京都一周トレイル全体図
何回かに分けて京都一周トレイルを歩いた。それが結果的に余裕をもって8日ほどで回るエリア別行程だったので紹介。
一日あたり最寄駅出発から4~5時間で踏破できます。
この京都一周トレイルを猛者は1泊2日で回るそうです。
京都一周トレイル東山コースその3 銀閣寺から比叡山頂
京都一周トレイルは京都市街周辺を歩くように設定されている。
なかでも前々回のその1、前回のその2は主に市街にコースが設定されているのでコース途中に観光名所が散見される。
ところがだ今回のルート東山コースその3銀閣寺から比叡山は大変道が荒れており
(2021年10月現在)
かつ見るべきところもほとんどないコースとなっている。歩いてみてなんだこれって感じ。
それでここも前回に続いて別ルートを考えた方がよさそうだ。
荒れた山道はハイキングではなく岩登りみたいなところもある。
白川の源流でもあり、山道にも細かい花崗岩白川砂が散見される。これがよく滑る。
なだらかな坂であってもつるっと滑ることは結構ある。
このような条件でこの道をハイキングするのは結構大変だ。
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いきなりの難路
前回の 京都一周トレイルを8日で回る Part2 標識52-1からの続きは標識52-2となる。
しばらく標識を確認しながら歩くと、バプテスト病院横にでる。
ここに標識55続いて標識56-1があり、ここを過ぎると山中になる。
緑の中、すぐ大山祇神社がある。
標識56-1は直進と神社境内通過の2ルートを掲載しているが、沢沿いのルートは小川の水流に流されてない。したがってここは神社境内を通る。
大山祇神社を過ぎると標識56-2が現れる。かつてはここを直進していたが、谷沿いで大水などで荒れることから左へ登るルートに変更された。
結果的にはこちらも荒れてしまったことになる。
大山祇神社から100mほど登ると茶山山頂
茶山から北東へ行くと、標識58-1がある。ここは白幽子旧居あと。
白幽子は、石川丈山(1583年 - 1672年)の弟子で書家。
洛外白川村(現在の京都市左京区北白川)清沢口の、瓜生山中、つまりこの標識の地に暮らした。すぐ近くに石川丈山の墓がある。
標識58-1横を上って行くと標識58-2、そして清沢口石切場に出る。
さらに行くと瓜生山頂に達する。
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ここには奥の院幸龍大権現社殿がある。ここが標識59-3
大きな崩落段差
ここからは少し下りとなる。そしてT字路に標識59-4がある。
ここを右に曲がるのだが、手前にう回路の表示が置いてある。
この手前のう回路を行くのだが、今回は間違って標識59-4に進んだ。
このう回路は重要だった。
結果的にこの先標識59-5から標識60へ続く本道は崩落が激しく思いっきりの段差がついていた。
写真では判断しにくいが、大人でも何かを頼りにしないと上り下りは苦労する。
京都一周トレイル東山コースその3 なだらかな尾根
ここを過ぎると一転、なだらかな尾根歩きが延々と続く。
その変化に戸惑うほどだ。
当日は快晴でこの辺りを歩くだけならもってこいのルートとなる。
しかし展望は全くない。
やがて標識67の地点に石の鳥居が見える。
何の鳥居かまったく説明がなかったが、Webで調べると弁天堂無動寺の参道に当たるらしい。
弁天堂無動寺はここから直線距離で2.4kmほど離れたところある。
再びの難路
この石の鳥居標識67から標識69までの間には沢が2本ある。
これを超えるのだが水害によりこの沢筋が崩落しているところもある。
トレイル道では崩落も重なってここでもよじ登る作業が必要だ。
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ここ標識68できらら坂からのコースと出会う。
ここまで東山一周ルートPart3をお知らせしてきたが銀閣寺道交差点からこのルートを辿るのは変化も乏しく、結構悪路でもあるのでお勧めではない。
その2で銀閣寺道からの代替ルートを考えてみよう。
「イヴァンよお前にやる花はない」プラハの花屋
REMEMBER3.11