紙つぶて 細く永く

2014年6月以前の記事は旧Blog(OCN)からinportしたものそのままです。鋭意改善中です。<(_ _)>

「第六十六番雲辺寺」

ここ数年時間があれば四国遍路に出る。
当初考えたのは行くからには1番からの「順打ち」で巡る予定をたてた。
例にもれず車で行く弾丸遍路巡りである。

第一番徳島の「霊山寺」から始まりこの4月27日からの連休を利用して4回目四国霊場巡り。
今回は第五十三番円明寺から第七十五番善通寺までの23霊場を訪れた。
弾丸遍路とはいえ、1日で巡るお寺は限られる。
納経所(お寺の朱印や揮毫を貰う)の開いている時間は朝7時から午後5時まで。
5時以降も参拝はできるが、朱印や揮毫は貰えない。したがって午後5時までが巡る時間である。
今までの経験からいっても今回の2泊3日で23霊場は断然多い。
(初日は第五十三番円明寺に着いたのが午後3時だったから実質2日少しで回ったことになる)
八十八ヶ所は当然歩いて回るのが基本であったのである。
そのため遍路道というものが各霊場を縫うように張り巡らされている。
今回参拝した中で、「第六十六番雲辺寺」が最高所標高911メートルにある霊場と聞く。

http://www.88shikokuhenro.jp/kagawa/66unpenji/index.html
2泊3日での霊場めぐりから、「第六十六番雲辺寺」は朝一番の参拝となった。
観音寺市内の宿から雲辺寺までは3、40kmほどになる。
8時前の到着を目指して、朝6時過ぎ出発。
ところが止まった宿からのナビを最短距離で設定したことから道路は思わぬ狭小で辺鄙な道となった。Photo 1_3
写真提供http://blogs.yahoo.co.jp/suntour_hero/34988839.html)さん
特に薬師峠は今までに経験ない狭い道路で、香川県から徳島県に入ると道路(獣道?)には枯れ松葉が積み重なり松脂のせいかタイヤが滑る。
そんな中時間のせいもあるが対向車には1台も出会わずに無事三好市立野呂内小学校(徳島県三好市)横にでた。
これほど数多くハンドルを右に左にと切り替えしたのはそう記憶にない。
早朝で対向車がなかったからよかったものの、カーブミラーも少ない県道で事故はともかく、1台であっても対向車があれば離合に一苦労したに違いない。
少し県道らしくなった道を登る。やがて午前8時過ぎに遍路の最高所「第六十六番雲辺寺」についた。3_2
駐車場も車は少なく最も山門に近い数台用の駐車場にとめ、歩くこと10分ほどで仁王門に到着した。1_4
近年伽藍を整備(仁王門は2012年11月に改築)されたようで特に仁王門は獣道?からたどり着いたものにとってはそれこそ雲上の別世界のようだ。
いつの時代にも歩き遍路で参る人がいるものであるが昔からこの地は、すでに以前訪れた第十二番の
焼山寺に次ぐ遍路転がしの難関と言われている。
しかし1987年春にはロープウェイが開通したようで、それ以来ハイヒールで参れるようになった。Photo_2
ここではお寺によって登山道路が整備されていることもあり納経所にて「参道補修協力費」500円が必要
納経と一緒に500円をお納めると記念にと名産のお箸をいただいた。
多くの四国遍路札所では当然駐車場(そして当然駐車場までの道路)の整備が必要なことから
車での遍路に横峰寺の1800円を筆頭として整備料を納めるところが多い。
(これは実感として大雑把で納経揮毫者の気分によることが大半であった。
広い田の中に駐車場があるような札所でも駐車料の志納を求められる場合求められない場合いろいろであった)
この高所にあり駐車場を整備し駐車料志納500円になお記念品のお箸とは、他にはない「歓待」であった。

5001_3 5002 また見事に百面相?をした五百羅漢が祀られている。寄進者の名前が様々であることから多くの賛同者が寄進されたのではないか。
「第六十六番雲辺寺」から「第六十七番大興寺」までは再び観音寺へ戻る。
朝の獣道に懲りて帰りは遍路同行者に教えられた県道8号線経由とした。
Kyoju 大興寺には巨樹が2本あり、一説には弘法大師お手植えの木=樹齢1200年と云われている。こちらも印象に残る遍路となった。