紙つぶて 細く永く

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たえず愉快なカルル氏

アメリカ合州国2015年総人口310,383,948人 投票者数117,951,607人 2016年11月9日21時11分現在の投票者数
(参考 2015年日本総人口126,535,920人 2014年総選挙有権者数103,962,784人 投票者数54,743,097人 投票率52.7%)
 アメリカには戸籍が無いので選挙権資格のある年齢総数がなかなか探せない。したがって正確な投票率は出せない。
 というのも有資格者が投票するためには事前に選挙人名簿への登録が必要であり、投票率は日本なら有資格者の中の投票者で判断するが、アメリカの場合は有資格者の中の投票者なのか選挙人名簿登録者の中の投票者なのかどちらか判断しかねていた。

そんな中「アメリカンセンター」が早わかり大統領選挙というHP

早わかり「米国の選挙」- 大統領選挙|About THE USA|アメリカンセンターJAPAN

で解説をしていた。以下該当箇所

アメリカ大統領選挙実際に票を投じる有権者の割合は選挙によって異なるが、投票率は(大統領選挙ですら)他のほとんどの民主主義国より低い。1960年以降、投票率は全般的に低下し続け、1960年の64パーセントから1996年には50パーセントをかろうじて超えるところまで落ち込んだ。もっとも、前々回2008年および前回2012年の選挙では、60パーセント強まで回復している。米国の投票率が比較的低いのには、いくつか理由がある。一部の民主主義国とは違い、米国の選挙で投票するには、自分で有権者登録をしなければならない。有権者登録のプロセスは州によって若干異なる。また、投票は自由意志で行うもので、一部の国で見られるように、強制ではない、という理由 もある。選挙で選ばれる公職は、米国全体で推定100万以上あり、それらの役職を埋めるのに必要な選挙の数があまりにも多いので、有権者が疲れ、投票率の低さにつながっているという可能性もある。


いずれでカウントするにせよ、近年はそんなに高い投票率ではなかったが、今回はさらに投票率が下がったと考えられる。隠れトランプ派がここぞと投票に行き、他の有権者は事前情勢の甘さもあり投票に出向く足が遠のいた、そんなこんなで驚きの結果だ。しかし、今から思えばトランプが共和党の指導層との軋轢を越えて候補者に選出されたということ自体が、この喜劇(アメリカにとっては悲劇と思う)の幕開けだった。
 アメリカの共和党・民主党には党首がいない。つまり柔らかい組織、各州組織の連合体である。一応トップとなるのは下院院内総務。柔らかい組織ゆえに、粗い網の目を潜り抜け政治経験のない大金持ちが代表の座を射止めてしまったのだ。

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第一、政治的には二大政党の連立が長い間続いてほとんどすべての組織がその二党の系列に配分されてきた。たとえば公共住宅を手に入れるためにも就職の機会を得るためにも、二大政党のどちらかの系列を利用すれば便利である。どちらの系列にも属さない市民にはすべてが困難であった。 要するに民主主義的な制度の枠内で、圧倒的な多数党が、議会の内外の批判組織をつぶし、長く支配し続けることの危険がそこにあらわれている。
第二、経済的にみれば、90年代の失業の増大、外国人労働者の流入、企業の私有化に伴う労働市場の不安定が極右台頭の背景であろう。
第三、個人のカリスマ、弁舌に巧みで大衆の意を迎えるのに機敏な指導者が自由党を成功へ導くのに役立った。

2000年3月の加藤周一「殷鑑遠からず」より一部

トランプは、エスタブリッシュメントによって培われたアメリカの誇りを無視した政策を掲げている。方や日本では安倍首相が70年継続された憲法を無視し、意のままに政治が行える状況だ。「はやく質問しろよ」「スターになればなんでもできる」既定の「知」というものに反発する両者共通する土壌があるのではないか。

2000年3月の加藤周一「殷鑑遠からず」は次のように続く。

たしかにいくらかの(戦争)責任者の排除はあった。しかし無数の「カルル氏」(注1)は生きのびて今日に至った。ハイダー氏のナチ賛美の「失言」の反復が選挙でほとんど27%の票を獲得するために障害とならなかったことはおどろくにあたらない。  もちろんオーストリアは「ヨーロッパ」の小国であり、日本は極東に孤立した大国である。そのちがいは大きい。しかしその遠い国と我が国の間には、必ずしも「愉快」ではない共通の経験と状況がありそうに思われる。豊かな社会の自己満足のなかで過去を忘れ去ることはできない。
注1 「カルル氏」はウィーンの政治的キャバレーで活躍したクバルティンガーの風刺一人芝居の主人公でドイツオーストリア合併(1938年)でナチが来ればナチを歓迎し、大戦後四国(ソ連・英・米・仏)占領軍が来ればそこでも上手に立ち回り、たえず「愉快に」暮す。かれは土地の方言を話し、学校のようなドイツ語は話さない。ブルク劇場に足を踏み入れたことはなく、国立劇場や演奏会場へ行くこともない。ケルントナー通りのカフェーや酒場で飲むことはなく、環状道路の外側の住居の近くの居酒屋へ行き何人もの仲間と立ちながらしゃべり、飲み、食べることもある。

これで案外日本と米国はより深い関係になるのかな。
続もあります 絶えず愉快なカルル氏 続 - 紙つぶて 細く永く

 

 

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

まだ浅き紅葉

美山きたむらの蕎麦。大勢の人、つけ麺風に食べるのかそばつゆは冬季用に暖かいつゆ。少し味が決まていなかった。平飼の鶏肉入りのためか・・。f:id:greengreengrass:20161106183246j:plain

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紅葉にはまだ早く赤く染まっているのはちらほら。それにしても美山は最近観光客が多くなった。f:id:greengreengrass:20161106182952j:plain

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REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

オーディオ復活

デジタルオーディオコンバーターレコードからデジタルへ

ONKYOスピーカー D-102Aを修理したところなのに、

ONKYO D-102A ウーハーエッジ張り替え - 紙つぶて 細く永く

続いてCDプレイヤーONKYO C-711Mが壊れた。
 思えば20年以上前にINTEC275コンパクトコレクションとして買ったセット。

このころにはチューナーアンプR-811M、そしてCDプレイヤーC-711M、上記のスピーカー、そしていまは処分してないがダブルリバースカセットデッキK-W511Mもついていた、そのセットで買った。

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 先日からそのINTECでCDを再生すると音が止まる。

そしてその間インジケーターも進んでいない。どうやら時にCDの回転が止まっているようだ。

メーカーに聞くと、インジケーターが進まないということは回転がとまっているのでレーザー光線が弱っている可能性があるといわれた。

しかし部品保有期間も過ぎ、今では部品がないので修理ができないという回答。

しかたなしにそれからはCDをもっぱらPCで再生し、貧しいUSB接続のスピーカー下記で聞いていた。

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このスピーカーはUSB外付けで丁度Windows10にUpgradeしてから音が出ないという問題(下記)の中にあった。

answers.microsoft.com

でもまあPCを再起動すれば音はでるようになるので、音が出ないときは再起動を行いCDはPCで聴いていた。

そんな中契約しているNTTからポイントがたまっているので商品交換など使ってみてはいかがですかとの提案があった。聞くとお薦めは光boxという製品以下。

光BOX+があれば簡単気軽テレビでネット動画を楽しめる!|フレッツ光公式|NTT西日本

テレビは見ないし利用価値もあまり・・・と一旦躊躇したが、ポイントが数か月で無効になるという説明もあり、ポイントを光boxと交換した。

そして次にテレビ番組の音声はFM電波で飛んでくるので雑音が少なくいい音で再生できる、テレビのスピーカーは結構いいものがついていることを思い出した。

この光boxには附属で音楽再生ソフトが付いている。

そこでリビングではINTEC275コンパクトコレクションにかわってUSBに保存した音楽を光boxとテレビのスピーカーで聴くようになった。(BGMには「クラリネット協奏曲」がいいなあ)

そんなこんなで苦労して修理したスピーカー D-102Aがもったいなくも全く眠ってしまった。

そんな中ふっと思いついた。PCつまりデジタルにこのスピーカー D-102Aを繋げないかと。ありました「DAC」といわれるコンバータがありました。

PCオーディオを楽しむために重要なのが「DAC」 - 日経トレンディネット

ヨドバシへ出かけ店で聞くと、PC自体はオーディオ音声再生を主としてとしてつくられたものではないので中には雑音が飛び交っている。

その雑音を如何に取り込まないか、その程度によって製品の優劣がきまるそうだ。

そこで最低レベルこの程度の性能は欲しいと勧められたのがFostex「FS-3DA」18960円
 丁寧にWindowsの環境を調べてくれた。Windows10に対応とは書いてないので、音が出るか否かについては万全ではないとのこと。

悩んだ末結局単にデジタルアナログ変換だけのボリュームコントローラー「PC-100USB」4730円を買った。

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PC100USB | FOSTEX(フォステクス)


結果PC-100USBを接続し無事PCからの音楽が聴けるようになった。

下記接続例 私の場合はPCUSB端子からPC-100USB接続、そしてチューナーアンプR-811Mに接続、R-811Mからスピーカー D-102Aへ接続している。

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結果、器楽曲には少し物足りなさを感じるが、Popsや交響曲はウーハーが利きPCからDACそしてD-102A接続でいい音が聴けるようになった。

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REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

スポーツ神話

世界で優れた競技者が集い、より速くより高くより強く競技をする、素晴らしいことと思う。
 2020年の東京オリンピックについて選手の立場あるいはその周囲からは同じやるなら(彼らが考える)最善の会場でやりたい、とか世界の人を東京に招待するのだからよい会場で行いたい、という意見があるようだ。また東京オリンピックパラリンピック競技大会組織委員会を中心に今までJOC等にかかわった人からも「遺産」として将来に残せる施設をという意見が強い。
 一方東京都を中心にお金を負担する側からはコンパクトな大会をという市民から付託された使命がある。そのせめぎあいで大混乱となっている。決着をつけて会場建設は2020年に間に合うのだろうか?
 会場ではなくメディアで見る立場からはどのような形でもいいうまくやってくれとしかいいようがない。

多くの国民にとって東京都の混乱は対岸の火事である。国税負担がないのならば。
ところが招致運動から招致決定、そして施設見積作成とオリンピック経費はうなぎのぼりで増えた。
当時の招致委員会による詐欺的な見積( 一般的に言えば - 紙つぶて 細く永く )が発端となってその後は東京都で賄えない費用となっているようだ。その点について市民の声は厳しい。

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

この調子で行くと国税負担も相当な額にのぼり、遂に対岸の火事ではなくなりそうだ。

ところで1964年に行われた東京オリンピックを振り返ってみると、その当時の「遺産」て何だろうか。国立競技場か、代々木屋内プールか、代々木体育館だろうか?
国立競技場は解体された、代々木屋内プールと代々木体育館は以下のHP施設利用(注1)を見てみると最近ではあまり活躍していないようだ。
注1) 国立代々木競技場の歴史 | 施設案内 | JAPAN SPORT COUNCIL

つまりかっての東京オリンピックの遺産(関係者がいう「レガシー」)に見るように建物なんて50年くらいで間尺に合わないなくなるものなんだ。
オリンピックに遺産があるとすれば、彼らがいうようにけして施設なのではない。それは人々の頭の中にこそあるのではないか。
 1964年東京オリンピックの思い出は建物なんかでなく、ニチボウ貝塚、やボブヘイズ・ドンショランダー・アベベ・三宅義信・ベラチャスラフスカ・アントンヘーシンク・遠藤幸雄、そして何より円谷幸吉ではないか、記憶に残る活躍をした人々が施設よりも長くレガシーとなるのではないかと思うよ、何よりも施設の充実を望むよりひとびとの記憶にのこる活躍をするべきなのだ、水泳協会理事の北島君。

役員等|東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会


考えると過去のオリンピックでまず思い出すのは反人種差別としての下記一場面だ。政治性はともかく広い意味での人間賛歌につながるオリンピックに栄光あれ。

http://dnaimg.com/2012/06/02/most-powerful-photographs-ever-taken-fzg/007.jpg

画像はDNAサイトより このサイトについて - DNA


スポーツは身体に悪い、という名言がある。日本でいう相撲取りや、世界でならオリンピアンなどは短命といわれる。その事の真実は別にしても、スポーツ競技のために体重を増やすための過剰な食事や、筋肉増強のための薬剤を過剰にとることはよくないだろう。スポーツは万能ではない。見るスポーツもいい身体を酷使するよりはたしなむ程度がよかろう。

 

 

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

はるかな旅に 1

 先日北海道釧路ナンバーの車を見かけた。キャンピングカー仕様だった。ドライバーに北海道からですかと聞くと気ままに旅をしているという。他に同乗者はいなくて、私より少し若かったが一人。日本一周を目指している。京都の北、日本海を目指すという。思わず伊根の魚が上手いと紹介した。早速「油屋」とナビに入れ美味い魚を食べに行きますとのこと。旅は車中泊を続けている。このような旅人は案外いる。

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 最近の風潮として新聞を購読せず、ましてや読まず、もっぱらテレビばかりを見る人は多いだろうが、
テレビは見ませんが、新聞を毎日読む人はどれだけいるのだろうか。
2014年の初めからテレビを見なくなった。だいぶ以前に煙草をやめた時も、同じだった。まず紙巻きたばこをやめ、半年間はパイプ煙草を夕食後一回飲んでいた。半年間でそれもやめたが、このおかげでスムーズに煙草をやめられたと思っている。
今回もまず、ある日テレビが点かなくなり、自室の小型テレビで時折テレビを見ていた。それも場所移動が億劫になり、半年ぐらいで全く見なくなった。丁度その間に某国立放送の集金人があしげく契約督促に通ってきたことも一因かもしれない。
テレビは煙草と同じなのだ。なければなしで済ませるのだが、時折特に食事(食後)に絡んで見たく(飲みたく)なる。そして同じく百害あって一利なしなのだ。
 昔、井上陽水は新聞を読まずテレビばかり見ているということをいっていたが、シンガーソングライターという身分からして、「テレビは見ない。新聞ばかり読んでいます」では、Like BobDylanになってしまう。

山本義隆(参照 最近読んだある本から:番外 - 紙つぶて 細く永く )講演会に行った。京都精華大学という京都市北部岩倉にある大学で行われた。
 Webを見ていたときに「10.8山崎博昭プロジェクト」に目がとまり、資料を参照させてもらった。そのプロジェクトが精華大学で山本義隆講演会を主催した。

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山本義隆講演より

科学と戦争氏は科学技術への過信を批判し、枯葉剤散布は三世代にもわたる被害を出し続けているこれは原爆に匹敵する罪深い行為だという。またファラデーの電磁誘導発見によりエネルギーを自由に使えるようになったことが科学技術発展の礎となった。その結果科学技術力は潜在的軍事力とみなされ戦時中でも科学技術系の研究者は不自由なく研究ができた。科学技術の研究者に聞くと、戦後のほうが軍事と研究の分離により研究が不自由になったといったという。氏は「文系学問には素人だが」といいながら、過去に読んだ経済書から経済成長を妨げる三要素は「人口減少」「自覚した労働者」「公害規制の強化」、そして失業なきゼロ成長を実現するべきと説く。
 また多くが誤解しているのであるが、とくに若い人に向けて、多くの学園紛争での端緒となった学費値上げ反対闘争は、大学が次年度の新入学生から実施する学費値上げに反対する闘争で学生自身のための闘争ではないと説明した。

 

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会場は満員で悲しいことにやはり団塊世代が多かった。ちらほらいた若い人も精華大学の学生が多かった。ノーベル賞を受賞した大隈良典氏がほぼ同じ時期に東大に在籍していた。そのまま研究を続けていれば間違いなく有数の研究者になるといわれ巷ではかまびすしい声がするが、本人は「私は上中下でいえば中くらいの研究者です」と強く否定。
 氏のいわばそのかくも長き沈黙は、闘争の中断=沈殿であり山本義隆は再浮上した。その一因は東日本大震災にあるという。科学技術への過信を科学技術の象徴である原発が2011年東日本大震災によって披瀝した。

 おまけ
元気な声(それにしても早口だ)が復活聞けてよかった。
帰りの送迎バスで鈴木邦男氏に出会った。うーん勉強しているんだ。

 

 

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

O府警のレベル

沖縄でヘリパッド建設抗議の市民に、大阪府警から「応援派遣」された機動隊員が、「どこつかんどるんじゃ、ぼけ、土人が」
と言葉を吐き捨てた。(ここを強調しようとHTMLを下記に書き換えた)

大阪府警の機動隊員大阪府警から「応援派遣」された機動隊員が、
どこつかんどるんじゃ、ぼけ、土人が

沖縄でヘリパッド建設抗議の市民に言葉を吐き捨てた。
(これって大阪南部の言い回しやね)

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多分大阪府警は応援としてはこの程度の隊員しか出さないのだろう。まるで大阪府警の品位を落とすための応援団ではないか。この隊員は大阪から沖縄へ応援に行かされるそのことがいやなのだろう、警備をするという任務をないがしろにした言葉だ。
 正義はどこにあるのかを判断することは難しい。しかし警察官たるものはその判断ができる能力を持たなければいけない。対立するAとB、どちらに正義があるのか、それを正しく判断したうえでその場の警備を実施する事でなければ警備は全うしない。正義はかなえられない。

大阪府警ではこのような意見に反論するであろう。
「いや沖縄へ行くからといって、基準を下げてまで応援機動隊を準備したのではない。ベストな機動隊員を選んだのです、かれは大阪府警の優秀な機動隊員です」
大阪府警のレベルはそのようなものなのだ。
(ここも強調しよう)

大阪府警の反論大阪府警ではこのような意見に反論。 「いや沖縄へ行くからといって、基準を下げてまで応援機動隊を準備したのではない。ベストな機動隊員を選んだのです、大阪府警にはかれ以上に優秀な機動隊員はいません


 いま殴りかかろうとする「暴漢」は被害を被らないように防御するための行動かもしれない、つまり正当防衛であれば殴りかかろうとする「暴漢」を羽交い絞めにするのではなくそういう状況ならば、その相手を取り押さえなければならない。

 

 

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

今年の決算をつけなければ

ヤクルトとの三連勝から始まった今年だったが、スタートの良さに慢心して序盤の危機への意識が充分でなかった。つまり阿部が故障で出場できない間にするべきことができていない。
阿部に代わる四番候補としてギャレットをはじめ、村田、太田の長距離砲が万全に起動しなかった。首脳陣の評価では太田に期待が集まったようだが彼の雑な打撃は4番には不向きだ。ギャレットも日本の野球に慣れ始めたころにケガに見舞われた。彼をもう少し長く4番に据えたら阿部不在の中チーム状況も落ち着いたものになっただろう。村田はもう少しどん欲になってほしい。華麗な守備は天下一なのだから4番打者としてもう一皮剥ければ安心して任せられる。
首位打者防御率一位・セーブ王がそろっていながらペナント制覇できなかったのは残念でならない。

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来年は夢として景気よく片岡と立岡両者に3割・30本・30盗塁の2本立て、
4番は阿部と村田で一年任せる、
菅野は15勝。
坂本は盤石だし、
長野立岡で1,2番、片岡は7番でどうだ。 小林の努力も多と認めよう。
彼らがケガでいないときに活躍できる控えも充実しないと。 重信、脇谷、亀井、橋本またそれ以外に新しい選手も出てこないといけない。 おまけ 宮國がんばれ

この秋の鍛え方が鍵。

 

 

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

日本の鉄道はこのままでいいのだろうか 番外3

2017年4月旧シリーズ名「鉄道運賃はこのままでいいのだろうか」をタイトル変更しました。

甲府は市街が新しく装いを変えているようだ。建物道路が新しい。しかし県立美術館は少し離れた交通渋滞の地域だった。
 訪れた日は特に雲が美しかった。

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甲斐の国と駿河は富士の美形を争った。宝永山ができ駿河・静岡からは山容が変わったので美形が崩れたといわれる。
 甲府駅前に武田信玄像があるが何を思うか

f:id:greengreengrass:20161016104357j:plainそれにしても威厳ありすぎの銅像だ。


夕食は甲州にちなみワインバーにした。

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私は赤よりも白を好むので、適当に料理を頼み白ばかり飲んでいた。

麻屋 山梨勝沼のワイナリー あさや葡萄酒|麻屋葡萄酒株式会社
グラン甲州 グラン 甲州 (シュール・リー) - 山梨県甲州ワイン蔵元、 蒼龍葡萄酒の通販サイト

仕上げにもビール、ホテルが近くとはいえ酔ってご帰還。


ところで甲斐から見る富士であるが秀麗である。

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小淵沢甲府間の列車から撮ったもので少し拡大している。左上は隣の人の肘です。
しかし現実に見る富士は、

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(これは甲府駅近くで撮影)
このように山に遮られて裾野が見えない。
 御坂山系や天子山系(下図青い線)が大きく富士を囲んでいるのでこの山系に妨げられて甲斐から富士の裾野が見えない。

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ところが駿河(特には上図矢印部分)からみる富士は裾野を山に遮られないで視野に裾野が広がり雄大な眺めになる。頭に残る富士の多くは駿河から見たものが多い。ここにも駿河からの一枚が多い一因があるのでは。

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これは千葉館山からの1枚


そして翌日秋の乗り放題パス3日目(最終日)甲府駅発9時5分の身延線に乗った。富士は裾野どころか頭すら見えなかった。上地図でオレンジ色の身延線と富士の間に天子山系が横たわっていた。列車は山間の渓谷を進む。
 なぜか車掌姿が二人。これはWeb質問による切符関係の業務のみを行う係員はJRの論理では運転の補助的な業務ができないので車掌といわない慣例にあるように、途中乗降が結構見込まれる身延線で切符関係のみ行う補助かもしれない。
 昼過ぎ富士市に近づき晴れ間が出てきたが12時24分富士駅着。富士は雲の中。今回の旅のメイン身延線は3時間強何事もなく終わってしまった。

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静岡で昼食後帰路
豊橋発13時33分以降の毎33分発米原行きは大垣乗り換えが無く大変便利だ。


今日の収支 甲府から京都 普通運賃7560円 かかったのは7710円(秋の乗り放題パス:3日分)/3=2570円なので黒字だった。

3日間の収支 JR秋の乗り放題パス 7710円+しなの鉄道980円 計8690円
乗った区間運賃
京都-篠ノ井 6480円 しなの鉄道 980円
小諸-甲府 2270円
甲府-京都 7560円
計 20290円 差引 11600円黒字


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REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

日本の鉄道はこのままでいいのだろうか 番外2

2017年4月旧シリーズ名「鉄道運賃はこのままでいいのだろうか」をタイトル変更しました。

JR秋の乗り放題パス二日目
小諸の宿は小諸グランドキャッスルホテル(略称KGC) 予約時は遅く着く予定だったので夕食なしの予約をしていたがコース変更で到着時間が早くなったので夕食付きに変更した。

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 このホテルの夕食はバイキング。最近この形式をとるホテルが多い。
 いわゆる旅館ではこれでもかとメニューがにぎやかになり食卓をにぎわすが結局食べ残しとなる、その点バイキングは提供するほうも食べるほうもリーズナブル。個人に合わせて食事量が変えられるのがメリット。
それはいい、だが往々にして出すほうは個人ではなく十把一絡げ(古い言葉だ)に物事を考えるので味をお粗末にする。別の言葉にすれば、食の大量生産になる。
 ところがKGCは違ったそれぞれの料理にきちっと味が決まっていた。寿司・そば・ポテトサラダ・中華・ごはん・味噌汁・茶碗蒸し・各種スープetc
 30分単位で会場への入場時間が異なるので一時的に料理が無くなることもあるが、まず時間(90分)一杯充分堪能できた。
 なにより驚くのはアルコールが飲み放題なのです。ビールもASAHIスーパードライの生、ワインあり焼酎あり、(飲まなかったが)日本酒もありでこれであの宿泊料なら苦情なんていえるわけはない。そんなバイキングを充分堪能し大浴場でひと風呂浴びて就寝。

 翌日は雨だった。懐古園も雨に煙り、傘なしでは見学も無理だったので次の目的地小淵沢へ向かうことにした。そして列車時刻を調べるとなんと18分後に出発とわかった。そそくさと準備するが今からチェックアウトのあと駅に駆けつけても間に合わない。ところが調べるとその列車の後は2時間後の10時13分。懐古園散策も無理だし少し考え佐久平駅で新幹線でも見るか(撮影するか)となった。そして佐久平を経由する列車は小諸8時39分発。

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 駅にはおしゃれなツートンカラーシートのキハ110が待っていた。15分で佐久平到着。ちなみに佐久市にある駅名が「佐久平」なのは北陸新幹線の新駅ができるときに小諸市と佐久市で論争となり調停の結果この地方を総称する佐久平となった、そうだ。
 佐久平駅は小海線と北陸新幹線の接続駅で小海線の佐久平駅ホームから新幹線佐久平駅まで長い通路で結ばれている。通路の中に待合席がある。

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 新幹線を撮るのはこれもまた初心者には難しい。何分スピードが違う。シャッター速度を速めると、新幹線も停まって見えるのでスピード感がない。情けないことにその写真。シャッタースピード1/2000です。「かがやき504号」が200km程度(多分)で佐久平駅を駆け抜けるところ。計算上は2.7cm/1コマなのでカメラを振っても背景は短い距離しか動かない。

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この場合もう少し遅いシャッタースピードでカメラを振って撮影するのがいいのだろう。(もちろんこれでもカメラを振ったのだがいかんせんシャッタースピードが速すぎた)充分停まって見える。

新幹線撮影に失敗した後、再び小海線佐久平駅(愛称:八ヶ岳高原線)にもどり10時29分発に乗った。この列車にハイブリッドとの表示があった。何かなと調べるとキハE200形は、発電用ディーゼルエンジンで発電した電気、及び蓄電池に充電した電気を効果的に利用して走行する環境にやさしい車両世界初との言葉も。

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https://www.jreast.co.jp/nagano/koumi/hybrid.pdf

このキハ200-3が小海線を上る。佐久平駅の標高が約700mここからJR路線最高の駅野辺山が標高1345m、標高差645mを上る。なぜか発電のエンジン音が大きい。野辺山駅の手前から録音した。

 

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小淵沢到着 売店で懐かしいかってのJRお茶、陶器製で売っていた。ほうじ茶が入って380円

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小淵沢は改札を出た時に長万部駅を思い出した。よく似た駅だ。
小淵沢から甲府へ、途中早稲田の山クラブが乗ってきた。昨日の雨で八ヶ岳を撤退したそうだ。今日からは晴れだよと伝えると、明日10日は授業があるので竜王の温泉で休憩し帰京とのこと、真面目なんだ。
 甲府到着は13時49分。ホテルに荷物を預けそそくさと県立美術館。ここにはミレーが70点ある。

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今日の行程は普通運賃2270円相当。かかった運賃は7710円(秋の乗り放題パス:3日分)/3=2570円なので、少し赤字かな。


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REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」