紙つぶて 細く永く

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偽望の党へ

そもそも原発地球温暖化防止のため有効だからという理由で開発されたのではない。
核分裂を人の手で制御できるという、「誤解の下で」原子爆弾となり、その技術を「平和的に」使用するとして製品化された。

karapaia.com


 原発は危険だからいらないのであって、原発が安全でかつ廃棄物も出ません、ということなら当然原発は大歓迎される。
また、地球温暖化を防ぐためには「原発が必要」という論理には十分条件はあっても必要条件がない。
原発を用いない、エネルギーを考え地球温暖化防止に邁進できるとするなら、原発必要論は成り立たない。
また政府の予測でも少なくともこれからの日本では将来的に見ると増大するエネルギー需要はない。

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資源エネルギー庁資料


そして日本では、現在稼働している原発は5基(総原発数54)
また直近では2013年9月16日~2015年8月10日の約1年11ヶ月間、 日本で稼動していた(商業用)原子力発電所は0であった。
したがって反原発は、すなわち将来のエネルギーをいかにして確保するという問題が必然的に起こるものでない。
福島の悲劇を、語るまでもなく、人類にとって原子力=核は不要なものでなければならない。
 地球温暖化の防止は全地球的に考えなければならないし、一国だけが努力してもムダである。
しかし、以下にあるように世界でも主要な原発製造企業が多数存在する日本でその動きを考えることは大変重要になる。

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朝日新聞GLOBより

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私事で恐縮ですが、私は30年以上の花粉症です。罹り初めのころは毎年春先になると医者に行き、「あ、風ですね」と風邪薬を処方されていた。その後、戦後に急きょ植林された杉の苗木が成長し花粉症も最盛期になったらしいとわかった。
立派な花粉症患者としていうが、「花粉症ゼロ」なんてことより、一票の格差ゼロなんてことを謳えばいいのに。余計なお世話かな

敗戦後日本はアメリカに占領され、特に沖縄に多く米軍基地が置かれた。

そして1945(昭和20)年12月に衆議院議員選挙制度改正が行われた。つまり敗戦前は「男尊女卑」であったため、戦後になって普通選挙が実施された。

日本国憲法の制定は、大日本帝国憲法の改正手続に従って行われた。1946(昭和21)年6月、枢密院で可決された憲法改正案は、第90回臨時帝国議会に提出され、貴族院衆議院両院で修正が行われた後、同年10月7日可決。この改正案を10月29日に枢密院が可決したことを受けて、日本国憲法は同年11月3日に公布された。
その憲法のもと、大日本帝国憲法時代とは異なる、裁判制度や教育制度が整備され、日本の発展につながった。
 海外への留学も、優れた憲法学の泰斗に学べることも、民法・刑法の条文を丸暗記する自由もこの教育制度の下で生まれた。万全ではなく歪はあるだろう、それを「改革する作業過程をリベラル」(昔は革新といったものだなあ)というのだ。

たまたま発信されたが世界でのリベラルに対する評価は、ノーベル賞級でもあるんだよ、小池さん。

追記 詭弁による「リベラル」批判が多いので、恥ずかしくて「希望」の党なんて呼べなかった。

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

閑話休題 骨休め

このところ俗世間のあきれた汚れにまみれていたので、少し爽やかな空気を求めて逃げ出すように愛宕山へ行った。

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(国土数値情報を元にBlog主が加工)

丁度アサギマダラの飛来時期だったので、帰りに水尾を散策。今年は少ない飛来だったがアサギマダラを何枚か撮り、その後近くの清和天皇山陵まで歩いた。

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清和天皇山陵は水尾でも谷を隔てた山中にある。
下図の右に「清和天皇社」があるがこちらは神社 そしてその下に「円覚寺」がある。ここが旧水尾山寺。東山にあった円覚寺が江戸期に火災にあった後で、当地に移設再建された。

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(国土数値情報を元にBlog主が加工)

(右記に詳しい)-天皇陵-清和天皇 水尾山陵(せいわてんのう みずのおやまのみささぎ)

大変にきれいに整備されていた。落ち葉ひとつない参道で、川音だけが響く静かな中、1kmほど歩く。

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参道の途中数か所に竹ぼうきが置かれ落ち葉や小石ひとつなく見事なほど綺麗に清掃されていた。

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山の中にポツンと陵墓があった。都を遠く離れたこの地に墓を希望した天皇とそれを囲むようにたたずむ水尾の里。
 京都に多くある天皇陵慕とは趣がことなり、愛宕山の帰りにはいつも気になっていた。木が生い茂っていたので、水尾の里は見渡せないが谷をはさみ水尾が目の前にある。

清和天皇は調べると31才と若くして亡くなった天皇で、あの祇園祭が始まったのはこの天皇の御代になる。また、後に源氏で有名な清和源氏の祖でもある。
27才の時に第一皇子の貞明親王陽成天皇)に位を譲り、30才で出家、近畿の寺々を巡りながら厳しい修行を続けた。880(元慶4)年崩御空海の少し後)。

吉村晋弥「水尾の里の清和天皇陵」それが健康を害したのか、水尾の地に入るとここを終焉の地と定め、水尾山寺の建立を始め、寺が完成するまでの間、嵯峨の栖霞観(せいかかん:現在の清凉寺の場所)で過ごしました。やがて病を発病。最期は東山(現在の平安神宮から永観堂付近と推定)にあった円覚寺で迎えました。享年31歳。お経を唱え、西を向き、結跏趺坐(けっかふざ)をして、手には定印を結んだまま最期を迎えたといわれています。亡骸はその地で火葬にふされ(現在、金戒光明寺の墓地内に火葬塚があります)、灰は生前の意思にならい水尾山上に置かれたとされます。

驚くほど美しい参道に、地元のかたが清掃されているのかと思ったが急な山道でそれも困難と思われたので、宮内庁に聞くと宮内庁陵墓課で清掃されているとのこと。
(これこそまさしく「保守」というんじゃないか・・)

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

偽善の証明

hosono氏は、政策協定書と異なるこんな偽善的文書を表明している。

「内政は多様性を理念としてきた民進党の路線と大きな齟齬はない。しかし、外交安保の現実主義と憲法改正については貫かねばならない。民進党からの希望者が署名した協定書は、理念を共有するために欠かせないものだ」(太字化Blog)
結党時に定められた希望の党の綱領は以下の通りだ。

我が党は、立憲主義と民主主義に立脚し、次の理念に基づき党の運営を行う。常に未来を見据え、そこを起点に今、この時、何をすべきかを発想するものとする。
  1. 我が国を含め世界で深刻化する社会の分断を包摂する、寛容な改革保守政党を目指す。
  2. 国民の知る権利を守るため情報公開を徹底し、国政の奥深いところにはびこる「しがらみ政治」から脱却する。
  3. 国民の生命・自由・財産を守り抜き、国民が希望と活力を持って暮らせる生活基盤を築き上げることを基本責務とする。
  4. 平和主義のもと、現実的な外交・安全保障政策を展開する。
  5. 税金の有効活用(ワイズ・スペンディング)の徹底、民間のイノベーションの最大活用を図り、持続可能な社会基盤の構築を目指す。
  6. 国民が多様な人生を送ることのできる社会を実現する。若者が希望を持ち、高齢者の健康長寿を促進し、女性も男性も活躍できる社会づくりに注力する。

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かれは政界に打って出るとき、何を信条としていたのか、彼は自身公表している上記「党の綱領」と下記政策協定書の違いにほおかぶりしている。
だれが考えても、政策を実行する主体である立候補者に署名を要求した下記「政策協定書」を素直に読めば「党の綱領」とは異なる結果となる。
「綱領」からどのような論理的道筋を考えれば、
希望の党の公認候補になるに当たり、党に資金提供をすること」
憲法改正を支持し」
「我が党は、立憲主義と民主主義に立脚し、現行の安全保障法制については、憲法に則り適切に運用する
なんて言葉が出てくるのか?

一例をあげるならば「立憲主義と民主主義に立脚」した途端に、現在の違憲安保法制(いわゆる戦争法)との矛盾を抱えてしまう。仮に安保法制をよしんばという立場なら、現憲法下では違憲であるので、筋としては安保法制を整備できる憲法に変えてから、法整備をするのが正しい。
現時点で現戦争法案を容認しながら。「立憲主義」を名乗ることはおこがましい。
「現行の安全保障法制については、憲法に則り適切に運用する」なんて全くの支離滅裂な文章だ。憲法を適切に運用したら現行の「安全保障法制」は違憲無効となる。
綱領によって実現される社会はせいぜい


国民が多様な人生を送ることのできない社会を実現し、
若者が希望を持ち、高齢者の健康長寿を促進し、女性も男性も活躍できる、しかし外国籍の人には活躍できない、そして戦争により国籍を弄ばされ、同じくまっとうに国家に税金を支払っている在日の外国籍の人々に同じ社会づくりをさせない社会に注力する。

なんてところだ。

 

「政策協定書」
  1. 希望の党の綱領を支持し、「寛容な改革保守政党」を目指すこと。
  2. 現下の厳しい国際情勢に鑑み、現行の安全保障法制については、憲法に則り適切に運用するその上で不断の見直しを行い、現実的な安全保障政策を支持する。
  3. 税金の有効活用(ワイズ・スペンディング)を徹底し、国民が納める税の恩恵が全ての国民に行きわたる仕組みを強化すること。
  4. 憲法改正を支持し、憲法改正論議を幅広く進めること。
  5. 国民に負担を求める前に国会議員が身を切る改革を断行する必要があること及びいわゆる景気弾力条項の趣旨を踏まえて、2019年10月の消費税10%への引き上げを凍結すること。
  6. 外国人に対する地方参政権の付与に反対すること。
  7. 政党支部において企業団体献金を受け取らないこと。
  8. 希望の党の公約を遵守すること。
  9. 希望の党の公認候補になるに当たり、党に資金提供をすること
  10. 選挙期間が終了するまで希望の党選挙協力の協定を交わしている政党への批判は一切行わないこと

彼我の文章をとっくり見比べ自身が何をいっているのかを時間をかけて考えればわかる。
 いったいこの人はどのような教育を受けてきたのかと疑問に思い調べたら、
憲法の個別的な修正は否定しないとしつつ、

憲法の)本体、根幹を安易に揺るがすことはしないという賢慮が大切。土台がどうなるかわからないところでは、政治も司法も立派な建物を建てられるはずはない」と強調。さらにイギリスやドイツ、米国でも憲法の根幹が変わったことはないとした上で「いつまで日本はそんなことをぐだぐだ言い続けるんですか」

と強い調子で、日本国憲法の根幹にある立憲主義を脅かすような改憲の動きを批判した」という佐藤幸治教授だった。いまだもって師の教えが呑み込めないらしい。

憲法改正:「いつまでぐだぐだ言い続けるのか」 佐藤幸治・京大名誉教授が強く批判 - 毎日新聞


 もうすでに自覚していることだろうが、残りの人生はもう少し堂々とした道を歩むことを祈る。

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

時に情けはない

「甘えてはいけない、時に情けはない・・」
この流れは早すぎるのではと思える時もある。
前原代表の「慢心」が原因ということしかない。
真っ当な歴史であっても、時は理不尽に過ぎる。
過ぎ去った時は戻らない。
なぜこのような結果と、出た結晶に時代の戯れを嘆く。
愚者には結果を受け入れることしか許されていない。
及び腰の参謀と、まず最初に逃げ出すていたらくな船長で我慢するしかない。

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あの「政策協定書」に理性を失ってサインするのは誰だろうと想像をめぐらすが、
当然、小池新党から立候補できた民進系候補者は、あの屈辱的悪魔の「政策協定書」にひるむことなくサインできる神経の持ち主なのだ。
なんとそれが100余名いるんだ。彼らは何にでも、不毛にでも感謝できるこころなんだろう。

「政策協定書」
  1. 希望の党の綱領を支持し、「寛容な改革保守政党」を目指すこと。
  2. 現下の厳しい国際情勢に鑑み、現行の安全保障法制については、憲法に則り適切に運用するその上で不断の見直しを行い、現実的な安全保障政策を支持する。
  3. 税金の有効活用(ワイズ・スペンディング)を徹底し、国民が納める税の恩恵が全ての国民に行きわたる仕組みを強化すること。
  4. 憲法改正を支持し、憲法改正論議を幅広く進めること。
  5. 国民に負担を求める前に国会議員が身を切る改革を断行する必要があること及びいわゆる景気弾力条項の趣旨を踏まえて、2019年10月の消費税10%への引き上げを凍結すること。
  6. 外国人に対する地方参政権の付与に反対すること。
  7. 政党支部において企業団体献金を受け取らないこと。
  8. 希望の党の公約を遵守すること。
  9. 希望の党の公認候補になるに当たり、党に資金提供をすること
  10. 選挙期間が終了するまで希望の党選挙協力の協定を交わしている政党への批判は一切行わないこと

赤色 小池色 青色 hosono色
アンダーライン ヘイトスピーチ在特会


民進党代表として政治信条を許した相手が悪かった。
新しい器は破れた。
こぼれ出たスピリッツを枝野氏が汲んではみたが、覆水盆に返らず、また再び酒を仕込まなくてはならない。
どんなに腕のある優れた杜氏でも酒米の田植えから考えると2年は必要だ。その間に消費税up2%分は自民党の政策に使われる。

 

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

仮面の右翼

議員諸氏悪あがきはやめた方がいい。3年待てば情勢は変わる、じっと堪えればいい。
3年間でなにものにも勝る実力をつけろ、地盤を作るのだ。3年たてば情勢は劇的に変わっている。
 この事態は長くは続かない、元大阪府知事のごとく、きっと似非愛国者の自壊がはじまる。


 小池氏のつつましやかな笑顔の裏には、日本という「もの」にに対する計り知れぬ憤怒があるのだろう。憤怒の果てに待っているものをしっかりと見極めないと。
憤怒の果てから、あの策略のエネルギーが生まれる。
彼女の軽く浮いた経歴の中でも最大のヒントは、「幸福実現党」との密接な共同演説だ。下記画像参照
これは、本性は「日本核武装」そこにあるとの審判をされてもいいよ、というシグナルなのかもしれない。

小池百合子(自民党)・泉としひこ(幸福実現党) 共同演説会 by OsakaWatch - Dailymotion


前原氏にはもう一人前原氏が必要なのでは、一つの頭では無理だ。

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もっとも世界では、この一年の内に大きく変わる。
トランプの弾劾は目の前だというのに・・。
そんな時に日本は何をしているのかと情けなくなる。

 

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

あるひとの信条

hosono rinen
  • 私たちは、長年続いた自民党政治を大胆に変える意欲を持って、各自の社会現場の経験を経て民主党に集結しました。
    世襲は新たな挑戦者の登場を妨げ、企業団体献金は、政治を国民に開かれたものにすることを妨げます。
    いずれも、自民党的なる体質の露呈であり、私たちは、それらと徹底的に対峙します。
  • 共生社会が成り立つには、経済的に自立するコミュニティや個人が必要です。
    同時に、弱い立場の人たちへの温かい眼差しがなければ、共生社会は成り立ちません。
    民主党は、小泉政権の下でほころびを見せた医療や年金、障がい者福祉を立て直し、拡大した格差の是正することに積極的に努めてきました。
    私たちは、これからも弱い立場の人たちのために全力を尽くします。
    特に、東日本大震災原発事故で困難な状況にある人々を、政府をあげて、そして社会全体で支えていかなければなりません。
  • 私たちの周りには、地域共同体、学校、NPOなどに関わり、助けること、助けられること双方を喜びとする人々がたくさんいます。
    この精神を大切にしながら、わが国の進むべき方向を提示したのが「新しい公共」という考え方です。
    官にすべてを任せるのではなく、公の担い手を地域の皆さんに還す。
    結果的に、公の裾野が広がり、すべての人に居場所と出番がある社会ができます。
    政府を大きくするのではなく、社会を大きくすることで地域社会が強くなり、はじめてこの国が強い国になります。
  • 人の役に立つことは、それ自体が歓びであり、生きがいともなります。
    こうした人々の力を、私たち「新しい公共」と呼びます。
    新しい公共」「顔の見える民主主義」は、今や、多くの企業の行動原理にもなっています。もちろん成長は必要ですが、 そこで暮らす人々の幸せや充実や意欲につながらなければ意味がありません。グローバル化が進む時代だからこそ、各地域の土着の資源に我々は目を向けるべきです。
    再生可能エネルギー農林水産業の活性化は、循環型の地域社会を取り還す契機になるはずです。
    社会的企業家の存在、ソーシャルキャピタルの蓄積、地域通貨など、土発経済を活性化する素地はできています。私たちは、地域から発して世界に雄飛する企業を応援します。
  • 地域のことは地域で決める地域主権改革を進めます。
    ひも付きの補助金を一括交付金に転換することで、地方が自由に使えるお金を増額します。また、国の出先機関の自治体への委譲も進めるべきです。
    一括交付金の拡大、出先機関改革の先に道州制を視野に入れて、将来のこの国のかたちを描きたいと思っています。
    地域主権改革は、日本の民主主義を生き返らせることにもつながる可能性を秘めています。
    また地域独自の「土発」文化を発信、伝承し、他の文化を入れることで、新しい地域文化も生まれてくるはずです。
  • 日本は、古来より、海をわたってもたらされた多様な文化や技術を吸収し、これを組み替え、 独自の文化に仕立て上げる中で、独創的で豊かな社会を育んできました。
    この柔軟性こそ日本の真の強さです。
    これからの21世紀の日本においても、日米同盟を基軸に、 隣人であるアジアとの共存・共生を実現し、広く国際貢献を行ってこそ、日本の「開かれた国益」を実現することができます。
    私たちは、排他的なナショナリズムとは一線を画し、現実的な外交安全保障政策を展開します。
  • 近年、ナショナリズムを煽るような発言が目立ってきました。
    もちろん、わが国の周辺環境を考えたとき、自衛力を着実に整備しなければなりません。
    ただ、忘れてはならないのは、我が国の発展は開かれた交流の中からもたらされたということです。
    日米同盟を深化させ、隣人であるアジアや太平洋地域との共生を実現する姿勢こそ、本来の保守の姿です。
  • エネルギー危機を乗り越えるため、地熱、風力、海洋エネルギー、太陽光などの再生可能エネルギーを育てます。
    原発事故を経験した日本だからこそ、原子力産業を安全環境産業に転換し、廃炉、除染、安全な運転、そして使用済み燃料の処理で世界に貢献するべきです。
  • 基幹的農家の高齢化、米価の急落、燃料費の高騰など、現在の日本農業は危機に瀕しています。
    また、世界各国では、急激な人口増加、異常気象を起因とする干ばつの発生により食糧危機が発生しています。
    有事の際(戦争、飢餓など)を想定し、戸別所得保障による自給率の向上と、輸入食品の安全確保を徹底します。
  • 東日本大震災原発事故という未曽有の経験をする中で、私たちは、政治家が有事において決断し実行すること、 そして、結果に対して責任を持つことの大切さを深く痛感しました。激動の時代に入り、大きな政治を求める声が強まっています。
    そこで、私たちは、有事と平時をつなぐ日々の中で、常に、国民の要請に応えるべく、あらゆる準備を怠ることなく、 かつ、本来は、国民が政治を強く意識せずに生活できる状態こそ、理想にすべきであると考えました。
    すなわち、できる限り有事を事前に予防し、穏やかな政治を取り戻すことが必要なのです。
    軽挙妄動を廃し、ワンワードポリティクスに陥ることなく、政治に邁進します。
  • 日本の国と地方合わせた借金は、1000兆円にものぼり、4人家族で3000万円以上の借金を抱えている計算になります。
    少子化高齢化の流れを大きく逆転させることは難しく、今後益々将来世代へのツケが拡大しかねません。
    制度疲労を起こしかけている年金・医療などの社会保障制度を抜本的に改革し、永続性の高いものに変えていくこと。
    そこに政治の大きな役割があります。
  • 原発廃炉、除染、健康管理などは継続が必要です。
    福島の復興こそ、世界に日本が発信できる最も明るいメッセージです。
    また、政治家という立場ではなく、細野豪志・個人という立場でも、風評被害の克服、子ども達が健康に身体を動かせるきっかけ作りのために活動していきます。

注 色を変えたのはBlog

 

このひとはたしか3.11震災後には復興にあたる責任者にもなった。東北に思いをはせることも人一倍あるのだろう。
今回調べて初めて同郷であることが分かった。選挙区は静岡。

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 その人の旧サイトに上記一文が掲載されていた。
安全保障についての言及は少ない。排他的なナショナリズムとは一線を画し、現実的な外交安全保障政策をと訴えているあたりだろうか。
 立場が変わった今、「戦争法」や「共謀罪」を如何に考えているのだろうか、慕っている党首から判断すると、どうやら「排他的なナショナリズムとは一線を画し、非現実的ではあるがいざというときには権力を集中しことにあたる外交安全保障政策」を展開するのだろうか。
 一事が万事上記色を変えた主張部分につづく動詞部分が否定の意味「しません」に変わるのか、どのように変化するか注目しなければならない。

今般の小池新党記者会見でも先頭に立って、「(民進党の)三権の長を経験した方には遠慮してもらう」なんてことを発言していた。すでに「安全な場」にいる人のほっとした一言だ。
ことわざに、船の上では危機を感知し、最初に逃げ出すのはネズミといわれている。
もはや逃げ出したのだから自らは遭難することはないが、危険な船に手を出すときは手加減をしなければ、という心情だろうか。
また船長は最後に船から避難するともいわれる。
 彼は3.11震災時に復興業務の責任者としていわば船長として、避難時には最後まで残ることではなく、船長自らが最初に逃げ出す、ということを学んだのであろうか。

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

つらつら考えた

原発ゼロを標榜した党が生まれた。それはよかった、と一瞬思ったが、どうもおかしい。
 そしてつらつら考えたとなる。
いわゆる民進党の支持母体は主に、連合だ。ここは反「反原発」の権化だ。
しかし民進党の中にも反原発を主張する議員は多くいる。
ところが連合としては反「反原発」はどうやら譲れないようで、そのこともあり民進党が党是として反原発は謳えないでいる。
 一方、小池新党では、民進党の総選挙公認予定者の中で戦争法廃案を主張する「リベラル」を含んだ議員は、「さらさら」受け入れる気がないらしい。
小池新党は結局戦争法については一部改正し残す、もちろん共謀罪も。
この方針で選別すれば、受け入れる民進党の総選挙公認予定者は反「反原発」一色となってしまう。
 彼女の本音ではそれでいいと思っている。つまり戦争法一部賛成、反「反原発」候補者のみを受け入れるのだ。原発ゼロ方針は捨てていい。
原発ゼロは後で引っ込め、当面は既に決めた小池新党の立候補予定者と重ならない範囲で、当選可能人数を確保し、政権に近づけばいいんだ。
 これでは小池新党の「原発ゼロ」方針はアドバルーンのようなもので、中には実のある政策はなく、水素やヘリウムしか入っていないのだ。
きっと、小泉元首相ともども有権者もこのアドバルーンに惑わされ人気を集めるんだろうな。

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*まったくどうでもいいことだが、あの帽子は似合わないんじゃない。

「選挙とは、権力をつかむ人を決めるものであって、真実を語る人を決めるものではない」
Paul Krugman

 

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

混迷の国

一寸先は闇なんてことがよく起きる国、いや世界がそうなっているのかもしれない。
なにしろ、トランプが世界最強の権力者になるぐらいだから・・
 トランプといえば、6年前に彼がテレビ番組の司会者だったころ、彼は当時のオバマ大統領の出生地に疑念を抱く急先鋒だった。
 そもそもアメリカ合州国大統領には、自国領土内での出生者でないとその資格がない。
 当時トランプは「オバマ氏のケニアにいる祖母は、彼がケニアで生まれたといっている」と主張していた。そういった手法でトランプは反オバマ層での支持を拡大した。
 そんな中オバマは、2011年4月30日招待されたホワイトハウスの記者協会主催のパーティで、同じく参加していたトランプの前で、皮肉たっぷりと彼をこき下ろした。
 まず登場前、全員の前のスクリーン一面ににオバマ自身の出生証明書を映し出した、そして登場するや、「この出生証明書問題を一段落できたことを誰よりも幸せに思っているのはトランプだ。これで彼はほかの重要な問題に集中できる。たとえば、われわれが月面着陸を偽装(フェイク)していたとか」
 もちろん会場内は大爆笑。ひとりトランプだけは苦虫をかみつぶしていた。
その時に会場にいた尾形聡彦は書いている、

乱流のホワイトハウス-尾形聡彦-岩波書店この日オバマは18分間のスピーチで、実に2分半以上にわたって、トランプをからかい続けた。それは出生地疑惑というフェイク・ニュースで攻撃されてきたオバマによる、トランプへの復讐のように見えた。侮蔑され続けたトランプはその時、口を閉じたまま両端を上げる愛想笑いのような笑顔をみせてはいた。1500人を超える参加者たちから笑われ続けたトランプはやや気の毒にも思えた。
オバマはさらに、トランプはホワイトハウスに変化をもたらしてくれるだろうといいながら、ホワイトハウスが「トランプ・ホワイトハウス・リゾート&カジノ」になってしまうイラストを映し出した

トランプが「大統領選にでよう。そしてみんなに見せつけてやる」と大統領選にでる決意をしたのはこれが原因だといわれている。当然メディアも「見せつけてやる」対象に入っているのだ。

 


怖い話だ。
そういえば政治家という人たちにはこの種の話が大変似合うように思える。一種そのような性格がないととてもやってられない職業なのだろう。
 岸信介田中角栄小泉純一郎小沢一郎野中広務、もちろん小池百合子安倍晋三あと有象無象etc

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話はかわって、今年は明治維新から150年そして同じく資本論刊行から150年となる。150年後に語られ批評されることを考えると現在の混迷はいかなる価値があるのかなあ。
 日本に小選挙区制が本格的に導入されてから二十数年、いまだにわれわれの選良は成長していないという印象を受ける。たぶんこのようにいい加減な立法府であってもかろうじて国家経営が出来ているのは、質の高い行政官僚よることが大なのだろう。
 まあそれも最近「歪められる」ことが多いが・・。

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

QGIS電子地図操作 第5回 空白地鉄道駅周辺人口比較1

五新線に絡んだ下記鉄道地図を見ていて、その空白エリアが気になった。そこで北海道の鉄道駅周辺人口と紀伊半島の鉄道駅周辺人口を比較してみよう。

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五新線予定路線(国土数値情報を元にBlog主が加工)

今回もQGISを使う。

まずshapeデータからJR路線レイヤ、そして作成した北海道地方の地図を読み込む。
JR路線は国交省国土数値情報からダウンロードしてある最新(2016年)「N02-15_Station」を使用

次にメニューから「ベクタ」-「空間演算ツール」-「固定距離バッファ」を選択

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次の画面で「入力レイヤ」に「N02-15_Station」を選択「距離」(注)に「0.01」と指定そして「Run」

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その結果QGIS画面左下レイヤパネルに「バッファ」が出来ている。

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国土数値情報の「鉄道」ファイルにある「駅」データは「ライン」データとなる。同じく「鉄道時系列」ファイルにある「駅」データは「ポイント」なぜか異なっている。
そのためここで作成したバッファは一部楕円のエリアとなっている。

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拡大画像



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(国土数値情報を元にBlog主が加工)

これで画像はできた。次に面積を実測する。

 

上記のレイヤパネルにある「バッファ」を右クリック、「属性テーブルを開く」でテーブルを開く。

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属性テーブルの上にあるメニュバーの「フィールド計算機を開く」で次の画面を開く。

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「新しいフィールドを作る」にチェックを確認し、「出力フィールド名」に「面積」、「出力フィールドタイプ」を「小数点付き数値」、「精度」を「2」とする。式テキストボックスに「round($area/1000/1000,2)」と入力、フィールド計算機を閉じる。そして「バッファ」を適当に名前を付けて保存(今回は「from1000mhokkaidoarea」とした)。そのレイヤを読み込む。このレイヤは元の「N02-15_Station」ファイルが日本全国のデータなので今回必要な北海道のデータを抽出する。今作ったレイヤの属性テーブル右クリックし「フィルター」を選択

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開いた画面「プロバイダ特有フィルタ式」ボックスに北海道にある鉄道会社名「"N02_004" = '函館市' OR "N02_004" = '札幌市' OR "N02_004" = '北海道旅客鉄道'」を記入し閉じる。
 道南いさりび鉄道はまだ開業前のデータしかないのでこのデータはJR北海道となっている。
そして再度、今作ったレイヤを右クリックし「属性テーブル」を開き、メニュ「すべて選択」をクリック、続いて「選択している行をクリップボードへコピーする」をクリック。

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それをエクセルシートに貼り付ける。面積列の合計値は「1795.79」平方kmとなった。居住可能地22,373平方kmの8.0%をカバーしている計算になる。
次はこれに人口データを重ねる。

QGIS電子地図操作 第6回 空白地鉄道駅周辺人口比較2 へ進む

(注)いまのところ理由は不明であるがこの「距離」について解説本ではメートル単位となっているが私のバージョンではJGD2000投影法でなんと100km単位だ。上記の距離「0.010000」は100km×0.01で1kmになる。

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」

 

原点にたたずみ続けるひと

多分ご自身は心底そう思っているのだろうが、しかしそう思っている人はほんの少数しかいない。
なにかというと、その人のレベルに合わせて、かみ砕いていうと、
「私が最初に教えられたときには頂点が3つある図形が四角形と教えられた。
その図形を見て他の誰もがこれは三角形と指摘するが、いや違うこれは四角形だ」
と心底思いこんでいる。
こんな人が世の中にはいるのだ。
そしてたちの悪いことに、教えられたのはそうなんだから私は悪くない、教えた人が悪いと、他人にいちゃもんをつける
智慧のある人というものは日々試行錯誤する、また少しでも向上心のあるひとは知性をたくましくしようと勉強する。
偉大な祖父の下、その思想を教えられかれはその出発点から進化することがなかった。また若くして死んだ父を尊敬はするが、反面教師としてその行き詰まりを挽回しようと一層祖父帰りを演出した。

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国外への留学は自らの間口を広げると期待する向きも多かったが、今にして思うと単なる逃避行だった。しかし外国を経験したという、メッキはついたと思える。
 祖父と同じく権力者となったが、最高指導者に上り詰めた時は取り巻きに人材が少なかった。ニ、三人を粛清し、とっかえひっかえ挿げ替えたがあやうく自身も挿げ替えられそうにもなった。
国民の暮らし向きも一応心配ではあるが、周辺や遠くに、かなりぶんぶんと気になる国家が存在し、ここは生活よりも力強い軍事に頼らざるを得ない。
 申し訳ないが国に治める税は、旧宗主国からの購入する偉大な盾に使わしてもらう。でもまあここはニ三発鳴らしておけば少しは引き下がると思うよ。
なに、あの報道責任者が辞めたいと・・、あの言説が国の内外に少なからぬ威力を発揮してくれたのになあ。
 まあ祖父も最後は孤独だった、偉大な権力者というものは孤独に耐えうることがその条件だと祖父に教えられた。だからなりふり構わず孤独への崇高な道を歩み続けるぞ。

北東アジア某国における権力者のつぶやきより。

REMEMBER3.11

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