紙つぶて 細く永く

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五山送り火騒動

やはり疑問が残る。
被災木を護摩木にして燃やすということにそう抵抗はないと思うが、本当の抵抗は
被災地から護摩木すなわち放射能被災した松を運んでくることにあったのではないか?
しかし、検査した結果被災木から放射能値の検出はされなかった。すなわち風評被害である。
「東北被災県の物資は食べることなどもってのほか、近づくことさえ遠慮しよう」
という典型的な風評被害と同等である。

これほどの典型的「風評被害」を全国的に報道された実例をしらない。
護摩木とした後、五山登山者に被害を及ぼさないか心配という関係者の声も聞くが、
それなら、送り火当日の登山解禁をすればいい。
どれほどの登山者がいるか。
護摩木化に反対する声と、それでも被災木による送り火の各山に当日登山しようとする人々の
どちらが多いか体感するといい。

悲しい汚点を将来に残した。
ある意味、「風評被害」の怖さに恐れ、風評被害に陥った五山送り火 
結局「風評被害」に泣くことになってしまった。

そんな「五山送り火」でも見たいというひとは、「ほぼ日刊糸井新聞」で生中継するそうです。
わき道で悲しい今年の五山送り火を鑑賞あれ。

追記 絆からのひとこと
「京都大文字で自分の身内だけの冥福を祈る人の願いを天は受け止めるでしょうか」