紙つぶて 細く永く

「イヴァンよお前にやる花はない」プラハの花屋

熱演された田園・運命

大阪フィルハーモニー
第六番ヘ長調作品68「田園」・第五番ハ短調作品67「運命」

最高気温38度が続く7月にベートーヴェン交響曲全曲演奏会を聴いた。

満員のフェスティバルホールだった。

往々にしてこのような大ホールのときは空調が効きすぎているのだが、そんなこともなかった。京都ロームシアターでは散々な目にあった経験もある。

事務局に聞くと、フェスティバルホール多目的ホールということもあり、設備担当でこまめに調整しているとのこと、さすが経験豊かなフェステイバルホールだ。

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演奏は大阪フィル「ベートーヴェン交響曲全曲演奏会」第三回 「田園」・「運命」だった。

従弟のおかげで9列目(オーケストラビットがあったので実質は4列目)の真ん中、尾高忠明の熱い思いがまともに降り注ぐような良い席がしかも安く取れた。感謝

「田園」は昔通勤時間に毎日聴いていた。

尾高忠明の熱演指揮もさることながら、コサートマスター「崔 文洙」がのけぞるように身体をゆすって弾き、つられて第二バイオリンまでが身体をゆすっての演奏だった。

いつも弦楽器には注目するが、その集中した演奏は「田園」を改めて好きにした。

プログラムの解説(奥田佳道)によると、ベートーベンは第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンの応答にこだわった、そうだ。

「田園」は指でリズムをとり、「運命」は足でリズムをとる。

この「田園」・「運命」連続演奏だが、この4列目という距離で音をまともに受けると、CDプレイヤーで聴くのとは大違いの迫力に圧倒された。

尾高氏もお疲れのようでアンコールはなく、「(ベートーヴェン交響曲全曲演奏会残りは)あと三曲」という言葉を残し、ゆらゆら揺れながら袖に入った。

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REMEMBER3.11