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QGIS電子地図操作 第6回 空白地鉄道駅周辺人口比較2

政府の統計資料公開サイト「e-stat」政府統計の総合窓口 GL01010101

から、人口データをダウンロードする。

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「地図で見る統計」をクリック、次のページで中ほどにある「データダウンロード」をクリックし、プルダウン「調査名」の下▼をクリック、「国勢調査」を指定する。

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そして下のメニューから「平成27年国勢調査・・世界測地系1kmメッシュ」を選択、「その1 人口等基本集計に関する事項」にチェックを入れ、「統計表各種データダウンロードへ」をクリックする。次のページで 

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所定の地域の1次メッシュコード(注)を選択、今回はまず北海道札幌地区なので「M6441」を選択、「検索」をクリックすると右側に該当するデータが表示されるので、「その1 人口等基本集計に関する事項」「世界測地系緯度経度・Shape形式」をダウンロード。データは圧縮されているので解凍してから所定のフォルダに置く。

(注)右記が1次メッシュ番号一覧 Japan1次メッシュNo.pdf - Google ドライブ



次に「境界データ」でダウンロードしたテーブルデータ、今回の名前は「tblIT000847H64410.txt」の拡張子txtをcsvに変更する。
そして次に、GISに必要な「csvt」ファイルを作成する。テキストエディター(メモ帳など)を開き、次のテキストを入力
「string,integer,integer,integer,integer」、
上記csvファイルに変更したテーブルデータと同じ名前で保存し、拡張子を「.csvt」とする。今回の場合は「tblIT000847S64410.csvt」となる。これをtblIT000847S64410.csvと同じフォルダに保存する。

tblIT000847S64410.csvとMESH06441を登録したQGISが以下となる。

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次にレイヤ「MESH06441」を右クリックし「プロパティ」を選択。

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「レイヤプロパティ」画面で左のメニュから「結合」を選択

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下部にある「+」キーを押す。「ベクタ結合の追加」が開くのでレイヤの結合欄に「tblIT000847S64410」を指定。「結合フィールド」「ターゲットフィールド」をそれぞれ「KEY_CODE」とする。そして「OK」をクリック。
再びQGISに戻り「MESH06441」の属性テーブルを開く。
 ここで注意したいのは必ず全部の行にデータは入らないということ。下記は最初の行以下に「NULL」と表示されデータが入っていないが4行目にはデータが入っている。

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*次に 前回作成したバッファ(「from1000mhokkaidoarea」)と、この地区の人口メッシュを重ね合わせる。
 ここでさらなる注意は、この2種のデータはお互い面積を持つので、重なりだけで判断すると、わずかな重なりでも選択をし結果に誤差がでてしまう。したがって以下のように考える。
バッファ(「from1000mhokkaidoarea」)の中心=駅が存在する1kmメッシュを選択する。そこでバッファ(「from1000mhokkaidoarea」)の中心を求める。

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「ベクタ」-「ジオメトリツール」-「ポリゴン重心」を選択し

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「ポリゴン重心」で「from1000mhokkaidoarea」を指定し「Run」をクリックすると、レイヤ「中心点」ができた。そして下記拡大画像の駅のところに中心点ができた。

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拡大画像

次にこの中心点を持つ1kmメッシュ抽出する。これには「場所による選択」を使用する。

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「ベクタ」から「調査ツール」、「場所による選択」と進む。

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開いたダイアログで「選択するレイヤ」にMESH06441を指定、「追加のレイヤ」で中心点を指定、「ジオメトリの述語」で「含む」にチェックをいれて最後に「Run」
そしてMESH06441の属性テーブルを開くと合致するデータが選択されている。

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「属性テーブル」の画面左下プルダウンボックスを「選択した地物を表示する」に変えてやると全選択が表示される。この状態で「選択している行をクリップボードにコピする」をクリックすると、該当データがコピーされる。
エクセルに貼り付け集計すればJR駅から1kmの居住人口が計算できる。
このエリア(1次メッシュ6441)の総居住人数262万3406人、1km圏内の居住人口75万6475人、カバー率28.8%と集計された。速報値(未検証)
この作業を北海道をカバーする1次メッシュ30ほどのエリアで必要となる!。
出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)(http://www.e-stat.go.jp/

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