責任の所在
政権の体たらくを見て嘆き、政治をこの政党には任せられない。そのような状況でも政権交代が行われないのは、野党がだらしないからだ。
という論点がある。
よく考えるとこれには「誰か政権運営を巧くやってよ」という他人任せのところがある。
少し考えるだけでも現在の政権の体たらく、そしてそれから噴き出した行政のゆがみ、官僚の疲弊と質の低下はひとえに政権を構成する与党の責任であるということは自明なのであり、その観点から思うのはこの場で(メディアを含め)野党の名をあげ非難することは責任転嫁でもある。
少数の投票者(自民党は289選挙区で2672万票を獲得し、得票率は48%だった)によって選ばれた政権ではあってもその責任は有権者にある。今大事なのはこの状況でわれわれ有権者や市民各人が何をするかだ。
立憲民主党のサポーターになるもよし、共産党赤旗を購読するもよし、創価学会婦人部をけしかけて「九条守れ。この役立たず」と公明党に発破をかけるもよし、自民党議員に向かって「立憲主義の敵」や「公用車で文科大臣がヨガ(だけかなあ)にゆくな」と声援するもよし、前原・小池どこへ行った、発言はないのかというもよし(国民民主党はでてこないなあ)、「それにしても日本青年会議所JCは一体何の巣屈や」とささやくもよし、柳瀬君思い出したか、佐川君にはなるなよとやさしく声をかけるもよし、田崎君権力の鮨はうまいかとつぶやくもよし、(徐々に矮小になるなあ)・・云々
*
少し気がまぎれたところで、憲法記念日を前にして改めて再読
REMEMBER3.11