そもそも原発は地球温暖化防止のため有効だからという理由で開発されたのではない。
核分裂を人の手で制御できるという、「誤解の下で」原子爆弾となり、その技術を「平和的に」使用するとして製品化された。
原発は危険だからいらないのであって、原発が安全でかつ廃棄物も出ません、ということなら当然原発は大歓迎される。
また、地球温暖化を防ぐためには「原発が必要」という論理には十分条件はあっても必要条件がない。
原発を用いない、エネルギーを考え地球温暖化防止に邁進できるとするなら、原発必要論は成り立たない。
また政府の予測でも少なくともこれからの日本では将来的に見ると増大するエネルギー需要はない。
そして日本では、現在稼働している原発は5基(総原発数54)
また直近では2013年9月16日~2015年8月10日の約1年11ヶ月間、 日本で稼動していた(商業用)原子力発電所は0であった。
したがって反原発は、すなわち将来のエネルギーをいかにして確保するという問題が必然的に起こるものでない。
福島の悲劇を、語るまでもなく、人類にとって原子力=核は不要なものでなければならない。
地球温暖化の防止は全地球的に考えなければならないし、一国だけが努力してもムダである。
しかし、以下にあるように世界でも主要な原発製造企業が多数存在する日本でその動きを考えることは大変重要になる。
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私事で恐縮ですが、私は30年以上の花粉症です。罹り初めのころは毎年春先になると医者に行き、「あ、風ですね」と風邪薬を処方されていた。その後、戦後に急きょ植林された杉の苗木が成長し花粉症も最盛期になったらしいとわかった。
立派な花粉症患者としていうが、「花粉症ゼロ」なんてことより、一票の格差ゼロなんてことを謳えばいいのに。余計なお世話かな
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敗戦後日本はアメリカに占領され、特に沖縄に多く米軍基地が置かれた。
そして1945(昭和20)年12月に衆議院議員選挙制度改正が行われた。つまり敗戦前は「男尊女卑」であったため、戦後になって普通選挙が実施された。
日本国憲法の制定は、大日本帝国憲法の改正手続に従って行われた。1946(昭和21)年6月、枢密院で可決された憲法改正案は、第90回臨時帝国議会に提出され、貴族院・衆議院両院で修正が行われた後、同年10月7日可決。この改正案を10月29日に枢密院が可決したことを受けて、日本国憲法は同年11月3日に公布された。
その憲法のもと、大日本帝国憲法時代とは異なる、裁判制度や教育制度が整備され、日本の発展につながった。
海外への留学も、優れた憲法学の泰斗に学べることも、民法・刑法の条文を丸暗記する自由もこの教育制度の下で生まれた。万全ではなく歪はあるだろう、それを「改革する作業過程をリベラル」(昔は革新といったものだなあ)というのだ。
たまたま発信されたが世界でのリベラルに対する評価は、ノーベル賞級でもあるんだよ、小池さん。
追記 詭弁による「リベラル」批判が多いので、恥ずかしくて「希望」の党なんて呼べなかった。
REMEMBER3.11
不断の努力「民主主義を守れ」