紙つぶて 細く永く

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オーディオ復活

デジタルオーディオコンバーターレコードからデジタルへ

ONKYOスピーカー D-102Aを修理したところなのに、

ONKYO D-102A ウーハーエッジ張り替え - 紙つぶて 細く永く

続いてCDプレイヤーONKYO C-711Mが壊れた。
 思えば20年以上前にINTEC275コンパクトコレクションとして買ったセット。

このころにはチューナーアンプR-811M、そしてCDプレイヤーC-711M、上記のスピーカー、そしていまは処分してないがダブルリバースカセットデッキK-W511Mもついていた、そのセットで買った。

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 先日からそのINTECでCDを再生すると音が止まる。

そしてその間インジケーターも進んでいない。どうやら時にCDの回転が止まっているようだ。

メーカーに聞くと、インジケーターが進まないということは回転がとまっているのでレーザー光線が弱っている可能性があるといわれた。

しかし部品保有期間も過ぎ、今では部品がないので修理ができないという回答。

しかたなしにそれからはCDをもっぱらPCで再生し、貧しいUSB接続のスピーカー下記で聞いていた。

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このスピーカーはUSB外付けで丁度Windows10にUpgradeしてから音が出ないという問題(下記)の中にあった。

answers.microsoft.com

でもまあPCを再起動すれば音はでるようになるので、音が出ないときは再起動を行いCDはPCで聴いていた。

そんな中契約しているNTTからポイントがたまっているので商品交換など使ってみてはいかがですかとの提案があった。聞くとお薦めは光boxという製品以下。

光BOX+があれば簡単気軽テレビでネット動画を楽しめる!|フレッツ光公式|NTT西日本

テレビは見ないし利用価値もあまり・・・と一旦躊躇したが、ポイントが数か月で無効になるという説明もあり、ポイントを光boxと交換した。

そして次にテレビ番組の音声はFM電波で飛んでくるので雑音が少なくいい音で再生できる、テレビのスピーカーは結構いいものがついていることを思い出した。

この光boxには附属で音楽再生ソフトが付いている。

そこでリビングではINTEC275コンパクトコレクションにかわってUSBに保存した音楽を光boxとテレビのスピーカーで聴くようになった。(BGMには「クラリネット協奏曲」がいいなあ)

そんなこんなで苦労して修理したスピーカー D-102Aがもったいなくも全く眠ってしまった。

そんな中ふっと思いついた。PCつまりデジタルにこのスピーカー D-102Aを繋げないかと。ありました「DAC」といわれるコンバータがありました。

PCオーディオを楽しむために重要なのが「DAC」 - 日経トレンディネット

ヨドバシへ出かけ店で聞くと、PC自体はオーディオ音声再生を主としてとしてつくられたものではないので中には雑音が飛び交っている。

その雑音を如何に取り込まないか、その程度によって製品の優劣がきまるそうだ。

そこで最低レベルこの程度の性能は欲しいと勧められたのがFostex「FS-3DA」18960円
 丁寧にWindowsの環境を調べてくれた。Windows10に対応とは書いてないので、音が出るか否かについては万全ではないとのこと。

悩んだ末結局単にデジタルアナログ変換だけのボリュームコントローラー「PC-100USB」4730円を買った。

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PC100USB | FOSTEX(フォステクス)


結果PC-100USBを接続し無事PCからの音楽が聴けるようになった。

下記接続例 私の場合はPCUSB端子からPC-100USB接続、そしてチューナーアンプR-811Mに接続、R-811Mからスピーカー D-102Aへ接続している。

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結果、器楽曲には少し物足りなさを感じるが、Popsや交響曲はウーハーが利きPCからDACそしてD-102A接続でいい音が聴けるようになった。

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REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

スポーツ神話

世界で優れた競技者が集い、より速くより高くより強く競技をする、素晴らしいことと思う。
 2020年の東京オリンピックについて選手の立場あるいはその周囲からは同じやるなら(彼らが考える)最善の会場でやりたい、とか世界の人を東京に招待するのだからよい会場で行いたい、という意見があるようだ。また東京オリンピックパラリンピック競技大会組織委員会を中心に今までJOC等にかかわった人からも「遺産」として将来に残せる施設をという意見が強い。
 一方東京都を中心にお金を負担する側からはコンパクトな大会をという市民から付託された使命がある。そのせめぎあいで大混乱となっている。決着をつけて会場建設は2020年に間に合うのだろうか?
 会場ではなくメディアで見る立場からはどのような形でもいいうまくやってくれとしかいいようがない。

多くの国民にとって東京都の混乱は対岸の火事である。国税負担がないのならば。
ところが招致運動から招致決定、そして施設見積作成とオリンピック経費はうなぎのぼりで増えた。
当時の招致委員会による詐欺的な見積( 一般的に言えば - 紙つぶて 細く永く )が発端となってその後は東京都で賄えない費用となっているようだ。その点について市民の声は厳しい。

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

この調子で行くと国税負担も相当な額にのぼり、遂に対岸の火事ではなくなりそうだ。

ところで1964年に行われた東京オリンピックを振り返ってみると、その当時の「遺産」て何だろうか。国立競技場か、代々木屋内プールか、代々木体育館だろうか?
国立競技場は解体された、代々木屋内プールと代々木体育館は以下のHP施設利用(注1)を見てみると最近ではあまり活躍していないようだ。
注1) 国立代々木競技場の歴史 | 施設案内 | JAPAN SPORT COUNCIL

つまりかっての東京オリンピックの遺産(関係者がいう「レガシー」)に見るように建物なんて50年くらいで間尺に合わないなくなるものなんだ。
オリンピックに遺産があるとすれば、彼らがいうようにけして施設なのではない。それは人々の頭の中にこそあるのではないか。
 1964年東京オリンピックの思い出は建物なんかでなく、ニチボウ貝塚、やボブヘイズ・ドンショランダー・アベベ・三宅義信・ベラチャスラフスカ・アントンヘーシンク・遠藤幸雄、そして何より円谷幸吉ではないか、記憶に残る活躍をした人々が施設よりも長くレガシーとなるのではないかと思うよ、何よりも施設の充実を望むよりひとびとの記憶にのこる活躍をするべきなのだ、水泳協会理事の北島君。

役員等|東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会


考えると過去のオリンピックでまず思い出すのは反人種差別としての下記一場面だ。政治性はともかく広い意味での人間賛歌につながるオリンピックに栄光あれ。

http://dnaimg.com/2012/06/02/most-powerful-photographs-ever-taken-fzg/007.jpg

画像はDNAサイトより このサイトについて - DNA


スポーツは身体に悪い、という名言がある。日本でいう相撲取りや、世界でならオリンピアンなどは短命といわれる。その事の真実は別にしても、スポーツ競技のために体重を増やすための過剰な食事や、筋肉増強のための薬剤を過剰にとることはよくないだろう。スポーツは万能ではない。見るスポーツもいい身体を酷使するよりはたしなむ程度がよかろう。

 

 

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

はるかな旅に 1

 先日北海道釧路ナンバーの車を見かけた。キャンピングカー仕様だった。ドライバーに北海道からですかと聞くと気ままに旅をしているという。他に同乗者はいなくて、私より少し若かったが一人。日本一周を目指している。京都の北、日本海を目指すという。思わず伊根の魚が上手いと紹介した。早速「油屋」とナビに入れ美味い魚を食べに行きますとのこと。旅は車中泊を続けている。このような旅人は案外いる。

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 最近の風潮として新聞を購読せず、ましてや読まず、もっぱらテレビばかりを見る人は多いだろうが、
テレビは見ませんが、新聞を毎日読む人はどれだけいるのだろうか。
2014年の初めからテレビを見なくなった。だいぶ以前に煙草をやめた時も、同じだった。まず紙巻きたばこをやめ、半年間はパイプ煙草を夕食後一回飲んでいた。半年間でそれもやめたが、このおかげでスムーズに煙草をやめられたと思っている。
今回もまず、ある日テレビが点かなくなり、自室の小型テレビで時折テレビを見ていた。それも場所移動が億劫になり、半年ぐらいで全く見なくなった。丁度その間に某国立放送の集金人があしげく契約督促に通ってきたことも一因かもしれない。
テレビは煙草と同じなのだ。なければなしで済ませるのだが、時折特に食事(食後)に絡んで見たく(飲みたく)なる。そして同じく百害あって一利なしなのだ。
 昔、井上陽水は新聞を読まずテレビばかり見ているということをいっていたが、シンガーソングライターという身分からして、「テレビは見ない。新聞ばかり読んでいます」では、Like BobDylanになってしまう。

山本義隆(参照 最近読んだある本から:番外 - 紙つぶて 細く永く )講演会に行った。京都精華大学という京都市北部岩倉にある大学で行われた。
 Webを見ていたときに「10.8山崎博昭プロジェクト」に目がとまり、資料を参照させてもらった。そのプロジェクトが精華大学で山本義隆講演会を主催した。

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山本義隆講演より

科学と戦争氏は科学技術への過信を批判し、枯葉剤散布は三世代にもわたる被害を出し続けているこれは原爆に匹敵する罪深い行為だという。またファラデーの電磁誘導発見によりエネルギーを自由に使えるようになったことが科学技術発展の礎となった。その結果科学技術力は潜在的軍事力とみなされ戦時中でも科学技術系の研究者は不自由なく研究ができた。科学技術の研究者に聞くと、戦後のほうが軍事と研究の分離により研究が不自由になったといったという。氏は「文系学問には素人だが」といいながら、過去に読んだ経済書から経済成長を妨げる三要素は「人口減少」「自覚した労働者」「公害規制の強化」、そして失業なきゼロ成長を実現するべきと説く。
 また多くが誤解しているのであるが、とくに若い人に向けて、多くの学園紛争での端緒となった学費値上げ反対闘争は、大学が次年度の新入学生から実施する学費値上げに反対する闘争で学生自身のための闘争ではないと説明した。

 

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会場は満員で悲しいことにやはり団塊世代が多かった。ちらほらいた若い人も精華大学の学生が多かった。ノーベル賞を受賞した大隈良典氏がほぼ同じ時期に東大に在籍していた。そのまま研究を続けていれば間違いなく有数の研究者になるといわれ巷ではかまびすしい声がするが、本人は「私は上中下でいえば中くらいの研究者です」と強く否定。
 氏のいわばそのかくも長き沈黙は、闘争の中断=沈殿であり山本義隆は再浮上した。その一因は東日本大震災にあるという。科学技術への過信を科学技術の象徴である原発が2011年東日本大震災によって披瀝した。

 おまけ
元気な声(それにしても早口だ)が復活聞けてよかった。
帰りの送迎バスで鈴木邦男氏に出会った。うーん勉強しているんだ。

 

 

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

O府警のレベル

沖縄でヘリパッド建設抗議の市民に、大阪府警から「応援派遣」された機動隊員が、「どこつかんどるんじゃ、ぼけ、土人が」
と言葉を吐き捨てた。(ここを強調しようとHTMLを下記に書き換えた)

大阪府警の機動隊員大阪府警から「応援派遣」された機動隊員が、
どこつかんどるんじゃ、ぼけ、土人が

沖縄でヘリパッド建設抗議の市民に言葉を吐き捨てた。
(これって大阪南部の言い回しやね)

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多分大阪府警は応援としてはこの程度の隊員しか出さないのだろう。まるで大阪府警の品位を落とすための応援団ではないか。この隊員は大阪から沖縄へ応援に行かされるそのことがいやなのだろう、警備をするという任務をないがしろにした言葉だ。
 正義はどこにあるのかを判断することは難しい。しかし警察官たるものはその判断ができる能力を持たなければいけない。対立するAとB、どちらに正義があるのか、それを正しく判断したうえでその場の警備を実施する事でなければ警備は全うしない。正義はかなえられない。

大阪府警ではこのような意見に反論するであろう。
「いや沖縄へ行くからといって、基準を下げてまで応援機動隊を準備したのではない。ベストな機動隊員を選んだのです、かれは大阪府警の優秀な機動隊員です」
大阪府警のレベルはそのようなものなのだ。
(ここも強調しよう)

大阪府警の反論大阪府警ではこのような意見に反論。 「いや沖縄へ行くからといって、基準を下げてまで応援機動隊を準備したのではない。ベストな機動隊員を選んだのです、大阪府警にはかれ以上に優秀な機動隊員はいません


 いま殴りかかろうとする「暴漢」は被害を被らないように防御するための行動かもしれない、つまり正当防衛であれば殴りかかろうとする「暴漢」を羽交い絞めにするのではなくそういう状況ならば、その相手を取り押さえなければならない。

 

 

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

今年の決算をつけなければ

ヤクルトとの三連勝から始まった今年だったが、スタートの良さに慢心して序盤の危機への意識が充分でなかった。つまり阿部が故障で出場できない間にするべきことができていない。
阿部に代わる四番候補としてギャレットをはじめ、村田、太田の長距離砲が万全に起動しなかった。首脳陣の評価では太田に期待が集まったようだが彼の雑な打撃は4番には不向きだ。ギャレットも日本の野球に慣れ始めたころにケガに見舞われた。彼をもう少し長く4番に据えたら阿部不在の中チーム状況も落ち着いたものになっただろう。村田はもう少しどん欲になってほしい。華麗な守備は天下一なのだから4番打者としてもう一皮剥ければ安心して任せられる。
首位打者防御率一位・セーブ王がそろっていながらペナント制覇できなかったのは残念でならない。

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来年は夢として景気よく片岡と立岡両者に3割・30本・30盗塁の2本立て、
4番は阿部と村田で一年任せる、
菅野は15勝。
坂本は盤石だし、
長野立岡で1,2番、片岡は7番でどうだ。 小林の努力も多と認めよう。
彼らがケガでいないときに活躍できる控えも充実しないと。 重信、脇谷、亀井、橋本またそれ以外に新しい選手も出てこないといけない。 おまけ 宮國がんばれ

この秋の鍛え方が鍵。

 

 

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

日本の鉄道はこのままでいいのだろうか 番外3

2017年4月旧シリーズ名「鉄道運賃はこのままでいいのだろうか」をタイトル変更しました。

甲府は市街が新しく装いを変えているようだ。建物道路が新しい。しかし県立美術館は少し離れた交通渋滞の地域だった。
 訪れた日は特に雲が美しかった。

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甲斐の国と駿河は富士の美形を争った。宝永山ができ駿河・静岡からは山容が変わったので美形が崩れたといわれる。
 甲府駅前に武田信玄像があるが何を思うか

f:id:greengreengrass:20161016104357j:plainそれにしても威厳ありすぎの銅像だ。


夕食は甲州にちなみワインバーにした。

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私は赤よりも白を好むので、適当に料理を頼み白ばかり飲んでいた。

麻屋 山梨勝沼のワイナリー あさや葡萄酒|麻屋葡萄酒株式会社
グラン甲州 グラン 甲州 (シュール・リー) - 山梨県甲州ワイン蔵元、 蒼龍葡萄酒の通販サイト

仕上げにもビール、ホテルが近くとはいえ酔ってご帰還。


ところで甲斐から見る富士であるが秀麗である。

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小淵沢甲府間の列車から撮ったもので少し拡大している。左上は隣の人の肘です。
しかし現実に見る富士は、

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(これは甲府駅近くで撮影)
このように山に遮られて裾野が見えない。
 御坂山系や天子山系(下図青い線)が大きく富士を囲んでいるのでこの山系に妨げられて甲斐から富士の裾野が見えない。

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ところが駿河(特には上図矢印部分)からみる富士は裾野を山に遮られないで視野に裾野が広がり雄大な眺めになる。頭に残る富士の多くは駿河から見たものが多い。ここにも駿河からの一枚が多い一因があるのでは。

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これは千葉館山からの1枚


そして翌日秋の乗り放題パス3日目(最終日)甲府駅発9時5分の身延線に乗った。富士は裾野どころか頭すら見えなかった。上地図でオレンジ色の身延線と富士の間に天子山系が横たわっていた。列車は山間の渓谷を進む。
 なぜか車掌姿が二人。これはWeb質問による切符関係の業務のみを行う係員はJRの論理では運転の補助的な業務ができないので車掌といわない慣例にあるように、途中乗降が結構見込まれる身延線で切符関係のみ行う補助かもしれない。
 昼過ぎ富士市に近づき晴れ間が出てきたが12時24分富士駅着。富士は雲の中。今回の旅のメイン身延線は3時間強何事もなく終わってしまった。

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静岡で昼食後帰路
豊橋発13時33分以降の毎33分発米原行きは大垣乗り換えが無く大変便利だ。


今日の収支 甲府から京都 普通運賃7560円 かかったのは7710円(秋の乗り放題パス:3日分)/3=2570円なので黒字だった。

3日間の収支 JR秋の乗り放題パス 7710円+しなの鉄道980円 計8690円
乗った区間運賃
京都-篠ノ井 6480円 しなの鉄道 980円
小諸-甲府 2270円
甲府-京都 7560円
計 20290円 差引 11600円黒字


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REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

日本の鉄道はこのままでいいのだろうか 番外2

2017年4月旧シリーズ名「鉄道運賃はこのままでいいのだろうか」をタイトル変更しました。

JR秋の乗り放題パス二日目
小諸の宿は小諸グランドキャッスルホテル(略称KGC) 予約時は遅く着く予定だったので夕食なしの予約をしていたがコース変更で到着時間が早くなったので夕食付きに変更した。

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 このホテルの夕食はバイキング。最近この形式をとるホテルが多い。
 いわゆる旅館ではこれでもかとメニューがにぎやかになり食卓をにぎわすが結局食べ残しとなる、その点バイキングは提供するほうも食べるほうもリーズナブル。個人に合わせて食事量が変えられるのがメリット。
それはいい、だが往々にして出すほうは個人ではなく十把一絡げ(古い言葉だ)に物事を考えるので味をお粗末にする。別の言葉にすれば、食の大量生産になる。
 ところがKGCは違ったそれぞれの料理にきちっと味が決まっていた。寿司・そば・ポテトサラダ・中華・ごはん・味噌汁・茶碗蒸し・各種スープetc
 30分単位で会場への入場時間が異なるので一時的に料理が無くなることもあるが、まず時間(90分)一杯充分堪能できた。
 なにより驚くのはアルコールが飲み放題なのです。ビールもASAHIスーパードライの生、ワインあり焼酎あり、(飲まなかったが)日本酒もありでこれであの宿泊料なら苦情なんていえるわけはない。そんなバイキングを充分堪能し大浴場でひと風呂浴びて就寝。

 翌日は雨だった。懐古園も雨に煙り、傘なしでは見学も無理だったので次の目的地小淵沢へ向かうことにした。そして列車時刻を調べるとなんと18分後に出発とわかった。そそくさと準備するが今からチェックアウトのあと駅に駆けつけても間に合わない。ところが調べるとその列車の後は2時間後の10時13分。懐古園散策も無理だし少し考え佐久平駅で新幹線でも見るか(撮影するか)となった。そして佐久平を経由する列車は小諸8時39分発。

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 駅にはおしゃれなツートンカラーシートのキハ110が待っていた。15分で佐久平到着。ちなみに佐久市にある駅名が「佐久平」なのは北陸新幹線の新駅ができるときに小諸市と佐久市で論争となり調停の結果この地方を総称する佐久平となった、そうだ。
 佐久平駅は小海線と北陸新幹線の接続駅で小海線の佐久平駅ホームから新幹線佐久平駅まで長い通路で結ばれている。通路の中に待合席がある。

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 新幹線を撮るのはこれもまた初心者には難しい。何分スピードが違う。シャッター速度を速めると、新幹線も停まって見えるのでスピード感がない。情けないことにその写真。シャッタースピード1/2000です。「かがやき504号」が200km程度(多分)で佐久平駅を駆け抜けるところ。計算上は2.7cm/1コマなのでカメラを振っても背景は短い距離しか動かない。

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この場合もう少し遅いシャッタースピードでカメラを振って撮影するのがいいのだろう。(もちろんこれでもカメラを振ったのだがいかんせんシャッタースピードが速すぎた)充分停まって見える。

新幹線撮影に失敗した後、再び小海線佐久平駅(愛称:八ヶ岳高原線)にもどり10時29分発に乗った。この列車にハイブリッドとの表示があった。何かなと調べるとキハE200形は、発電用ディーゼルエンジンで発電した電気、及び蓄電池に充電した電気を効果的に利用して走行する環境にやさしい車両世界初との言葉も。

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https://www.jreast.co.jp/nagano/koumi/hybrid.pdf

このキハ200-3が小海線を上る。佐久平駅の標高が約700mここからJR路線最高の駅野辺山が標高1345m、標高差645mを上る。なぜか発電のエンジン音が大きい。野辺山駅の手前から録音した。

 

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小淵沢到着 売店で懐かしいかってのJRお茶、陶器製で売っていた。ほうじ茶が入って380円

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小淵沢は改札を出た時に長万部駅を思い出した。よく似た駅だ。
小淵沢から甲府へ、途中早稲田の山クラブが乗ってきた。昨日の雨で八ヶ岳を撤退したそうだ。今日からは晴れだよと伝えると、明日10日は授業があるので竜王の温泉で休憩し帰京とのこと、真面目なんだ。
 甲府到着は13時49分。ホテルに荷物を預けそそくさと県立美術館。ここにはミレーが70点ある。

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今日の行程は普通運賃2270円相当。かかった運賃は7710円(秋の乗り放題パス:3日分)/3=2570円なので、少し赤字かな。


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REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

日本の鉄道はこのままでいいのだろうか 番外1

2017年4月旧シリーズ名「鉄道運賃はこのままでいいのだろうか」をタイトル変更しました。

JR秋の乗り放題パス(以下参照)を使った。

http://railway.jr-central.co.jp/tickets/autumn-pass/
名古屋から信州小諸、そして甲府身延線で富士経由東海道線を回るコース。

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ごやっかいになっている「Jordan青春18きっぷ検索」では当然JRの路線以外は選択できないので、選択結果は最短ではないルートになる可能性がある。
 その青春18きっぷ検索は松本の手前塩尻から小淵沢小海線経由で小諸までのルートを選んだ。丁度Nの字を描いての路線になる。当初このコースで旅程を組んでいたが小諸着が夜7時前になった。宿の食事を考えるともう少し早く着きたい。
そこで時刻表で調べた。小諸までは松本から篠ノ井線篠ノ井しなの鉄道で小諸へとたどれる。これで時間がなんと2時間も短縮できた。しなの鉄道では青春18きっぷ・JR乗り放題パスが使えないことになっているのでしなの鉄道の運賃が別途980円/人必要となる。

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米原駅の駅そば
 京都から快速で米原へ、朝食をとっていなかったので当然駅そばをと考えホームの駅そばに行くと湯気がたった鍋はあるが開店は8時45分という。この微妙な時間設定が決然と「その時間まではお断り」という姿勢を物語る。今は8時30分 次の列車が8時47分発。しかたなくおにぎり2個を手に列車に乗る。
 大垣からは快速列車で、休日だが勤務姿の人も大勢いる。そのためか乗客は多い。名古屋着は10時24分。朝食でもなく昼食にはまだ早い「中途半端な都市」、いや間違った中途半端な時間だった。のぞいたBellMartでなぜか思わずビールを買ってしまった。
名古屋 不思議な街だ 今まで通過したことしかない。いや一度中日-巨人戦を見に来たかな。(まだ落合が巨人の4番に座っていた)

なによりウイロウが口に合わない。メリハリがないのっぺらぼうな食感だ。そして「エビふりゃい」始めなんでもミソにする感覚もいただけない。「ひつまぶし」のネーミングとの落胆さ、上げれば切りがない?ので名古屋の悪ふざけはここまでで、現在の名古屋は日本で唯一上向きというイメージがする都市だ。市長も才能はないが元気だけはある。TOYOTAを筆頭に元気いっぱいあふれる都市。
(これで失点を回復できたろうか)

中津川までは中央線、山の中を走り、横を流れる木曽川をじっと眺めて、司馬遼太郎の「ヨーロッパ人から見ると日本の川は川ではなく滝だ」という一文を思い出した。急流のところどころに関電の発電所があった。昔はこのような落差でも発電のコストは賄えたのだ。
  中津川へは11時39分着で出発は12時。ここで少し中津川出発を遅らせようと考えた。しかし次の普通列車は13時発だが南木曽までの運行。結局それに乗ると松本へは2時間ほど遅くなるのでやはり12時発の松本行きに決定。
 急いで駅そばを注文し食べた。出てきたのは真黒なだしで「あー関東の出汁」と少しがっくり。熱海の駅そばでもここまで黒くはない。慌てて列車に駆け込む。最後1、2本は食べきれなかった。松本着は14時15分、2時間15分の乗車時間。

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写真は熱海の駅そばです。

実は当初東海道線から身延線を経由し小諸のルートを考えていた。つまり今のコースを半時計周りで回るルートを考えていた。この距離を普通列車で巡るとどうしても2泊3日になる。その2泊をどこにするかと考え、小諸ともう一泊温泉でと考えた。2泊の配置からすると山梨から富士や伊豆あたりになる。石和温泉と考えたが列車ダイヤを組んで見ると宿までの到着が少しきつい。そんなこともあり時計回りに変更した。
 松本を14時28分発で篠ノ井線篠ノ井へ15時28分着。途中日本三大車窓の駅姥捨駅を経由、

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あとで息子に教えられたがこの姥捨駅近くに美しい棚田があるという。

姨捨の棚田 〜日本の棚田100選から眺める善光寺平の朝焼けと夜景 | ピクスポット (絶景・風景写真・撮影スポット・撮影ガイド)

篠ノ井駅では丁度貨物列車が機関車EH200-22の方向転換をしていた。松本駅で長い連結の緑の貨物車両が待機していたが日本石油輸送JR貨物塩浜駅専用と表示されていた。その貨物が松本から篠ノ井線経由篠ノ井からしなの鉄道に入る。機関車EH200-22には前後に運転席が付いているので、ここで機関車を後ろに回すのだ。

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このEH200は愛称があり「ブルーサンダー」なんと国交省のHPでも紹介されている。 鉄道:車両紹介 - 国土交通省 1台で2台分の働きをするJR貨物のスターなのだそうだ。

篠ノ井駅から屋代高校のマークを胸にした生徒も同じ列車15時54分発にのった。次の駅が「屋代高校前駅」だった。

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列車は軽井沢へ向かう。しなの鉄道はJRから譲渡されたかっての169系を使っているのだという。

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小諸駅へは到着16時46分、改札では大勢の乗客の中で乗り放題パスを示すとどこからですかと聞かれた、篠ノ井からの料金980円を支払い改札をでると、小諸はどんよりとした天気だった。

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*本日の行程は普通運賃7880円相当 
 かかった運賃は7710円(秋の乗り放題パス:3日分)/3+980円(しなの鉄道料金)=3550円なので差引4330円黒字でした。
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REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

思い出の再来

NIKON D5200の解説本を探していたら、その棚から本がどさっと転げ落ちた。その中に大修館「New Standard Japanese-English Dictionary」があった。これは私の父「文さん」が使っていたもの。 拾い上げると中からひらりと紙片が舞い落ちた。

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「文さん」は1985年に79才で亡くなった。メモの一枚には1975年の書き込みがあった。文さんは警察で通訳をしていた。資料を通訳するときのために当時の「ニュースの人」各人の英語読みを控えていたのだ。 文さんは外事課というところに所属し定年後も嘱託として仕事をしていたのだ。当時某有名歌手が国籍取得をする際などの苦労話をちらほら聞かされたものだ。

メモは上から「張春橋」「鄧小平」「廖承志」「張香山」「林 簾韞?」「孫 平化」「王暁雲」「江華」「呉桂賢」と読める。
張春橋は1960年代半ばからの文化大革命において大きな権力を握った4人組の一人

鄧小平は、1976年1月に周恩来没後天安門広場で行われ周恩来追悼デモが上記4人組から反革命と批判されその首謀者とされて失脚した。しかし彼はのちに大逆転党中央軍事委員会主席となり最高権力者となった。

廖承志は中日友好協会の設立時から死去まで会長を務めた

張香山は中国の元外交官、対日国交正常化交渉を担当

林 簾韞 は調べるも不明

U先生からのご教授 正解は林韞 元周恩来総理秘書だった下記に記載あり

孫 平化は元中国日本友好協会会長

王暁雲は元卓球選手で中国卓球代表団副団長対日政策の有力ブレーン

江華も不明(江青なら毛沢東夫人で上記4人組の一人)

呉桂賢は中国初となる女性副総理
新聞のコラムも綴じてあった。

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金大中事件は1973年8月8日
 その2年後の新聞記事から「口上書」についてのコラム  「note verbal」(正確にはnote verbale)は現在でも外交文書として定義があるらしい。


 

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

日本の鉄道はこのままでいいのだろうか 5

2017年4月旧シリーズ名「鉄道運賃はこのままでいいのだろうか」をタイトル変更しました。

鉄道の社会的価値という研究がある。鉄道が走ることにより、社会的にその効果が波及するという研究。よく対比されるのは鉄道と自動車の比較による社会的費用の算出である。
 まず自動車には燃料の面から「温暖化」「原油依存」、走行面から「大気汚染」「混雑」「事故」「道路損傷」等の外部費用(注1)が上げられる。その自動車交通と鉄道の場合を比較する研究である。
(注1:発生者が負担せずに第三者が負担する費用を外部費用という)

信州上田交通別所線という地方交通の存続における費用対効果の試算結果がある。下記url参照
http://www.jterc.or.jp/topics/josei_shinpo3.14/3_chiho_tetudo.pdf 

(ちなみにこの線は「第18作 男はつらいよ 寅次郎純情詩集」に登場する丸窓が特徴の車両がある。ここでは関係ないか)

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それによれば地方鉄道存続による効果としては、「供給者への利益」「地域社会への効果」「鉄道利用者への効果」が考えられるとしている。

  • A「供給者への利益」

つまり鉄道運営者の利益 

  • B「鉄道利用者への効果」

自動車利用と比較した場合の時間短縮効果
交通費用の削減効果

表面的にはこの辺りまでが存続の価値として考えられてきた。しかし鉄道には以下の面もあるというのが論点

  • C「地域社会への効果」

自動車交通の削減による時間短縮
走行経費減少効果
交通事故削減効果
環境改善効果
付随して鉄道が走っているという景観をみる満足感・いつでも利用できるのだという安心感・送迎の心理的な負担の回避・鉄道を後世に引き継ぐという満足感・地域のイメージアップ効果・市街地や地域拠点とつながるという満足感

上記の項目ごとに以下の対比で費用便益を分析した。

  • A「供給者への利益」 マイナス6.2億円
        鉄道事業者の収益 
  • B「鉄道利用者への効果」 44.5億円
        自動車利用との時間比較自動車交通利用との費用の削減
  • C「地域社会への効果」 78.7億円
       その内訳
          訳道路交通混雑緩和 57.9億円
          交通事故削減   10.9億円(環境改善便益含む)
          存在効果     9.9億円(注2)
結論

便益計 117.0億円

一方費用は鉄道の維持改良費として8億円と分析

差引 109億円の存在価値 

があると結論づけた。

その結果、上田交通全額出資の子会社「上田電鉄」として存続

2005年3月(財)運輸政策研究機構『活力ある暮らしを支える鉄道を目指して~第3回 鉄道整備等基礎調査報告シンポジウム~』資料より
(注2)存在効果の測定にはCVMという測定法以下参照がとられた

http://kkuri.eco.coocan.jp/whatis/cvm1.html


数値的には多くの研究者による疫学的環境的調査から数値がはじき出されている。日本における先駆的な研究は、「日本における自動車の外部費用の概算」運輸政策研究 / 運輸政策研究機構 [編] 兒山 真也 岸本 充生という論文(以下がそのPDF)で、

http://www.jterc.or.jp/kenkyusyo/product/tpsr/bn/pdf/no13-03.pdf

自動車交通の外部費用(円/km)大気汚染の外部費用        0.8円から1.8円 中位推計1.3円
気候変動の外部費用      0.04円から12.5円 中位推計1.6円 
騒音の外部費用          1.0円から3.7円 中位推計2.5円
事故による外部費用                       5.0円
インフラ整備の過小負担                     5.0円
                         中位推計での計14.0円

2001年7月(財)運輸政策研究機構『運輸政策研究』Vol.4 No.2より
自動車1台あたり中位推計で14.0円(円/km)とはじき出された。これを使って別所線の例のように鉄道がある場合とない場合すなわち自動車による移動との場合が比較されている。他にもえちぜん鉄道等の例がある。

公共交通の意味を住民が再認識 地域で走らせた「えちぜん鉄道」/北陸地域における公共交通の課題と展望 | 北陸の視座vol.21

 つまり鉄道が走ることにより、自動車の走行量が減る、自然に対する温暖化の観点や環境保護の観点からより自然にやさしい社会となる、自動車走行が減少し交通事故件数が減る等の便益が出ることになり、一概に鉄道路線営業収支が赤字だからという面から鉄道を存続させるか否かの判断は正しくないということだ。

 わかりやすく本州から知床半島へ行くとする、最寄駅から鉄道に乗り、さらに新幹線に乗り換え、(現時点では)函館に着く。そして函館から苫小牧へ苫小牧からは主に2ルート以下の図Aになる。旭川経由と釧路経由 図A吹き出しの中に書き込んだのは路線の営業係数つまり100円の収入を得るのにいくらの経費を使っているかという数字 双方どちらの路線にも100以下の数字がない。つまりこれら路線は100円の収入を稼ぐのに100円以上かかる赤字路線である。(残念ながら北海道には営業係数100以上の路線しかない)そしてこのうちいくつかはこの数字だけから判断すれば廃止されるかもしれないという線路である。知床には飛行機でしか行けなくなる。

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図A

そう結論づけていいのであろうか。

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REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」


(htmlだんだん手が込んできたなあ)