ベースボールが好きだ。向井さんの「フィールドオブドリームス」についてのコラムがなんとも良かった。たしかケビンコスナーは野球入団テストを受けたか受けなかったか・・あれはロバートレッドフォードだったかな・・
あの映画のテレンス・マンのモデルはJ・D・サリンジャーだという。サリンジャーも野球が好きだったたんだ。
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そしてここのところ野球に関してのニュースが幾本か流れている。多くの野球ファンにとって悲しいニュースが多い。その一つなんでも高校スポーツ部在籍人数で野球がサッカーに抜かれたらしい。何を今頃と思うが野球の人気も随分としぶとくいきのこっているんだなあ。
ところで下記の数字を拾い出した。
京都3割3分3厘 0.333
滋賀1割6分7厘 0.167
奈良7割7分8厘 0.778
兵庫10割 1.000
千葉7割2分2厘 0.722
香川9割4分4厘 0.944
長崎10割 1.000
熊本1割1分1厘 0.111
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この率は高校野球選抜大会ベスト8チームのベンチ入りメンバー18人のうちのいわば地元率(地元府県内中学出身選手の率)選抜大会代表として選ばれるチームは都道府県単位を考慮してかたよらない選定がされる。これは夏の大会では完全に都道府県1代表となる。はたしてこれで地元代表と胸を張っていえるのだろうか?
その中でも熊本代表の高校が最近強くなったのは全国レベルでのスカウトによるものなのか?
有名どころでは、楽天(ヤンキース)田中君も兵庫県の中学出身で北海道の駒大付属苫小牧高校だったし、巨人坂本も同じく兵庫県の中学出身で青森の光星学院高校に入った。多くは本人の意思というより周囲の勧めや高校からの勧誘がその要因となっているのだろう。高校側にとって「大学入学実績」と「甲子園出場」の両方で著名になりより多くの中学生が該当の高校を目指そうとするその有力な武器でもある。
そしていわば指導するべき高野連は間違いなく当事者でもあるので是正しようとする熱意なし。その人気が、経費的な面はもちろんのことこの期間に行われる新聞拡販(注)を通じてお金に直結する主催新聞社も熱意なし、で大人のわがままに踊らされた高校生がプロ野球に入るのである。そこで手のひらを返したようにお金に踊るな、口車にのるな、偽善をするな、と口酸っぱくいっても一体あなたたちの今までの指導はどうだったのかということになる。
(注)新聞 - 紙つぶて 細く永く
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まあしかしその中で奈良県と香川県という地元率の高い2校が決勝に残ったことは少し変化の方向にも見える。
プロ野球シーズンも始まったことだし、今後はわれわれ外野席の雑音に惑わされることなくプロ野球をたのしもう。わが巨人軍の高橋由伸監督の進撃采配に目を細めながら、阿部もいずれ出てくるだろうしそれまで小林誠に頑張っていただいてブッチギリの行方を見守りたい。
REMEMBER3.11
不断の努力「民主主義を守れ」