紙つぶて 細く永く

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買えば当たる

奇跡の起こる確率は、起こらないという確率に比して圧倒的に少ない。
この確率を頭の中に置きながら、他人の奇跡を実感すとると、数字以上に一層その「奇跡」感動が増す。それまで確率的には「起こらないと理解していた」奇跡が「奇跡は頻繁に起こるんだ」と思う。
宝くじは「買う」「買わない」は二者択一であるので「買う」「買わない」どちらかという確率は50%である。買わなければ当たらないという論は「正」である。一般的にこの「逆」は買えば「当たる」と心情的に思い込みやすいが、正しくは買えば当たる「かもしれない」となる。
これを買わない=当たらない、買う=当たると曲解するのが人情というもの。

「石破氏が入閣の意向に傾いたのは、入閣を拒めば自ら政権を揺るがす種をまいたとして党内で孤立。将来の首相に向けた芽を自ら摘みかねないと危惧したからだ」と報じられている。
前回の総選挙では自民党の得票率が27・62%で、大敗した前々回2009年衆院選の26・73%とほぼ同じ
第一 国策捜査により「小沢一郎」が集中捜査を受け、民主党分派
第二 かつ民主党の体たらくで政権が自壊した。
第三 そして投票率は59・32%となり、戦後最低だった。
この僥倖なしでは自民党政権はありえなかった。
かれは「買えば当たる」すなわち次の総選挙後も政権は必ず自民党が獲ると信じているのだろう。

必要十分条件はこのレベルまでは必要である。そのレベル以下では未達である。という「必要条件」とこのレベルに達すれば十分である、すなわち必要なレベルを超える「十分条件」という二つの要件からなる。

選良というものは優れた人格をもっていて当然という視点は間違いである。選良といえども同じ人格であり、誘惑に弱いということもある。
政務活動費についての騒ぎが再燃している。これも「必要十分条件」の面から考えると、チェックなしだから不正をはびこらせるということになる。議員であるということが必要条件であり、きちんと領収書のチェックを受けるということが十分条件であろう。自治体議会ではこのチェックが無いところが多いようだ。「支出を証明する書類は不要」であるなら(ちょっと気まずいこの)支出は費目を変えて体裁を整える等の操作をする。これが度を超えると、違法に発展する。そして悪知恵の浅はかなものはすぐにばれる嘘をつく。われわれの選良といえども2270円を22270円に加工するような常人と変わらない行為を行うのである。防ぐためには必要条件と十分条件の両方をセットで考える。(もちろんそれはチェックを受ける本人がチェックするというようなマッチポンプ方式ではだめだが・・マッチポンプ - 紙つぶて 細く永く

新聞社がそれぞれデジタル版(Web上で閲覧できる)を作成している。無料で全文がよめるものと、文字数に制限を加えフルに読みたい場合は有料になるものがある。A新聞の場合は制限がある。それも記事によって公開される文字数が異なる。
記事によって読者に訴えかける優劣が異なるのか、つまり記事に優劣を誰かがつけているのかと思った。そこでA新聞に聞いてみた。回答は以下
「記事の閲覧の際にログインが必要な記事につきましては、「ログインして続きを読む」の下部に「残りの文字数」と「本文の文字数」が表示されます。なお、上記で表示される記事の文字数については、編集上の判断により記事ごとに決めさせていただいております」

すでに有料でWeb版を契約している人もいるのでバランスからも公開する立場を取りにくいのだろう。公開文字数が少し少なくなってきたような気もする。
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本日この問題に関してのWeb版記事(以下)は全文公開でした。

(池上彰の新聞ななめ読み)慰安婦報道検証:朝日新聞デジタル

 

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