「教会は燃えている」
1967年、いや1968年初めだったかサウンドオブサイレンスという曲が好きでレコードを買いに行った。
三条の十字屋。しかし、店舗にはなかった。
他のレコード店を回っても、サイモンとガ―ファンクル(S&G)のLPはなかった。
店員の説明では、当時サイモンとガーファンクルのレコードは、米国ではコロンビアレコード、日本では提携関係にあった日本コロンビアが発売していた。
売り切れというよりも、その提携契約が1968年に切れ、レコードの製造自体が行われなかったという事情があったようだ。
そして、お詫びのように近々CBSソニーから発売されますよ・・と。
日本ではソニーの子会社CBSソニーが販売権を取得し、映画「卒業」のサウンドトラックとして販売された。もちろんそれを買った。
この映画はその年に、公開の間に3回ほど見に行った。
東海岸発によるニューシネマ、ニューシネマは「俺たちに明日はない」「ワイルドバンチ」「イージー・ライダー」「明日に向って撃て」等にいままでのハリウッド映画にはない斬新な作り方という評判だった。
しかしこの卒業で使われた「Sound of Silence」はS&Gの了解なしにドラムセットが加わり、しかしこれが大ヒットした。
原曲を聞きたかったのか、ヒットした方を聞きたかったのか忘れたが、その後ずっとロック調の「Sound of Silence」がおなじみとなった。歌詞も「沈黙の音」という哲学的な歌詞でわからないところが、「んーんいいなあ」となったのだ。
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その後定番となったサウンドオブサイレンスを聴き続けた。
PaulSimonから、「THE ESSENTIAL PAUL SIMON」に感動し、「Kathy's Song」を長く聴いた。
日本にS&Gのコピーバンドがある。「The Side Of A Hill」や「J.PARKES」
下記はYouTubeにある「J,PARKES」すごいスキルだ。
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「Kathy's Song」の中に出てくるKathyその人がジャケット写真となっている。
それが「The PaulSimon SongBook」
再発されたCDを買った。先日スイスから10日かかって送られてきた。
中に「A Church Is Burning」歌詞がこれまた凝っている。
元ジャケットの写真もついていた。
多分これが一番最初に聴きたいと考えたレコードだ。
The Paul Simon Songbook - Wikipedia
アコースティック・ギターの「The Sound of Silence」も入っている。
(50年ぶりの入手かな)
「イヴァンよお前にやる花はない」プラハの花屋
REMEMBER3.11