紙つぶて 細く永く

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目一杯落ち込んだ時の一文

表には7人の敵がいる。
世の中を渡るというたいそうなものではないが、社会活動をすると自ずから「壁」ができてしまうものなのだ。
進むという行為が波風を立てるという事実でいうと、人生そのものが波風をたてるものともいえる。辛い状況は生きているがための性であるのであろう。
しかし世の中にはその波風を感じない人がいる。いやそうに違いない。
(だって波風を苦とも思わず起てる人がいる)

また悲しいかな、世の中には後ろを見続け前方を疎かにする人と、そうでない人がいる。
なぜあんなに後ろを長い時間見続ける人がいるのだろう。

周囲に気を配る(これはきっと英語には訳せない行為だと思う)人と、気を配らない人=傍若無人の行為をする人がいる。
この差は大きい(と思いたい)
傍若無人がまかり通る。
世の中にはけっしてしてはならないこともあるのだ。それを平然とやってしまう。
「平然」というのは知っていて自制心が働かないということであり、文字通り自らを制御できない、いわば動物レベルの人間であると表明している。

丁度ここまで書いて、三原じゅん子(日本の自民党所属議員、実業家、元女優、元歌手、元カーレーサー)の「八紘一宇」発言が出てきた。彼女は日本の太平洋戦争がこのスローガンを掲げ侵略をおこなったことを認識しているという。それでも「建国以来の日本民族が大事にしてきたこの理念を」グローバルな企業活動に役立てる提言を、(あの)安倍総理に求めている。世の中にはけっしてしてはならないこともあるのだ。それを平然とやってしまう動物レベルの人間であると表明している。

元にもどり、人の生き方に大事なものは、ノーベル賞候補にもなった著名作家が読者からの、「13歳で一人息子を亡くしました」という投稿に、
悲しみは尽きないことと推測します。人生というのはときとしてとても残酷なものです。でもその一方で、純粋に美しいものも少しは存在しています。たとえばモーツァルトの音楽や、夕暮れの雲のような。
僕の書く本に、少しでもそのお手伝いができればいいのですがと返信する。

村上さんのところ/村上春樹 期間限定公式サイト  より
これこそが人間の所業。

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REMEMBER3.11