紙つぶて 細く永く

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世相2012年12月

「そそくさと邪念をふるい落すように小きざみな足踏みをしてから、黒衣の選手はおもむろに走り出した。」
この名文に触発されて書き出した。

夜遅くまでの宴のあと、寒さひとしおに寒気が押し寄せた朝から中島みゆきの音楽を日がな聴いていた。
バラード集のようなものを選曲しシャッフルアンドリピートで聴いている。
聴きこむほどにいろんな曲に新たなる発見がある。「狼になりたい」には胸にひびくフレーズがある。
「昼間・俺たち会ったら お互いに「いらっしゃいませ」なんてな」
「狼になりたい 狼になりたい ただ一度」
「俺のナナハンで行けるのは 町でも海でもどこでも ねえ あんた 乗せてやろうか
 どこまでもどこまでもどこまでもどこまでも」

中島みゆき」には「中島みゆき研究所」(http://www.miyuki-lab.jp/)なるものがありありとあらゆる中島みゆきに関する資料が掲載されている。中島みゆきが好きでたまらなく運営されているのであろうが、管理人の努力には敬服する。この研究所のデータによると「狼になりたい」の録音にはあの羽田健太郎が参加しているようだ。
また、泣くギターとして注目していた「永久欠番」のエンディングではギターワークに魅かれ「今剛」を知った。今剛のギターワークでWebの「YouTube」にはコーナーがある。
今剛と(下記)松原正樹のセッションもあるようだ。ギターといえば「ノスタルジア」には布袋寅泰がギターで参加している。
テンポのいい「ノスタルジア」は今まで何気なく聴きながしていたが、布袋寅泰がミュージシャンとして参加していると知り改めてその心地良いギターワークに唸った。
おなじく「ノスタルジア」には松原正樹もギターで参加している。

昨日は、テレビの幼稚さに飽き借りてきたDVDを見ていた。
例によって「寅さん」の数本に並び、山田洋次監督の「幸福の黄色いハンカチ」「遥かなる山の呼び声」特に「幸福の黄色いハンカチ」では、先日見た「駅Station」の高倉健を思い起こしながら九州生まれの高倉健がなぜ北海道に似合うのか、炭鉱というつながりは南の地と北の国に関わらず、それほど強いのかと感じていた。
きっと山田洋次という人は日本人の心根というものをしっかりと分かっているのだろう。
「遥かなり山の呼び声」では随所に美しいシーンを散りばめてくれた。
標津線だろう線路を歩く姿、馬にのりパッサージュを教える、夕陽の中で佇む高倉健などはその美しさにどうしてこんな画面が撮れるのかと思う。
ラストシーン「民子」が渡す黄色いハンカチは、少し黄色に違和感もあるが前作「幸福の黄色いハンカチ」との関係ではどうしても黄色でなければならないのだろう。

閑話休題

東京駅の修復完成を知り駅の様子を見にでかけた。ここ数年は工事用の覆いに囲われていた東京駅往年の姿を見ることができるという触れ込みででかけた。「ミチテラス」なるものが行われているとは知らなかった。
駅の前にでると丸の内ビルに大勢のひとがいる。夕方からライトアップになるのかなと思いながら、デジタルカメラを構え6時点灯(だろう)にあわせてスタンバイ
数分前からデジカメを動画モードにして撮影を開始。しかし結局始まったのは10分ほど過ぎてから。
音楽に合わせて映像ショーが始まった。何のことはない17分ほど撮り続けた。
以下がその映像です。当22日は10万人ほどが集まったそうで、あまりの混雑についに翌23日からは中止となってしまったようだ。
クリスマス等で期待していた人には大変残念な結果となった。

 

 

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」