乗りつぶし地図 Googleから
国土交通省の国土数値情報「鉄道」ファイルには路線名と駅名はあるがその駅間の情報が表示されていない(あるいはないのかな)。
乗りつぶしには路線単位経路では不十分で、乗った駅降りた駅間の路線情報が必須となる。
かなり四苦八苦したがわからない。
そこで少し回り道。とりあえずここではGoogleのお世話になることにする。
参考に、京都駅から山陰線の江津駅まで乗りつぶしという予測を記録してみた。
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例えば京都を朝出発、島根県江津市まで行くとする。もちろん青春18きっぷだ。
愛用のHyperDIA乗換案内で京都から江津をルート検索すると、6時出発と入力しても、京都朝8時5分発 江津夜19時21分着とでた。
出発時間を朝6時と設定しても、列車は8時5分出発を選択する。早い時間だとどこかで列車接続が悪く、ゆっくり出発を選択するのだ。そこで細かく刻んだ路線設定に変えてダイヤの様子を見た。その結果鳥取発の列車が12時17分の快速のあと、14時02分快速となっている。この空白時間によって朝早い時間を避けていた。江津に早く着くには例によって特急でショートカットをするかと鳥取ー米子間を特急利用する。
その結果乗車予定列車は以下のようになった。
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以上の列車経路をGoogleEarthで個別に乗りつぶし経路検索する。
「A」と「B」の位置情報に乗車駅と下車駅を入力する。そして右下の「ルート検索」をクリック。
検索結果が出る。
ここでgoogleEarthの不具合が出た。検索結果のレイヤー(ルート)が文字化けをしていた。最初はそのままkmlファイルで保存しQGISに読み込んだが、「レイヤーが不正です」とのエラーになった。
文字化けエラーは文字コードをUTF-8にすれば治るとの記述が多いが、テキストエディタで文字コードを「UTF-8」に変換し上書き保存しても駄目だった。
そこでgoogleEarthで文字化けしているレイヤー名etcを直接書き換える。
今回はルート名を「k-t」出発地点を「京都駅」、到着地点を「福知山駅」とした。
ルート名を選択し右クリック、「名前を付けて場所を保存」をクリックしkmlファイルで保存する。それをQGISで読み込んだレイヤー以下が2列車分のルートになる。
続いて3列車以降の経路を作成しQGISに読み込むと以下のようになる。特急の経路だけレイヤープロパティで色を変えてみた。
第一列車 6時37分京都駅発-福知山直行8時38分
第二列車 8時54分福知山発-豊岡着10時09分着
第三列車 10時11分豊岡発-浜坂11時18分着
第四列車 12時01分浜坂発-鳥取12時46分着
第五列車 13時37分鳥取発-特急おき-米子14時38分着
第六列車 14時48分米子発-江津着17時36分
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