紙つぶて 細く永く

右の「読者になる」ボタンをクリックし読者なっていただくと記事更新時にお知らせが届きます。

}

アンサンブル・ウィーン=ベルリン(木管五重奏)

アンドレアス・オッテンザマー

コンサートの話

夕方5時30分京都コンサートホールにはまだ人影も少なく日程を間違ったのかと思った。時間が経つにつれて少しづつ人が増え賑わいだってきた。

今日の狙いは、いとこの紹介で聴いた「アンドレアス・オッテンザマー」

そしてコンサートは「Ensemble Wien-Berlin」

文字通りウィーンフィルベルリンフィル木管奏者5人の演奏会

f:id:greengreengrass:20191003214252p:plain

この人

2年前 映画の寅さん に出てきた、モーツアルトクラリネット協奏曲」が気に入ったという話をしていたら、従弟からクラリネット奏者のオッテンザマーが日本に来るということを聞かされた。

そして県立西宮芸術センターで聴いた「クラリネット協奏曲」 三階の遠い席からだったが音色とともにイケメン情報まで席に届いた。

演奏会終了後、ホールでサイン会があったのかオッテンザマーがやってきた、「キャー」という黄色い叫びが飛び交った。

アンドレアス・オッテンザマー(クラリネット Andreas Ottensamer, clarinet
1990年オーストリア生まれ。
幼少期よりピアノ、チェロを学び2003年クラリネットに本格的に転向、ヨハン・ヒントラーに師事。
世界の檜舞台でソリスト室内楽奏者として活躍。
2009年ハーバード大学勉学中、カラヤン・アカデミー入学。
ベルリン・ドイツ交響楽団首席奏者を経て、2011年、弱冠21歳にしてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席奏者に就任。
2017年2月名門デッカと専属レコーディング契約を結ぶ。
また、ウィーン・フィル首席クラリネット奏者の父エルンスト、兄ダニエルと共に“ザ・クラリノッツ”としても来日した。
*(父エルンストは2017年に急逝 兄ダニエルがウィーン・フィル首席クラリネット奏者となった。親子、兄弟でウィーンフィルベルリンフィルの首席奏者という凄い家系だ。そしてハーバード大学で学んだという、「天は二物を与えた」という言葉はこの人のためにあるのだ) インタビュー

今日の演奏はEnsemble Wien-Berlin

f:id:greengreengrass:20191006133716j:plain

Ensemble Wien-Berlin

という渋い?構成(ほとんど知らない)

(ところで英語で「for wind」は管楽器のためのという意味があるそうだ)

5人の奏者は

(フルート)

カール=ハインツ・シュッツ

 Karl-Heinz Schütz  1975年オーストリア生まれ。
カール・ニールセン国際フルート・コンクール等で優勝。
ウィーン交響楽団首席フルート奏者等を歴任。
ウィーン国立歌劇場管弦楽団の首席ソロ・フルート奏者、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ソロ・フルート奏者。
ウィーン・コンセルヴァトリウム音楽大学のフルート科教授。

 

オーボエ

ジョナサン・ケリー

 Jonathan Kelly 1969年イギリス生まれ。
ケンブリッジ大学歴史学を学び、ロンドンの王立音楽アカデミーパリ国立高等音楽院オーボエを学ぶ。
2003年、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席オーボエ奏者に就任。

 

クラリネット

アンドレアス・オッテンザマー

 Andreas Ottensamer

 

ファゴット

リヒャルト・ガラー

 Richard Galler 1967年オーストリア生まれ。
1987年9月より、ウィーン交響楽団の首席奏者を務めている。
2010年より、ウィーン室内合奏団のメンバーとなり、1997年から2004年にはザルツブルク音楽院教授、2004年3月からはウィーン国立音楽大学教授として後進の指導にもあたっている。

 

(ホルン)

シュテファン・ドール

 Stefan Dohr  1965年ドイツ生まれ。
1985年フランクフルト・オペラ管弦楽団の首席ホルン奏者に就任、ベルリン放送交響楽団にて首席を歴任。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団には1993年より首席ホルン奏者として就任。
また、ソリストとして、さらにベルリン・フィル団員との数多くのアンサンブルのメンバーとして活動する。

 

最前列という愉しみ

f:id:greengreengrass:20191006164205j:plain

張り込んで一列目、つまりかぶりつきの席だった。

もちろん楽器の音色はそれぞれ異なり、それぞれトップクラスのアーチストだから凄い音色の集合?だ。

フルートが透明なしかし強い音を出し、オーボエは口いっぱいに力強い音、ファゴットは低音部をカバーする。そして時にホルンが前に出て引っ張る。

クラリネットは置くとして、フルート・オーボエファゴット・ホルンは独奏で聴いてもほれぼれする音色だった。

残るクラリネットは・・?

シュテファン・ドールとは親子ほども年が離れている。

そのためでもなかろうがオッテンザマーは遠慮気味に演奏に参加。

オッテンザマーはやはり足を前後にしながら楽しそうに演奏していた。

最前列では、クラリネットの指使いや、足を床で擦る音まで聞こえてくる。

まあその音は気にはならなかったので、そのような鑑賞はそれで楽しい演奏会だった。

 

「イヴァンよお前にやる花はない」プラハの花屋

REMEMBER3.11