紙つぶて 細く永く

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少年は鉄道に乗る

目覚めた少年

幼子は未知の世界へと踏み込む
幼子は徐々に自分の周囲を意識する。父母の下から外に出る時まず見えてくるのは
家の内外、周囲の景色、付近の地図、
やがて学校までの環境、という辺りが見えてきた時
そのエリアにある鉄道に気づく。
道路は余りにも多すぎてかえって意識しないのかも知れない。
我が家の側から一直線に伸びる鉄道は何処へ行くのだろう、
あの列車に乗れば何処へ行くのだろうという疑問
少年はこの疑問から鉄道に興味を覚える。
やがて鉄道を走る列車にのり、未知の地へ乗り出す欲望が出てくる。
その地に行く列車はいつ動くのか知りたい、時刻表に頼る。
少年が「鉄ちゃん」になる瞬間である。
時刻表を頼りに列車を乗り継ぐと希望の地に、それも時刻表どおり定刻に運んでくれる。
いわば自ら思索した結果がそうして目の前に現れるのである。
時刻表の上で考えた結果を求めて出かける。
時刻表の延長に見知らぬ場所へ乗り出すという「冒険」がある。

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「JR乗りつぶし」という記録がある。
JR全線を走破することであるが、通常は乗る列車が走った路線をカウントするのであるが、
そのハードルを高くして、「JR全駅停車」を目指したい。
特急で単に通過したのでは意味はない、駅に停車し駅周辺の町並みや景色をしっかり頭に収める。
新幹線もなじまない、たとえ各駅停車「こだま」であっても高い壁・大きな広告に遮られ町並みや景色を目にすることができない。
事後にその町の景色を思い起こしたい、その気持が各駅停車に乗り込ませる。
JRにはシーズンにより青春18キップが発売される。
何回か利用し旅に出たがまだまだ未踏破の路線が多い。
「JR全駅停車」を応援する、そのために「青春18キップ」という名称は相応しいのではないか。

 

2017/18年JRの決算より
  • JR北海道
    2017年度赤字「▲525億7600万円」
    2018年度赤字「▲559億8200万円」
  • JR四国
    2017年度赤字「▲119億0900万円」
    2018年度赤字「▲123億3300万円」
  • JR東海
    2017年度利益額「5870億円」
    2018年度利益額「6127億8400万円」
    (2018年リニア新幹線関連投資額2500億円)

REMEMBER3.11