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数学難問題そしてABC予想

ポアンカレ予想、フェルマーの最終定理、そしてABC予想 数学界の難問が解かれた。

数学教室

京都大学に数学教室という専攻がある。

以前職にあるときにこの京都大学理学研究科数学教室のサーバーシステムに関する教員の集会に参加したことがある。もちろん会議に参加じゃなく営業の仕事で。

時間ぴったりと始まり、先輩後輩の順に並び先輩から発言をはじめ、後輩は遠慮勝ちに小さく声を出す、のだろうなと予想していたのだが。

しかしそのようなことはなかった。

開始こそ数分遅れて始まったが、ジーパン・ノーネクタイの人もおり、途中から参加の人もあり、議題の性格かもしれないが詳しい人が多く話し、まったく発言しない人もあり中の何人かは議論中も片時もPCを離さず、フリートークのような議事進行であった。

そのような中で討論もそれほどなくあっさりとじゃそれでと結論がでた。

この集会のあった数学教室の建物はその立地もあるがおそろしくというほど音のない建物で、私が立ちどまっていると、話し声はもちろん、遠くを走る車の音も聞こえない無音の建物だった。

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研究に集中するという強い意思が京都大学の他の建物以上に感じられる建物だった。

唯一なぜか不思議なのだが廊下が木製のタイルでそれを踏みしめるときにカチャカチャと派手な音がした。

 

 

「ABC予想」

京都大学数理解析研究所は京都大学北部構内にある。そして数学教室は、間に農学部総合館をはさみ、その数理解析研究所に面し見つめるように立っている。

話題になっている京大数理研望月教授は数学教室とは異なる数理解析研究所の教授だ。

数学教室は理学部大学院に置かれ、数理解析研究所は独立した研究所である。

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数学教室HP:それにしてもこのサイト素晴らしいデザインだな

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数学の難問「ABC予想」証明 望月教授は、2000年にABC予想の証明に本格的に着手。
新理論「宇宙際(うちゅうさい)タイヒミュラー理論(IUT理論)」を10年以上かけて築き上げた。
従来の数学は足し算とかけ算は一体で考える。
望月教授の理論はそれらを引き離して考え、かけ算だけで様々な計算ができるのがポイント。複数の数学の考え方を橋渡しするような理論で、その斬新さから「数学の相対性理論」と称される。
これを用いて証明に挑んだ。
 12年8月に「証明した」とする論文を自身のホームページで公開し、数理研が発行する世界有数の数学誌「PRIMS(ピーリムス)」に投稿。
同誌の編集委員会が外部の複数の数学者に依頼して、論文の検証が始まった。
17年末にいったん認められる見通しとなったが、欧米の数学者から「論文の中核部分に論理的な飛躍がある」などと疑義が出たため、編集委員会は検証を継続。
複数の数学者に再検証を依頼するなどした。
今年2月、論文の正しさを認め、掲載を決めた。

「証明した」から7年半。

近年すぐ役に立つ学問を巡って喧しいがこの研究を想えば、経団連もぐうの音も出ないだろう。

ポアンカレ予想について

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REMEMBER3.11