権力者 京都市長門川大作氏の(2018年5月9日)記者会見から
(正式名 市長記者懇談会だって)
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(京都大学立て看板の撤去について)
記者
京都大学の立て看板の撤去について,市長はどのようにお考えでしょうか。
市長
京都の景観を守り続けていくことは,戦後の最大の課題の1つで,市民ぐるみで議論がされ,また,議会でも議論いただき,11年前に6つの景観条例を全会一致で制定いただきました。その1つが,屋外広告物に関する条例で,条例施行当時は適合している屋外広告物は3割(4万5,6千)でした。
しかし,屋上の看板をすべて撤去し,チカチカと光る看板,派手な看板などを市民・事業者の御理解を得て,撤去是正等を進めていただき,条例適応率は96%を超えました。この間,3万120の建物から不適合の広告物を撤去していただきました。費用負担もあるが,条例で決まったことを実行していこうという京都市民又は事業者の皆さんの行動に感謝する次第です。このことが,京都の都市格の向上に大きくつながってきたと思います。
その中で,京都大学に対しても条例の主旨を御理解いただき,協力を要請してきました。条例の趣旨を踏まえ,誠実に対応していただいていることに敬意を表したいです。京大の立て看板も文化であるという学生やOBのお気持ちをすべて否定するものではありません。撤去していただいた3万120の屋外広告物の中には,歴史的なものもあり,店の顔だという主張もありました。それらも条例の主旨に則って是正いただいたところです。大学が,学内でも議論されて,学内で看板の設置場所を設置するなどのしっかりとした対応をしていただいていることに対して敬意を表すとともに,引き続き見守っていきたいです。
もう1つは,景観の問題と同時に,この数年看板が落下するなどの危険な問題が全国的に起こっています。突風が吹いた時に,市民の皆さんに御迷惑をお掛けしないようにしなければなりません。なお,京都市の景観政策については,全国的に高く評価していただいています。
市長は誤解をしている。言い直せばあえて虚偽の受け答えをしている。
「6つの景観条例を全会一致で制定いただきました。
その1つが,屋外広告物に関する条例で,条例施行当時は適合している屋外広告物は3割(4万5,6千)でした」
これで景観条例に基づき「美しい京都の景観」が保持できると述べているが、そうだろうか。その6つの景観条例に基づき、真の京都の景観を求める努力は足らないのではないか。
そして、取り組みやすいところから手を付けた。
「屋上の看板をすべて撤去し,チカチカと光る看板,派手な看板などを市民・事業者の御理解を得て,撤去是正等を進めていただき」
つまりこの上記内容は広告によって収益を上げようとする事業者へ「収益を上げるにはこの規則を守っていただかないとだめですよ」という提案である。
それは従うだろう。従わなければ京都市で収益を上げられなくなるからだ。
学生は収益ではなく基本的人権の擁護を求めて立ち上がったのだ。
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記者
そもそも商業目的の店舗看板と,そうではないものを同様に取り扱ってよいのですか。また,京都は「大学のまち」というブランド・魅力もあると思いますが,そうした面との兼ね合いについてどのようにお考えですか。
市長
看板は,商業目的のものだけではありません。政治家の事務所の看板,文化団体の看板,そうしたものもたくさんあります。文化的な主張,政治的な主張をするものを特別に扱うという条例ではありません。景観という視点で取り組んでいこうという条例です。そういう意味において,大学だから例外規定にはなりません。大学であれば景観条例に基づかなくてもよいということでもありません。このことを踏まえていただいた京都大学の取組だと思います。
あくまでもタテカン規制を京都大学の問題としているが、発端は京都市:都市計画局広告景観づくり推進室 である。
また、表現の自由への制限主体であることから逃げようとしている。
でもあくまでも共犯からは逃れられない。
政治家や文化団体の看板その実数を公表していただきたい。
適合している広告物が「3割(4万5,6千)」なら
違反していた広告物は残り「7割(10万,4千)」その中で「政治家事務所の看板」「文化団体の看板」がそれぞれいくつあったのか?
針小棒大になっていないか。
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記者
京都大学の敷地の大きさを考えると,条例で規定する看板の大きさが,非常に小さすぎると思います。他の店舗と同じ基準が大学に当てはまってよいものでしょうか。そもそも大学などを対象とした条例ではなかったのではないかという意見もありますが。
市長
条例に掲げられたとおり,大学を例外にしている条例ではありません。
答えになっていない。「敷地の大きさを考えると,条例で規定する看板の大きさが,非常に小さすぎると思います」という問いには、その大きさについての判断示さないとだめだ。(これはまさしく「官僚の」朝ごはん問答)
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記者
表現の自由を侵すのではないかという指摘もありますが。
市長
表現の自由は大事にしていかなければなりません。同時に,市民の共有財産として育てていく景観を大事にしていかなければならない。この景観条例制定までに,パブリックコメント等を経て,市会でも十分な議論を重ねてきていただいています。そうして全会一致で決まっているものです。なお,大学当局も様々な議論をされて方針を出されていることにも敬意を表したいです。そうした議論も踏まえたうえで取り組んでいただいているものだと思います。
そこに住む人,そこで育つ人々,そこを訪ねる人々に景観がどういう影響を与えるか。かつて,日本人は外を大事にしてきました。この20年ほど中はきれいにするけれど,外はあまりきれいにしないという文化が醸成されてきました。もう一度みんなで共有財産として景観を考えていこう。文化としての景観,一人一人の感性を磨く景観を作っていこう。こういう議論が深められてできた条例であり,京都市の景観政策であると思います。しっかりと実行していくことが我々の仕事だと考えています。
「表現の自由は大事にしていかなければなりません」
貴方にこのようにいわれなくとも、日本国憲法に書いてある。
「第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない」
これ憲法21条はつまり権力者たる門川氏あなた自身が守らなければならない事項である。
すなわち
「表現の自由は非常に大切な基本的人権です。これを制限することは行政としてできない。ゆえにこの条例でいう屋外広告物は収益を得ようとする目的での屋外広告物に限定する」
とでもいうべきだ。
「この20年ほど中はきれいにするけれど,外はあまりきれいにしないという文化が醸成されてきました」
ん、20年いや50年のいい間違いじゃないの・・
見事に、「京都タワー」1964年や「京都ホテル」1994年、「JR京都駅」1997年を見事に避けましたね。
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記者
立て看板自体が景観・文化に馴染んだものだという意見もありますが。
市長
いろんなご意見があってもよいと思います。あるお店で大きな鬼の面が屋上にかかっていました。これは文化だという主張もありました。しかし,撤去していただきました。あるいは,ラーメン屋さんが「なぜ赤い看板がダメなのか」という議論もありましたが,赤色を抑えた看板に全て変えていただきました。そのあたりを御理解いただきたい。
「ラーメン屋さんが「なぜ赤い看板がダメなのか」という議論もありました」
だから利益を求める場合と、基本的人権「表現の自由」におけるタテカンは区別しないと・・
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記者
手続の進め方として,学校側の説明が不十分という意見もありますが。
市長
学内のことに関しては,我々は関わるところではありません。京都大学において,誠実に丁寧にやっていただいているものと思っています。
最初の申し入れ時に「どんな景観がいいのか、話し合いが活性化するのは望ましい」ときちんと伝えていないから相手は図に乗ったのだ。
幼稚な大学の事務を相手にする場合は適切に、きちんと、朝ごはん問答にならないように問答しないと市民たる学生が迷惑する。
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記者
京都の景観を汚していると思われますか?
市長
景観上の問題もありますが,突風などによる危険性もあると思います。安全面など考慮したうえで御判断をいただきたいです。
昨日の地震、でも倒れなかった。その危険性の尺度が不透明なままの議論だ。
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記者
京都大学の周辺は,規制に反発してまだまだ立て看板が立ち続けているが,市長が若者たちに向けてのメッセージはありますか。
市長
特にございません。
教育者だろうに・・
門川大作 1950年生まれ
京都市立堀川高等学校定時制普通科卒業後、京都市教育委員会に就職。働きながら、立命館大学法学部第二部を卒業した。
京都市教育委員会総務部長、教育次長を経て、2001年に京都市教育長に就任し、2007年まで同職を務める。
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記者
自主的に撤去してもらいたいですか。
市長
もちろんです。しっかりと条例の趣旨を守っていただきたいです。
また朝ごはん論法だ。
「自主的撤去」だよ。京都大学なのか京都大学教職員なのか京都大学学生なのか市民なのか、どこに対しての要望か?
市民が建てた、路上のタテカンはどうするのか?
大学を御用犬のようにつかって撤去したのか? 以下参照
REMEMBER3.11