アメリカ合州国2015年総人口310,383,948人 投票者数117,951,607人 2016年11月9日21時11分現在の投票者数
(参考 2015年日本総人口126,535,920人 2014年総選挙有権者数103,962,784人 投票者数54,743,097人 投票率52.7%)
アメリカには戸籍が無いので選挙権資格のある年齢総数がなかなか探せない。したがって正確な投票率は出せない。
というのも有資格者が投票するためには事前に選挙人名簿への登録が必要であり、投票率は日本なら有資格者の中の投票者で判断するが、アメリカの場合は有資格者の中の投票者なのか選挙人名簿登録者の中の投票者なのかどちらか判断しかねていた。
そんな中「アメリカンセンター」が早わかり大統領選挙というHP
早わかり「米国の選挙」- 大統領選挙|About THE USA|アメリカンセンターJAPAN
で解説をしていた。以下該当箇所
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いずれでカウントするにせよ、近年はそんなに高い投票率ではなかったが、今回はさらに投票率が下がったと考えられる。隠れトランプ派がここぞと投票に行き、他の有権者は事前情勢の甘さもあり投票に出向く足が遠のいた、そんなこんなで驚きの結果だ。しかし、今から思えばトランプが共和党の指導層との軋轢を越えて候補者に選出されたということ自体が、この喜劇(アメリカにとっては悲劇と思う)の幕開けだった。
アメリカの共和党・民主党には党首がいない。つまり柔らかい組織、各州組織の連合体である。一応トップとなるのは下院院内総務。柔らかい組織ゆえに、粗い網の目を潜り抜け政治経験のない大金持ちが代表の座を射止めてしまったのだ。
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2000年3月の加藤周一「殷鑑遠からず」より一部
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トランプは、エスタブリッシュメントによって培われたアメリカの誇りを無視した政策を掲げている。方や日本では安倍首相が70年継続された憲法を無視し、意のままに政治が行える状況だ。「はやく質問しろよ」「スターになればなんでもできる」既定の「知」というものに反発する両者共通する土壌があるのではないか。
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2000年3月の加藤周一「殷鑑遠からず」は次のように続く。
これで案外日本と米国はより深い関係になるのかな。
続もあります 絶えず愉快なカルル氏 続 - 紙つぶて 細く永く
REMEMBER3.11
不断の努力「民主主義を守れ」