紙つぶて 細く永く

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怖いものなし

物事にたいする知識や情報がないことにより人間は思わぬ行動を起こす。

例えば、ITに対する知識豊富な先輩とともに働きながら、その知識人格に対抗すべく相対的にITにたいする浅薄な自身の知識をもって可否の判断基準とする。結果として、ITに対する知識補強を強いられ毎回他の同僚に援助を求める羽目になる。
年間契約を結ぶとする。その数が大量にかつ契約期間が個別に異なるとする。
これを管理するとなると、いかなる方法があるか。もちろん証書を作成しその証書を毎日眺めながら契約期間を確認することも一方法だろう。少しITを考慮するなら、エクセルシートに開始期日と終了期日を入力しソートすることも一方法。これが年間数万件に上る契約の時はどうだろう。加えて実際の業務は、各人の契約期間に応じての契約満了のお知らせや更新の案内、期間が超過したユーザーへ契約更新督促またユーザーからの問い合わせに対する応答等多岐にわたる。PCスキルに長けている場合、例えばPCにログオンした時にその日必要な作業告知がされるシステムを開発すると上記期間の管理は容易いものとなる。

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庶民の知恵から発生する純粋な疑問をつまみ食いする。知識がないに関わらずそれを間違った方向に飛躍させる。そして時流に沿う発表方法で拡声する。
ひとたび某国営放送会社の「経営委員」という肩書きをもらえば、その発表は力以上に拡散される。しかしこの方法もマンネリになった感がある。寿命もそう長くないだろう。
これはしかるべき人がしかるべき発言をしたという問題で、某百田尚樹氏が「総理ももう少し沖縄のことを考えればいいのに」などと発言すればそれはそれで大いにニュースの価値があるのですが・・
それにしてもマッチポンプの続く政党やなあ。

映画「家族」では酪農業の知識もないままに主人公は無謀にも長崎県伊王島から北海道中標津へ開拓農民として移住する。4月6日から10日までの長い鉄道旅行でたどり着いた時には子と父家族二人を亡くすことになる。「おれが間違ってたのか・・何で俺はこんな無茶なことを」と考えた主人公であったが、やがて民子に三人目の子ができ新しい生活が始まる。

知識は日々増殖するものだと思う。ITに対する少しの好奇な心が日々IT知識を生む。PCが暦を持っているのはどのようなシステムなのか、1900年1月1日を原始とするシリアル値(注1)で管理しているとわかれば次に考えうることが思い浮かぶ。しかしこのような事前知識も大事なのであるが、より重要なのは失敗したときにどのようにして修復するか、その失敗を繰り返さないためにも的確な検証と反省が必要である。失敗したことよりもその方が大事なのである。
 注1 

[XL] 1900 年から計算する日付システムと 1904 年から計算する日付システム

それにしても同じような失敗をする人・懲りない人が多いなあ(反省を込めています)



 

REMEMBER3.11