山を登りながら考えた。安保に賛成すれば顔が立つ。常識に掉させば褒められる。知性のない人に逆らえば選挙で落とされる。とかく政治の世界は人の世ではない。住みにくい世界だけど、無条件で政活費が使える。私はこの非人情な世界でしか生きられないと悟ったときに無表情になり思考も停止する。この政治世界を作ったものは神でもなければ鬼でもない。向こう三軒両隣に多く住む非正規雇用の政策の犠牲者だ。この世界に住みにくいと思っても私には歓迎される場所がない。あるのであれば人でなしの世界へ行くばかりだ。一体その世界でわたしが役に立つのであろうか・・
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そんな私でも自然の中では救われる。この日は愛宕山の麓水尾で藤袴に群がるアサギマダラの観察会があるという。山を下りて観にいった。雨上がりの翌日でアサギマダラは少なかった。飛び立つアサギマダラというベストショットを狙ってカメラを持つ腕が疲れた。結果好ましいショットは撮れなかった・・残念。
REMEMBER3.11
不断の努力「民主主義を守れ」