原発ゼロを標榜した党が生まれた。それはよかった、と一瞬思ったが、どうもおかしい。
そしてつらつら考えたとなる。
いわゆる民進党の支持母体は主に、連合だ。ここは反「反原発」の権化だ。
しかし民進党の中にも反原発を主張する議員は多くいる。
ところが連合としては反「反原発」はどうやら譲れないようで、そのこともあり民進党が党是として反原発は謳えないでいる。
一方、小池新党では、民進党の総選挙公認予定者の中で戦争法廃案を主張する「リベラル」を含んだ議員は、「さらさら」受け入れる気がないらしい。
小池新党は結局戦争法については一部改正し残す、もちろん共謀罪も。
この方針で選別すれば、受け入れる民進党の総選挙公認予定者は反「反原発」一色となってしまう。
彼女の本音ではそれでいいと思っている。つまり戦争法一部賛成、反「反原発」候補者のみを受け入れるのだ。原発ゼロ方針は捨てていい。
原発ゼロは後で引っ込め、当面は既に決めた小池新党の立候補予定者と重ならない範囲で、当選可能人数を確保し、政権に近づけばいいんだ。
これでは小池新党の「原発ゼロ」方針はアドバルーンのようなもので、中には実のある政策はなく、水素やヘリウムしか入っていないのだ。
きっと、小泉元首相ともども有権者もこのアドバルーンに惑わされ人気を集めるんだろうな。
*まったくどうでもいいことだが、あの帽子は似合わないんじゃない。
「選挙とは、権力をつかむ人を決めるものであって、真実を語る人を決めるものではない」
Paul Krugman
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REMEMBER3.11
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