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タテカンでなりふり構わず

京都大学立看板規程

京都大学立看板規程平成29年12月19日達示第69号制定
  • 第10条本学は、本規程に違反する立看板について、当該立看板の設置責任者に撤去を求めることができる。
  • 2前項に定めるもののほか、本学は、台風、強風等により立看板の破損、落下、倒壊等のおそれがある場合及び長期休業期間に入る前に、立看板の設置責任者に当該立看板の撤去を求めることができる。
  • 3前2項の規定により撤去を求めたにもかかわらず立看板が撤去されない場合、本学は、当該立看板を撤去することができる
  • 4前3項の規定にかかわらず、緊急やむを得ず撤去する必要がある場合、本学は、立看板の設置責任者に撤去を求めることなく、当該立看板を撤去することができる。

 

規定を読むとどこにも、設置責任者に撤去を求めず勝手に撤去していいとは書いていない。 例外として大学当局が独自に撤去できるのは、

立看板の破損、落下、倒壊等のおそれがある場合

緊急やむを得ず撤去する必要がある場合

の2点だ。

かねてより権力がよく使う、あいまいフレーズ「・・やむを得ず撤去する必要がある場合」なんて言葉があるが、これも正確な定義を(たとえば法の場で)争えば、現在の即日無断撤去はあきらかな京都大学立看板規程違反だ。

ノーベル医学生理学賞受賞決定も撤去京都大吉田キャンパス京都市左京区)北西角の石垣に2日朝、本庶佑さんのノーベル医学生理学賞受賞決定を祝う立て看板(タテカン)が設置されていた。「本庶佑先生 京大の誇り! 癌(がん)治療に希望!」と書かれていた。京大の正門脇の石垣にもノーベル賞のメダルを印刷して「おめでとうございます」と書かれた紙が貼られ、通行人らが足を止めて興味深そうに眺めていたが、いずれも午前9時に大学側に撤去された。

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次は「大惨事(まちがった第三次)安倍内閣誕生を慶賀して」なんてタテカンを立ててみれば。

2017年
JR北海道の年間赤字「-525億7600万円」
JR四国の年間赤字「-119億0900万円」
JR東海東海道新幹線の年度利益額「5398億6000万円」

REMEMBER3.11