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QGIS電子地図操作 第15回 海岸鉄道4

海から50m海岸鉄道

海岸に近い鉄道路線ということで、海岸から50m以内を通る鉄道路線を求めよう。

手法は海岸線(ラインデータ)から50mバッファを求め、その中を走る鉄道路線(ラインデータ)をクリップする。

当然河岸線はラインデータなのでそのままではクリップできない。50mバッファにすることでクリップできるようになる。

九州から試行したところ、いきなり長崎県の50mバッファで長時間になる対策を考える結果となった。

「C23-06_47-g_Coastline.shp」の50mバッファを進めると、30分経っても完了しなかった。

が、保存のタスクを別にとることで、思いっきり短縮ができた。

その結果無事海に面する都道府県それぞれの海岸から50mのバッファを38都道府県分作成後、そのバッファと国土数値情報の鉄道路線によってクリップデータを求めた。

クリップは以下から作成

f:id:greengreengrass:20181128160328p:plain

次のクリップ画面では

f:id:greengreengrass:20181128160348p:plain

入力レイヤに「N05-16_Station2」を選定、

クリップレイヤには「hokkaido海岸50m(作成した50mバッファ)」と選定。

このクリップを35作成する。

(海に面する都道府県38の内、秋田県、茨城県、鳥取県には50m以内の海岸鉄道はなかった)

全部を表示すると下図のような結果となる。

f:id:greengreengrass:20181129213907p:plain

日本標準地図におとすと。

f:id:greengreengrass:20181128200455p:plain

QGIS、国土数値情報により作成

結果的には100mバッファと大差なかった。

そらそうだ、100mバッファの中に50mバッファがあるので、同じ場所に50mバッファが載る。

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2017年
  • JR北海道の年間赤字「-525億7600万円」
  • JR四国の年間赤字「-119億0900万円」
  • JR東海東海道新幹線の年度利益額「5398億6000万円」

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