紙つぶて 細く永く

右の「読者になる」ボタンをクリックし読者なっていただくと記事更新時にお知らせが届きます。

}

今日の言葉

吉田松陰 彼には詩人の気質があって、政治家の天性はなかった。時代が詩人を政治状況の中にまきこんだのである。そのことから現実主義に媒介されない政治的理想主義が生じる。それが孤独をうみさらに先鋭化する。最後の行動は、もはや政治的な面においてでなく、詩的な、あるいは精神的な面においてのみ、象徴的な意味をもち得る。詩人はどれほど政治化しても詩人に還るのである。 詩人は死に政治家は権力を握った 政治家は権力を握ったが政治家に理想を-もし理想があったとすれば-吹き込んだのは詩人であって、その逆ではない 加藤周一(抜)