▲2476億3400万円
    2022年3月発表決算
    運輸収入「5513億円」114.7%:鉄道部門利益額「▲1404億9600万円
  • JR九州
    2020年3月発表決算
    運輸収入「1652億円」:鉄道部門利益額「200億8900万円」
    2021年3月発表決算
    運輸収入「897億円」54.3%:鉄道部門利益額「▲366億1000万円」
    2022年3月発表決算
    運輸収入「1029億円」114.7%:鉄道部門利益額「▲220億4700万円
  • JR貨物
    2020年3月発表決算
    運輸収入「1429億円」:鉄道部門利益額「85億500万円」
    JR貨物
    2021年3月発表決算
    運輸収入「1502億円」105.1%:鉄道部門利益額「75億3400万円」
    2022年3月発表決算
    運輸収入「1513億円」100.7%:鉄道部門利益額「▲4億100万円
  • 2020年7社
    運輸収入合計 4兆7680億37百万円
  • 2021年7社
    運輸収入合計 2兆4147億65百万円 50.6%
    営業損益合計 ▲1兆805億72百万円
  • 2022年7社
    運輸収入合計 2兆8401億66百万円 117.6%
    営業損益合計 ▲5232億65百万円