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災害で影響を受けたJR貨物路線

寸断された路線:JRの谷間で

今回の2018年7月豪雨に伴って、主にJR西日本とJR四国エリアで土砂災害や線路設備への被害で運転見合わせ区間がでている。

影響を受けた路線は下図。

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赤色の路線は最長1か月以上の運転見合わせが行われる区間

黄色の路線は1か月以内の運転再開が見込まれる区間

上図緑色の路線はこのエリアでのJR貨物の運行路線。

JR西日本やJR四国と同じ路線の上、をJR貨物の貨物列車が走っているので、山陽線倉敷駅から新南陽駅山口県周南市)、予讃線宇多津駅香川県宇多津町)から松山駅松山市)などが運休となる。

一方岡山や広島、福岡などのターミナル駅はトラックで結び、博多港(福岡市)や大阪港(大阪市)などは船で代行輸送する。

 運休区間の1日当たりの輸送量は約3万トンで、JR貨物全体の3割に上る。

とくに山陽線は九州から関西、東海、関東など全国をつなぐ大動脈であり、宅配便や農産品、工業製品など多岐にわたり、幅広い業種に影響が及ぶ。


九州方面については上図通常JR貨物が使っていない、京都から山陰線、益田から山口線経由(青色の路線)で迂回できそうだが・・(注)

(注 線路基盤が貨物の輸送に適しているかの検証が必要 
例 東日本震災時に上越日本海縦貫線は貨物列車の運行ルートであったこと、並びに磐越西線はSLが走行するルートであったこと等設備面での条件が揃っていたため、迂回対応が可能となった。)

(追加注 橋梁部分その他の強度や路線の通過トン数を調査し、重量のある機関車が走行できると判断されて迂回走行が可能となる。

機関車は重ければ重いほど、車輪とレールとの間の摩擦力が大きくなり、強い牽引力が得られる。

JRの線路の強度の規格から、通常ディーゼル機関車の軸重は16.8トンが上限です。例外的に、青函トンネル用のDE79形は軸重17トンとなっています。

軸重が小さい機関車は、線路の規格が低い路線(支線、ローカル線)を走ることが可能となる。

上記 貨物列車の雑学 ( 鉄道、列車 ) - 鉄道写真情報館 - Yahoo!ブログ から 2018-7-19)

8月の状況は こちらへ

 

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