紙つぶて 細く永く

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タテカン、文化行政担当者から

  景観てなに:(A)同じ京都市公務員から

 

Le Stanze  2017-11-29
  • 京都大学周辺で立て看板を立てるには許可が必要
  • 許可基準は、高さ2mまで、面積2平米まで、彩度の高い赤や黄色などは使用不可、など
  • 申請には、各種図面類の添付が必要で、手数料が300円かかる。
  •   ⇒煩雑さ、取りまとめの難しさなどから、大学当局が原則禁止するのではないか。
  • 例外的に、「慣例的行事のために表示する屋外広告物」と言える場合は許可不要
  • 例外的に、「非営利団体が(政治、労働組合、人権擁護、宗教)その他の非営利活動のために表示する屋外広告物」と言える場合は許可不要
  • 上記に該当すると言えるかどうかは、社会通念に照らしつつ、京都市の担当課が判断
  • 慣例性」については、「その表示が歴史や文化を体現しているもの」と言えるかどうかが要件に関与すると考えられる。
(意見者
自己紹介 京都市生。京都大学工学部電気電子工学科卒業。ソニー・エリクソン勤務を経て、2007年、京都市入庁。現在は文化行政を担当。)

上記は京都市の現役職員のサイトです。以下からリンクがあります。

立て看問題に対する本会の見解 – 京都大学の基本理念を実現するために

これによると、昨年の11月条例に基づいて京都市から京都大学への「屋外広告物」是正の申し入れ時には、すでに京都市では、

非営利団体が(政治、労働組合、人権擁護、宗教)その他の非営利活動のために表示する屋外広告物」と言える場合は許可不要

という論が共有されていたと思える。

そうだとすると前々回、京都大学職員組合のタテカン=市民掲示板を無断撤去したことが、京都大学による、「不当労働行為」と色濃く認定されそうだ。

法学部には労働法の権威もいるだろうに・・灯台下暗し

タテカンで余波その2 不当労働行為 - 紙つぶて 細く永く

 

景観てなに:(B)それを受けて

それを受けて、自由と平和のための京大有志の会は以下のように述べている。

自由と平和のための京大有志の会何が「価値ある景観」なのかについて、行政の役割は「見識を示す」ことに止め、その判断は政治的な議論に委ねられるべきであると述べているわけです。
当然といえば当然のことながら、重要な知見です。
なにを「美しい」と感じ、なにを「醜い」と感じるかは個々人により異なる以上、「重要文化財又は重要有形民俗文化財に指定された建築物等」「トンネル,橋,植樹帯」などを別とすれば、京都市は「景観」をめぐる判断に立ち入るべきではないということになります。
それにもかかわらず、一般的な公共のスペースまで含めて「景観」上の「悪影響」を云々する京都市条例はおかしいということにもなります。
現行の条例を前提とするとしても、「景観」上の価値にかかわる判断については抑制的であるべきということになるでしょう。

https://www.kyotounivfreedom.com/

f:id:greengreengrass:20180629101023j:plain

京大では何がなんでも一斉撤去となって、その結果誤って、撤去できないものまで撤去してしまった。

その結果、当初は撤去したものはその後所有者に返却とされていたものが、持ち主に返せなくなっている。

https://twitter.com/shingorilla2018/status/1011426397602975744

一体全体何なんだ・・。

機能不全に陥った組織は、強力なパイオニアを内包しなければ再生しない。

不幸なるかな国立大学にはそのような指導者を育てる環境がなかったようだ。

象牙の塔の知識は豊富にあるが、その中に組織改善の知識はなかった。

また、今後それを研究開発しようという欲望すらないのが現状のようだ。

縦割り組織の悪弊が、京都市京都大学事務双方に現れた。

官僚二流、経済三流、検察四流、教育も四流、政治五流、倫理六流。

かろうじて鉄道。

以外一流なんてなーんもない。

 

REMEMBER3.11