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1票の格差放置

2012年11月16日:衆院「0増5減」・参院「4増4減」法案が成立
同日の衆議院の解散に先立ち、衆院小選挙区「0増5減」
(山梨、福井、徳島、高知、佐賀が、それぞれ定数3→2へ)と、
参院選挙区「4増4減」(福島・岐阜を2減[いずれも定数4→2へ]、
神奈川・大阪を2増[いずれも定数6→8へ])する法案がそれぞれ成立。
これにより、衆議院小選挙区の最大格差は1.79倍、
参議院選挙区の最大格差は4.75倍に縮小する。
但し、衆議院は新たな区割り勧告が間に合わず2012年12月16日の衆院総選挙は旧来の「違憲状態」の定数配分のまま実施されることになった。
参院は2013年7月の次期参院選から「4増4減」が適用される見込み。
また同日、これまで「1票格差是正」訴訟をしてきた弁護士グループの1つが、
今回衆院総選挙の差止請求訴訟を東京地裁に起こした。
その後、最高裁まで行ったが、結局11月30日に最高裁第一小法廷は
「仮の差し止め」「差止め」とも、いずれも5人の裁判官全員一致で棄却。
理由は「選挙差し止めの訴えを起こすことができると定めた法律の規定は見当たらない」
「選挙差し止めなどを認め国政の停滞を招くことがあれば、
かえって種々の弊害が生じるおそれがある」など。

保身から投票格差を是正しない 究極の利己主義
一票の格差是正はだれが妨げているのでもない
ひとえに議員自身の怠慢により放置され続けてきた。
選挙区の区割りを改定するのは議員自身である。
議員によって採決決定される。
法律というものの作成にかかわる議員には見識が求められるが、
この体たらくにも困ったものだ。
あなたが投票し、そして当選した議員誰一人としてこの責任から逃れられるものはいない。
投票するあなたの一票はそれに加担している、ことと変わりない。

悩んだ結果、旅に出る都合で期日前投票に行き無効を承知で以下の票を入れた。
「投票格差が0になった場合以下の人を選挙します。○○」
「投票価値が1倍になった場合○○党に1票


(反則かなと思いつつ下記リンクを)