立山室堂「みくりが池温泉」はもっとも高所にある天然温泉がうたい文句。
交通手段が手軽に利用できることから利用客は多数の「観光客」と雄山まで行く本格的登山客が少し
10月18日は本年の初冠雪となり、私達を含め遅まきながらの紅葉狩観光客は、その雪の量と圧雪にあたふたとしていた。
周りの景色は思っても見なかった素晴らしい雪景色。青空の中で雲海に浮かぶ山稜や圧倒的な雄山
何枚も何枚もカメラのシャッターを切る。
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しかし到着時間が16時であり陽は陰りこれからはあとは凍結になる。
登山客でない「観光客」は全員がスニーカー程度。バス停留所から宿までの間500mほどをゆっくり這うように進む。
宿の人が途中急な下りや滑りそうな階段部分を除雪してくれていた。
なんとか無事宿まで到着。さっそく荷解きをする。
今回宿は8月に予約をしたが、その時期ですでに部屋は予約でいっぱい。
半分山小屋という性格らしく、何人でもOKという相部屋しか残っていなかった。
ところが当日宿フロントで記帳すると相部屋用の部屋ではあるが客は我々のみらしい。
多分これ以上の宿泊客はでないだろうとのこと。
部屋にはいると相部屋だけに部屋の入り口鍵はかからない構造になっていた。
しかたなく交代で温泉にゆくことにした。
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今回は事前に宿を予約していたのであるがこの「みくりが池温泉」はサイトでは現地清算ということになっていた。
朝出発時間(6時59分発)も早く途中ゆっくりした時間もとれずに現金引き出しをしていなかった。
交通機関で立山駅に到着後周りを見渡してみたが、ATMはなし。
土産物店にきくとその店ではカード決済はできるが、この近辺には郵便局やATMは一切ないとのこと。
困り果て、宿に電話をいれた。
今までにもそのような客があるらしく、宿のフロントも「(気軽に)後払いでいいですよ」「とりあえず来て下さい」とのこと。
後で調べると、この立山駅にも昔駅舎に隣接してホテルがあったそうだ。立山黒部のルートが完成し、美女ケ原や室堂に山小屋やホテルができて利用客が流れその結果閉業したそうだ。
そのころなら多分ATMもあったに違いない。
結局翌朝のチェックアウト時に「請求書」をいただき持ち帰った。
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宿泊は薄暮であったが「もっとも高所にある風呂場」からはかすかに富山平野の街明かりが見えた。
富山から立山は富山湾の深み1300mから立山3000mまではそれこそ一直線に駆け上がっている。
日本でも有数の荘厳な景観だそうである。まさに実感する。
http://www.tsm.toyama.toyama.jp/_ex/public/t-nature/tn-index.html
風呂場では福井県からというおじさん(己を差し置いて)仮名Aさんにであった。
四国遍路の話や青春18キップの話共通の話題で盛り上がった。
では後の食事でと挨拶を交わし別れたが、その食事は広いフロアがほぼ一杯の人。
そのAさんは遠い席で挨拶すら交わせず会釈するだけに終わった
翌朝外にでると、Aさんも宿周辺の写真をとりに出かけていた。Aさんは写真も趣味らしい。
「いい写真が撮れましたかと・・」
このような時にメールアドレスを交わせればお互いの写真の交換もできるのに残念。
メールアドレスを記載した「アドレスカード」を作ろう。
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さて今日これからは室堂から東京までの行程である。
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