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JR秋の乗り放題パス

123日本最初の鉄道が開通した10月14日に合わせて9月20日から記念切符「JR秋の乗り放題キップ」が発売される。

JR全線3日間乗り放題7500円となっている。(10月20日まで有効 ここまでJRのPRもどき)

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この画像は2019年のもの(消費税増税で価格が変わっている)

青春18キップと異なる点は連続する3日間であること、複数人では使用できないこと。

よって3人で同じ行程の一日旅行には使えない、使い勝手が大いに制限される。

もともと青春18キップは5枚つづりの切り離し可能としたキップであった。

切り離し不可への変更当時は金券ショップでのばら売りを避けるためとうわさされていたが、最近でも残り回数分キップが金券ショップ店頭で販売されているので、JR秋の乗り放題キップはさらに厳しく制限をかけたといわれている。

将来「青春18キップ」も同じ方式にかわるのではと噂されている。

* *

日ごろ通常の料金でJRを利用する人が、青春18キップで1日あたり2300円と安く長距離を利用するというマイナス要素を誇大に考える必要はないのでは。

そもそも列車というものは何人が乗ろうと掛かるコストは(ほぼ)同じである。

500人乗車の車両と、乗車0の車両が同じ距離を走ったとしても固定費は同じ、電気代と車両損耗費、線路損耗費程度が少しことなる程度である。

(一方キップ印刷費や用紙代は少し節約される) つまり列車には少しでも多く乗っていただくことが鉄道会社にとって大いに望まれることである。

それならば、グループで5人一挙に出かけるキップということは何より乗客を増やす有効な方法ではないか。

通常自家用車で出かける層がこの機会にと一家五人列車に乗って一日出かける、楽しいことではないか。

2020・21年発表JR各社の決算比較

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各社2021年運輸収入数字後は2020年比
  • JR北海道 
    2020年3月発表決算
    運輸収入「875億円」:赤字「▲521億円
    2021年3月発表決算
    運輸収入「510億円」58.3%:赤字「▲814億円
  • JR四国
    2020年3月発表決算
    運輸収入「260億円」:赤字「▲136億円
    2021年3月発表決算
    運輸収入「146億円」56.2%:赤字「▲231億円
  • JR東海
    2020年3月発表決算
    運輸収入「1兆4222億円」:鉄道部門利益額「6167億3300万円」
    2021年3月発表決算
    運輸収入「5274億円」37.1%:鉄道部門利益額「▲1819億9600万円
  • JR東日本
    2020年3月発表決算
    運輸収入「1兆9692億円」:鉄道部門利益額「2540億9500万円」
    2021年3月発表決算
    運輸収入「9543億円」48.5%:鉄道部門利益額「▲6508億2700万円
  • JR西日本
    2020年3月発表決算
    運輸収入「9318億円」:鉄道部門利益額「1054億1200万円」
    2021年3月発表決算
    運輸収入「4807億円」51.6%:鉄道部門利益額「▲2476億3400万円
  • JR九州
    2020年3月発表決算
    運輸収入「1652億円」:鉄道部門利益額「200億8900万円」
    2021年3月発表決算
    運輸収入「897億円」54.3%:鉄道部門利益額「▲366億1000万円
  • JR貨物
    2020年3月発表決算
    運輸収入「1429億円」:鉄道部門利益額「85億500万円」
    JR貨物
    2021年3月発表決算
    運輸収入「1336億円」93.5%:鉄道部門利益額「▲90億6400万円
  • 2020年7社
    運輸収入合計 4兆7680億37百万円
  • 2021年7社
    運輸収入合計 2兆2515億28百万円  47.2%
    営業損益合計 ▲1兆2306億25百万円