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鉄道開業150周年 東北完乗の旅 その6 ちょっと休憩

150周年記念きっぷ 複雑な仙石線

今回は旅を離れ気になったことを。

ごらんのように仙石線付近のJR線は複雑に入り組だ路線となっている。

そこで今回は仙石線のおさらい。

停車場変遷大事典によると、仙石線は1925(大正14)年に宮城電気鉄道が仙台駅と西塩釜駅の間で開通させた路線。

その後上で見るように、

仙石線

1925(大正14)年に宮城電気鉄道が仙台駅と西塩釜駅を開通

1926(大正14)年 西塩釜駅から本塩釜駅

1927(大正15)年 本塩釜駅から松島公園(現在の松島海岸)駅

1928(昭和3)年4月 松島公園(現在の松島海岸)駅から陸前小野駅

1928(昭和3)年11月 陸前小野駅から石巻駅

1944(昭和19)年 宮城電気鉄道から買収 仙石線となる。

と開通した。

一方東北線

1887(明治20)年 日本鉄道が郡山駅から塩釜(現在の仙台)駅を開通

1890(明治23)年 塩釜(現在の仙台)駅から一ノ関駅延伸

1906(明治39)年 日本鉄道から買収 東北本線となる。

1944(昭和19)年 仙台駅をでて利府駅を北上するルートに16.7‰の勾配があるため、岩切駅から陸前山王駅を経て品井沼駅に通じる新線が開通

1962(昭和37)年 利府駅以北 松島駅(旧駅)から品井沼駅間が廃止

つまり1944年まで現在の仙石線は私鉄だった。

東北線仙石線で会社がことなったことで松島近辺の現仙石線と現東北線は交わらずにトンネルで交差している。

交わらずに交差している2路線を活用するべく、2015年になり東北線仙石線の渡線が設置され現在の仙石東北ラインとして電車が走るようになった。

この付近で両線は20mほどで並走している。

またwiki案内にある松島海岸駅近辺での両線の距離は90mほどになっているがこの付近仙石東北ラインの駅はない。

仙石東北ラインを走る気動車2015年当時この渡線を作るのに一つ問題があった。
仙石線東北本線は両者は使用している電源が異なり、仙石線は首都圏で使われている直流電源、東北本線は交流電源となっている。
石巻線ではかつて首都圏で活躍した205系が、東北本線では東北地方で活躍する701系やE721系が走っているが、それぞれの車両では互いを行き来することはできない。
そこでこの区間を走る列車として気動車HB-E210系が開発された。
この区間は電化されているが列車番号は5567Dと気動車になっている。

仙台市内では2000年に仙台トンネルが完成し下図黄色い地下新線が開通、仙台駅の西にあおば通駅が出来た。

wikiによる仙石線の解説から 仙台駅では松島への観光には仙石線普通列車)の利用を推奨する案内が行われている。
松島観光の拠点駅である仙石線松島海岸駅には並行する仙石東北ライン・東北本線の列車は駅がなく停車しないためである。
仙石東北ラインで松島海岸駅に向かう場合、高城町駅での乗り換えが必要となるが、同駅での待ち時間には20分を要することもある。
なお、東北本線には「松島駅」があるが、同駅は松島の観光エリアから1km程度離れている。仙台駅-松島駅間と仙台駅-松島海岸駅間の運賃はともに420円である。
一方、塩釜方面への案内は特にされてはいないが、仙台からの場合、観光目的地であるマリンゲート塩釜や鹽竈神社本塩釜駅が最寄りの下車駅となる。ただし、宮城県塩釜高等学校など東北本線塩釜駅の利用が至便な施設も存在する。

仙石線東北線と交差し石巻へと走る。

東北線を経由し小牛田駅からは石巻線が出ている。

東北線仙石線を走る仙石東北ラインがある。

このようなところが仙石線を複雑にとらえる要因だ。

未踏路線を間違えそうなのも無理ない。

 

鉄道開業150周年 東北完乗の旅 その7 付録:仙台おすすめ鮨 へ進む

 

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祝鉄道開業150周年2020-22年発表 3年間のJR各社の決算比較

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各社2020-22年発表決算
  • JR北海道 
    2020年3月発表決算
    運輸収入「875億円」:赤字「▲521億円
    2021年3月発表決算
    運輸収入「510億円」58.3%:赤字「▲814億円
    2022年3月発表決算
    運輸収入「552億円」108.2%:赤字「▲763億円
  • JR四国
    2020年3月発表決算
    運輸収入「225億円」:赤字「▲136億円
    2021年3月発表決算
    運輸収入「119億円」52.9%:赤字「▲258億円
    2022年3月発表決算
    運輸収入「132億円」110.9%:赤字「▲225億円
  • JR東海
    2020年3月発表決算
    運輸収入「1兆4222億円」:鉄道部門利益額「6167億3300万円」
    2021年3月発表決算
    運輸収入「5274億円」37.1%:鉄道部門利益額「▲1819億9600万円
    2022年3月発表決算
    運輸収入「7113億円」37.1%:鉄道部門利益額「▲76億7500万円
  • JR東日本
    2020年3月発表決算
    運輸収入「1兆9692億円」:鉄道部門利益額「2540億9500万円」
    2021年3月発表決算
    運輸収入「1兆0906億円」55.3%:鉄道部門利益額「▲5146億6500万円
    2022年3月発表決算
    運輸収入「1兆2547億円」48.5%:鉄道部門利益額「▲2537億8300万円
  • JR西日本
    2020年3月発表決算
    運輸収入「9318億円」:鉄道部門利益額「1054億1200万円」
    2021年3月発表決算
    運輸収入「4807億円」51.6%:鉄道部門利益額「▲2476億3400万円
    2022年3月発表決算
    運輸収入「5513億円」114.7%:鉄道部門利益額「▲1404億9600万円
  • JR九州
    2020年3月発表決算
    運輸収入「1652億円」:鉄道部門利益額「200億8900万円」
    2021年3月発表決算
    運輸収入「897億円」54.3%:鉄道部門利益額「▲366億1000万円」
    2022年3月発表決算
    運輸収入「1029億円」114.7%:鉄道部門利益額「▲220億4700万円
  • JR貨物
    2020年3月発表決算
    運輸収入「1429億円」:鉄道部門利益額「85億500万円」
    JR貨物
    2021年3月発表決算
    運輸収入「1502億円」105.1%:鉄道部門利益額「75億3400万円」
    2022年3月発表決算
    運輸収入「1513億円」100.7%:鉄道部門利益額「▲4億100万円
  • 2020年7社
    運輸収入合計 4兆7680億37百万円
  • 2021年7社
    運輸収入合計 2兆4147億65百万円 50.6%
    営業損益合計 ▲1兆805億72百万円
  • 2022年7社
    運輸収入合計 2兆8401億66百万円 117.6%
    営業損益合計 ▲5232億65百万円